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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
福岡出身の女の人の波乱万丈すぎる(主に男性関係)半生を描いた小説。
福岡、東京、パリを舞台に話は流れていきます。
会話のほとんどが博多弁で、一見この作者の小説っぽくないです。
が、四季の移り変わりの色鮮やかな感じとか、主人公がしっかり自分の意志を持っているかのように見えて、本能の赴くままにほわほわと飛んで行くところを読んでいると江國さんぽいなぁと思います。
右岸も読んでみたいとです。
『冷静と情熱のあいだ』から10年、再び辻仁成さんとタッグを組んで書いた作品。
歌を唄うことの大好きな少女・茉莉の17歳で家を出るところから物語は始まる。
茉莉は沢山の恋をし、別れを繰り返す。
流石江國さん、数ある恋愛経験を書かせても、その1つ1つが運命のごとく感じられるのが凄い。
しかし、恋を重ねても常にあるのが幼馴染・九の存在。
心の片隅に想う人がいながらも綴られる物語はやはり切ない。
50年の魂の響鳴を茉莉の視点で書くことで、深い心理小説を読んでいるような気持ちになった。
「恋多き女性を主人公にした恋愛小説」と言った感じです。
文庫化され書店に平積みされたのを見て、本書を知りました。
辻さんと対をなす作品と言うことで、「冷静と情熱の・・・」を想像しましたが、全く違いました。
先に辻さんの「右岸」を読んでからの「左岸」です。
「右岸」では祖父江九と言う人物を描いて、一方「左岸」では寺内茉莉と言う人物を描いています。
辻さんの「右岸」と対になってるとは思えないほど、違った作品だと思いました。
「右岸」を先に読んだせいもあるかもしれませんが、女性視点での描写だからなのか、私的には物足りなかった。
辻さんの「右岸」レビューは以下より
http://booklog.jp/users/kickarm/archives/1/4087712346
あの「冷静と情熱の間」から早何年なのだろうか。 江國香織と辻仁成の2作品にわたる小説である。 でも、今回はあの時よりはるかに話の内容が多い。 どんなものだろうかと、本屋で手を伸ばした。 江國香織さんの作品は文庫になればかなりの頻度で読んでいる。 言葉遣いが好き。 リズムが好き。 作品の中の女性が好き。 自分とどこか似ていて、でも全然似ていない主人公。 ただ... 続きを読む »
茉莉と言う一人の女性の人生を描いた作品。
ちょっと不幸な、でも平凡な主人公で、よくこれだけの作品になったなぁ~、と思うくらい普通。
詳しい感想は主人公の幼なじみ・九の物語を読んでから。
先月読んだから結構忘れかけている部分もあるのだけど・・・
茉莉が女性として成長していく姿や、周りの人の描写が素晴らしい。
幼い時になくした兄の言葉も、子供ながらにとても深みがあるというか。
かなり長いので読むのには時間かかるけど、読んで損はないと思う。
あ、あと恋多き女の小説っていう意味では勉強になりました。
江国香織さんの小説は好きでほとんど読んでいます。
これはかなり長編。
江国さんの小説はいつも何度も読み返していますが、これは読み返す気にならなかった。
いつものほうがおもしろかった。
右岸、まだ読んでないです。
一人の女性の人生を恋愛を中心に描いた作品。
右岸とは違い、期待していた恋愛小説だったので楽しみつつ読めた。
色々な人との出合い・別れを通じて、人生観・恋愛観も変わっていく様子が丁寧に描かれていて面白かった。
冷静と情熱の間』の著者二人による男女異なった視点の小説。でも今回は「恋愛」小説よりももっと長い目で見た男女の人生の物語で、より深い内容です。男性側の「右岸」女性側の「左岸」を交互に読んで楽しみました。読んでいる一週間はとても楽しかったです。何となくみえてしまう最後がちょっと駆け足な気がしたけど、それ以外は良かった。はじめて「右岸」「左岸」という言葉が出てくる場面は美しかったです。
茉莉の生き方とか、人との関わりとか、茉莉のことがかかれています。
九の側から書かれた右岸をみれば、ここで?と思うことも解決できるのかな?
なんか疑問が残った小説でした。
左岸と右岸で繋がっているなら、右岸も読んでみたいです。
『冷静と情熱のあいだ』から10年あまり。
辻仁成とともに、「出だしと終わりだけを決めてあとは自由にふくらませる」方法で雑誌に連載されていた『右岸』と『左岸』。 前共作とは違った面白さがある。
決して交わることのない両河岸は主人公茉莉と九の人生であり、それを示すように流れつづける雄大な河。
二冊を読み終えると、題名がそんなイミを持っているのかと思わされます。
個人的には『左岸』が好きだけれど、それは男性目線、女性目線の違いなのでしょうか。
江國香織にしてはなんか生々しいというか・・・
貧乏くさい設定だな。地に足のついて無い感じは相変わらずだけど
川崎のボロアパートの同棲からガソリンスタンドの嫁・・・。
と思ったら突然パリで世界的画家のミューズってwww
とか思ってたら辻仁成とのコラボ作だったのでした。
あー、、、なるほど。右岸は読んでないけど
ちょ、超能力??って唐突感はなくなるんだろうか。
うーん、相変わらずムードはあるがなー、
嫌いじゃないがなー、むしろ結構好きじゃがなー
とタラタラ読み進めておりましたが、ラストにむけて、
何がこう、ってわけじゃないけど、人生の立場の変化、
ステージの移り変わりが実感として理解できる年齢で読むと
くるものがあるよね。
なぜか脳内で池谷理香子の絵で再生されてました。
ホタテにはプュイイフュメだね!
・「チョウゼン(超然)としよう」
・親い人を何人か亡くした身なので「みんないなくなってしまう」寂しさのような空しさに…そして
自分の両親との別れも遠からずの年齢のため、入りこんでしまった
1人の女性の人生を幼少期から丁寧に書いていましたねぇ。芯のある女性のいきざま、って感じでしょうか。波乱に富んだ人生なのですが、読み手側としては決して楽しいわけでなく、且つスピード感のある内容ではないので、最後まで読み終わるまで時間がかかりました。ラストが中途半端でして。でも、辻氏の右岸があるので、そういう結末だったのか、と。
茉莉の人生を描いた大作
九を描く辻仁成の右岸と対になっている。
17歳で恋人と駆け落ちするところからはじまり、幼少時代の回顧を挟みながら現在形で進んでいく。
江國香織の描く女性は極端ではあるにしろ、誰もが持っている要素を生々しく描いてる。
最愛の兄の死、母の出奔、夫の死、残された老いていく父
それでも前へ、遠くへと進んでいくバイタリティは恋愛からもたらされていたのかな。
魅力的な博多弁が移ってしまう。
時間は、なにもかおを押し流していく。あたしたちは、波打ち際の砂と同じだ。
それならば遠くへ行こう。それならばどこまでも、うんと遠くへ行ってやろう。(296p)
「あれこれ考える前に、まず飛び込む。そうしないと人生なんて動けなくなるに決まってるんだから」(364p)

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