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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
『冷静と情熱のあいだ』から10年、江國香織と再びタッグを組んで書かれた作品。
不思議な力を持つ主人公、九の人生の物語だが、常に何処かに茉莉の存在があるのが切ない。
50年という長い時間の中で九が体験する様々な出来事は、後々、回顧現象として現れるのが、不思議だが、胸に刺さるような印象を与える。
恋愛関係でもなければ普通の友達でもない、言葉にできない茉莉と九の共鳴の物語を、九のサイドから書くことで、独特の雰囲気をかもしだしているような気がした。
江國さんと対をなす作品と言うことで、「冷静と情熱の・・・」を想像しましたが、全く違いました。
ですが、コレはこれで面白かった。
日本人的な宗教感で書かれていて、小さい頃に祖父母に言われたことを思い出すような感覚です。
多くのレビューで言われる通り、前半は性的な描写が印象的です。後半は、主人公の特殊能力に対する「老い」を描いています。
途中で「ノンフィクション」と錯覚してしまったほど、引き込まれました。
江國さんの「左岸」レビューは以下より
http://booklog.jp/users/kickarm/archives/1/4087712354
前半は性小説かと思うくらいの内容で、後半は宗教じみてて、全く対で書いた作品の良さが分からないまま、終わってしまった。茉莉の物語も中途半端だったけど、九の物語の方がもっと中途半端。冷静と情熱のあいだを期待して読むと、かなりがっかり。
左岸より、右岸のほうが好きでした。
なんでだろう、最近辻仁成結構読み慣れてきたからかな。
というより右岸のほうが圧倒的に深い気がする。
左岸で茉莉も色々な苦労をしたけど、結局恋多き女のおしゃれすぎる話に終始していたような気がしていて(女性女性しすぎているのは残念ながらあまり好きじゃない)。右岸は人生そのものを中心にしていて、恋愛もかなり色々あるけど中心は九の特殊能力を持ちながらの生きざまっていうか。
読み応えは圧倒的にあった。ていうか左岸がぐだぐだな気がしていたので、右岸のほうが全くぐだぐだじゃないわけでもないけど面白いと思いました。
超能力をもった主人公の人生を描いた話。
恋愛小説を期待して読んだら、相当残念だった。
超能力とか宗教観とか、悲劇に悲劇をあまりに重ねすぎて、安っぽく感じてしまった。
ただ、主人公の弱さや恋愛観の部分については共感出来る部分があった。
恋愛小説(冷静と情熱の間みたいな作品)を期待して読むと後悔するので、左岸のみを読むことをすすめます。
左岸で意味のわからなかった最後の意味、ようやくわかりました。
左岸より読みやすかったです。
ただ、超能力とかは、理解できなかった。
寝る間も惜しんで読み進めてしまうくらい、熱中してしまった一冊。
個人的には、自分と重なる点が多く、まただからこそ、少し救われた部分もあった。超常現象や、スピリチュアルが苦手な人には、受け入れられないかもしれないけれど、たとえばよしもとばななが好きなひとには、当たり前のようにすんなり受け入れられると思う。
まだ左岸は読んでいないけれど、女性より、男性に読んでほしいと思った。
それは単に主人公・目線が男性だから、というわけではなく、その目線から描かれていてもなお(いるからこそ?)生々しい、女性の姿があるから。
九の人生をみつめようとすればするほど、人間として強く存在する女性の存在が、より際立った。
『冷静と情熱の間』の著者二人による男女異なった視点の小説。でも今回は「恋愛」小説よりももっと長い目で見た男女の人生の物語で、より深い内容です。男性側の「右岸」女性側の「左岸」を交互に読んで楽しみました。読んでいる一週間はとても楽しかったです。何となくみえてしまう最後がちょっと駆け足な気がしたけど、それ以外は良かった。はじめて「右岸」「左岸」という言葉が出てくる場面は美しかったです。
『冷静と情熱のあいだ』から10年あまり。
江國香織とともに、「出だしと終わりだけを決めてあとは自由にふくらませる」方法で雑誌に連載されていた『右岸』と『左岸』。 前共作とは違った面白さがありました。
決して交わることのない両河岸は主人公茉莉と九の人生であり、それを示すように流れつづける雄大な河。
二冊を読み終えると、題名がそんなイミを持っているのかと思わされます。
個人的には『左岸』が好きだけれど、それは男性目線、女性目線の違いでしょう。
江國 香織さんの「左岸」の対になる作品。 左岸の主人公茉莉の幼馴染というかソウルメイトというか、恋心を持ちつつも結ばれることはなかった祖父江九の半世紀。 うーん、「左岸」は結構面白く読めたのですが、この作品はちょっと自分的には微妙…。 超能力とか亡霊とか、スピリチュアルなことと絡ませながら人生の意味を描こうとしているのですが、なんだかちょっと胡散臭く感じてしまいました。 なんだろう、各... 続きを読む »
江國香織の「左岸」と対をなすものがたり。科学的に証明できないものはすきじゃないので、テーマが「超能力」と知ってちょっと敬遠したけれど、読みすすめていてもそこまで気になるものではない。
それよりもなによりも、特別な能力(書中で主人公は、決して特別ではない、と言っているのだけれど・・・)を持って生まれてしまったがゆえの苦悩、葛藤、逡巡がじつにたくみにえがかれる。おおいに非現実的なおはなしだけれど、その非現実性ゆえ、生きるとか、死ぬとか、愛するとか、失うとか、そういう至極人間的なものが色濃くにじむのかもしれない。
近づいてははなれ、それでも寄り添うかのような、「左岸」とのゆるやかなつながりもよいです。左→右の順で読むのが個人的には好きかも。
やっと読み終わったけど、やたら長かった・・・。この長さ必要?!
祖父江九の半生なんだけど、九が超能力を持つって設定でなんだかオカルトっぽくなってついていけない場面も。面白いかというと、うーん。ここまで読んだんだから読み切らなきゃという感じ。
それにしても辻仁成って人は「忘れられない人がいる」って設定が好きなのか自身の経験なのかわからないけど多い気がする。そして独特の辻仁成節。文章に自己陶酔というかナルシストぶりを感じる。
江国香織とのコラボ「冷静と情熱のあいだ」はわりと好きだった。一つのストーリーを女性側、男性側の別作品で描いたり、章毎に交代するのは他にもあるが、コラボは家族か仲間じゃないと難しいだろうなぁ~
超能力者の波乱万丈な一代記、という感じでもない。心理描写、展開ともたどたどしく納得しづらい部分も多い。ただ、過去の別イメージを寄せ集めて継ぎ接ぎしたような・・洋画でありコミックであり、小説であり・・妙な同年代の既視感があった。辻さんにとって、遊びじゃなく実験なんだろうなぁ。さて、次は「左岸」(笑)
江國香織さんの「左岸」の対になる辻仁成さんの「右岸」を読んでみた。
辻仁成さんと江國香織さんの対をなす作品は、これで2作目になると思います。
右岸は「九」という不思議な力を持った少年の話になります。
九は「茉莉」という子に恋をします。
2人の距離は、近いようで遠い・・・。
大きな川の反対側にいるような人生。
2人にはそれぞれの人生があるけど、九は茉莉の事を忘れられない。
読んでみると、
心が温かくなったり・・・
葛藤を感じたり・・・
人生ってなんなのって思ってしまう中に幸せがあったり・・・
個人的には左岸は良かったんだけどなー…
面白いくだりと、そうじゃない部分がハッキリ別れてました…
個人的には、の感想ですので悪しからず(>_<)

あらゆる人間は死に向かって歩いている。もうじき、遅かれ早かれ、愛する祖父母はこの世から旅立つことになる。九は泣きたくなるのを我慢した。
「じっちゃん、なんで人間はみんな死ぬとやろ。死んでどこに、行...





