はじまらないティータイム

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著者 : 原田ひ香
  • 集英社 (2008年1月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087712056

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はじまらないティータイムの感想・レビュー・書評

  • 初の原田ひ香さん♪…読み始めは内容が硬いな~と思い、一日置いたけど、するすると進み一気に加速!

    …みな癖のある女たちばかりで、奈都子、佐智子、里美、ミツエ。つながっていそうでつながっていない。まるで犬が自分のしっぽを、追いかけまわすようにグルグルと回っているよう。途中から予想外の方向に話が進むので面白くってやめられなかった。「こうだったりして~」と思った方向に進行したので、なおさら面白かった。

    一番ぶっ飛んでいると思ったのが、その歳で「パパちゃん」はどうかな…。そして「そのくらい本気で」と、のたまった実は肝っ玉?ミツエかな。30~40代なら共感できる部分が多いかも。一番ダメだーって思ったのがさとみ。…「努力」の本質をもっと考えようよ。。。努力して略奪って…どうよ?


    状況は笑いどころじゃなけど、おかしかった。狂想曲って感じ。原田ひ香さん、他も読んでみたいです。追っかけようかな。

  • 夫を略奪された佐智子、その夫博昭のいとこ奈都子、奈都子の母ミツコ、博昭の新しい妻里美、この4人の物語。

    微妙な関係性の4人が、じわじわと近づいていく。
    それぞれ、なんだか曲者で、でも、それぞれに思うところがあって、う~ん、女だなと言う感じ。

    ついに4人が相まみえて、さらに、一番問題の二人佐智子と里美を残して、話が終わってしまうなんて、うーっとなります。

    初読みの作家さん。
    読みやすく、女性心理をうまく描いているなと、興味を持ちました。
    誰に共感するか?が問われているようですが、どうにも、誰にも共感はできませんでした。

  • 最後の方、4人の女性の話がまじありあっていく場面はおもしろい。でも、もう少し描いて欲しかった。
    家に勝手にあがりこむ人の様子が、奇妙で面白い心理。

  • +++
    甥っ子の博昭が「できちゃった不倫婚」!ミツエは元妻・佐智子を心配して訪ねるが、離婚のショックで彼女が「奇妙な行動」をとっていることを知る。博昭の新妻はミツエの娘に近づき、事態は複雑に…。第31回すばる文学賞受賞作。
    +++

    博昭の不倫の挙句の離婚&できちゃった結婚をきっかけに、博昭の元妻・佐知子、略奪妻・里美、博昭の伯母・ミツエ、その娘・奈都子の不可思議な関わり合いが始まった。年齢も境遇も違う四人の女が、理解できなかったり、身を案じたり、不本意ながら解るような気がしてしまったりしながら、出口のない関わり合いを続けている。解決すべきことも、解決法もないし、どうしたいのかどうなりたいのかもよく判らないのだが、なんとなく女ってこういうものかもしれないなぁと思わされてしまう一冊である。

  • タイトルが秀逸。ほんとうにティータイムがはじまらない。なにかが始まりそうな予感だけを秘めて物語りは終焉する。続きがはてしなく気になる!出てくる女たちなんかみんなちょっとずつ狂ってて怖い。2013/421

  • ええ~~!ここで終わり~~!!?? ホントに題名通りじゃんww

  • キャラの立った女4人の四者四様がそれぞれの角度から描かれていて面白い。作り込みが完璧とは言わないが、それぞれの人物がよく練られていて、4人とも独特の魅力がある。中でも、一番凡庸っぽかったミツエの変化、変身ぶりには驚かされる。人間いくつになっても、変わったり成長したりできるんじゃないかと思えてきて、元気が出た。

  • 原田ひ香さん初読み。
    ちょうど読み終わった後に
    ご本人の講演を聴いたのだけど、
    こんな方がこんな小説書いたのかと思うと、
    なんか、素直にファンになってしまった。

    正直面白くなかったらどうしようという不安が
    先行していたんだけど、読んでびっくり。
    留保なく面白い作品でした。良かった!
    主な登場人物は4人。

    母のミツエと娘の奈都子、
    その親戚で、夫を奪われた佐智子と、夫を奪った里美。

    親戚の離婚と再婚に口を出すミツエがめちゃ面白い。
    「パパちゃん」て?
    最初はありがちなおばさんだよな、
    とか生意気にも思っちゃっていまいち乗れないんだけど、
    読んでいくうちにあまりに潔いおばさんぶりに
    病み付きになってしまった。

    佐智子は他人の家に不法侵入するという
    妙な嗜好があるんだけど、
    それをミツエに見られてしまった瞬間とか、
    ユーモアたっぷりに描かれていて最高でした。

    文章表現は講演会でもご本人が言っていたけど、
    天才肌というより、努力して身に着けた感がありますね。
    よどみなく流れる文体というより、
    何度も推敲して形にしたという感じ。
    でもそのドンくさいところがいい感じで
    コミカルなストーリーにマッチしてた。

  • 実際にありそうで怖いお話、

  • 読み応えがあった。読み終わるとタイトルがしゃれていると感じた。

  • 途中でやめられず一気に読んでしまった。他人の家にこっそり入ることが楽しみなんて衝撃。すごく面白かったのに、えっ!?ここで終わりなの!?とちょっとモヤモヤが残る。どんな酷い手段を使っても子供を産む者が勝者って・・・そうなのかも。

  • 2016.10.30読了。

    主人公含め、4人の「確執」を持った女達のやりとりでぐんぐん進んでいく。
    「努力しない人が苦手なんです」と歪んだ努力を続ける里美にはどうしても気を許せないと思ったが、親や世間の言う通りに真面目に生きてきた主人公の報われない苦しみが似たものだと気付いたとき、少しだけ理解できそうに思えるところがミソかと。

    佐智子さんと主人公母は互いに必要とされたい思いでつながっているが、それはひとえに家族ではなく、あくまで他人だから成し得たことだと思う。

  • 20160907
    もっと続きが読みたくなった。
    「一年に一回の海外旅行。新婚旅行+六回、合計七回の海外旅行を経てきた。気がついたら、子供がいない。やかんも壊れた。」

  • 原田ひ香さん、「三人屋」「アイビー・ハウス」に続く3冊目「はじまらないティータイム」を読みました。2008.1発行。結論は、とても面白かったです。147ページの作品です。最初から82ページぐらいまでは、物語の背景の説明が続き、タイトルの意味もわからない状態でしたが、82ページからどんどんひきこまれ、もう夢中になりました(笑)そして、144ページになって、「タイトル」、了解しました!(笑)

  • スイスイ読めた
    2014.5.16

  • 結末は無いけど、まあ、おもしろかった。

    全体的にテンポがいいのかな。

  • 淡々としていて、あっさり読める。

  • 大手保険会社の元重役の夫の妻であるミツエ
    娘である奈都子は結婚6年目だが、子供には恵まれない

    他人の家に入る性癖を持つ佐智子は
    里美に夫であり奈都子のいとこである博昭を寝取られ、
    一方的に離婚を言い渡される。

    離婚を助長したことに佐智子に申し訳ないと責任を感じたミツエ
    結婚式に出席してくれないことを奈都子に説得する里美

    午後にお茶を飲みながらまったりと読むことができそうな
    ほんわりした本

    努力の意味を間違えると怖い)^o^(

  • 女性の誰にも共感できない。

    この男性にそれほど魅力があるのかな?

    って思いました。

  • 世間一般に正しくないと思われる行為をしてしまった親戚への対応をめぐり、家族自体の関係が改善する話。欧米の影響を良くも悪くも受けている日本が、なんでもありになってきているという現状をよくあらわしていると思う。その中で、古き良き道徳なんかを大切にする日本人は、世間知らずで評判な神田うのなどが子供を産んだりすると、急に大人扱いされたりすることにとまどいを感じることなんかがある。そのなんで?という理解できない心情をよくあらわした作品。

  • 思い通りになるための「努力」を常に怠らず、目をつけた男を誘惑し妊娠し妻と別れさせた女とその元妻と夫の伯母とその娘。
    四人それぞれの歪みと悩みが錯綜する。
    誰もが足らず破綻しているが、それを押し通すことはある意味強いのかも。

    どんなに間違ってても嫌な奴でも、出産した女が世間的には上だと嘆く言葉には激しく同意。

    【図書館・初読・5/17読了】

  • なんだか・・・イライラしながらも読んでしまう。読んでしまうというよりも、思ったよりも文量が少な過ぎた。夜中にこっそり放送される短編ドラマみたい。

  • 努力して妊娠し、妻子ある男と結婚にこぎつけた女、その男の元妻。その男の叔母とその娘の4人の女のお話。
    人の家を盗み見るという発想と、進みが淡々としていて一気に読めた。

  • 思い込みの激しい人が何人か登場してきたが、その人の立場なら“有り”かなぁ~と、妙に納得してしまいました

  • 第31回すばる文学賞受賞作。

    ひとりの男の不倫から始まるはなし
    保険会社の元重役夫人、ミツエ
    その娘、奈都子
    ミツエの甥の元妻、佐智子
    現在の妻、里美

    パワー系181よりおもしろかった。
    女はこわいなぁ

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