ジェミニの方舟 東京大洪水

著者 :
  • 集英社
3.71
  • (14)
  • (37)
  • (34)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 196
感想 : 33
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087712490

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 展開が早く一気に読んでしまった。面白い。

    奥さんが頑張り過ぎててちょっと可哀想かも。主人公はいろんなところから呼ばれて大人気、超大型台風の中でそんな移動してていいの?って思えるくらいだった。

    大事な子供を任せてた主人公の母親と弟にはイライラしてしまった。昔の洪水で家族を亡くしてるのに川の氾濫を甘く見てる神経が分からないわ。

    災害系の登場人物は引き継がれてるみたいなので、気になる人は最初から読んだ方がいいかもしれない。ただ研究所の人たちや都知事とかが同じなだけだから何も知らずに読んでも問題ないとは思う。

  • こういう時期だからこそ、災害小説を読もうと決意し、GW期間中に3部作を読み終えた。
    「備えあれば憂いなし」とはよく言ったもので、慢心していると自然からしっぺ返しを喰らうことがよく理解できた。

  • 1

  • ここ数年で水害が増えている気がする。
    今年の台風被害も凄まじいものがあったし、他人事として捉えていてはいけないなと。

  • 現代の預言者 高嶋 哲夫。この人ほど近未来の天災、人災を言い当てた人はいない。作家としての技量も文句ないんだけど、どの本読んでも登場する女性が魅力的じゃないんだよね。本作品も同様。ここを、もっと魅力的な女性に描けたら、映画化の話だってくるのに。甘めの⭐⭐⭐⭐⭐

  • 集中豪雨と双子台風。
    自然災害の恐ろしさ。

    ・・・誰のセリフなのかわからなくなってしまう口調。

  • 富士山噴火に魅せられて読んでみましたが、面白いです。
    この今の気象状況から実際にありそうで怖く感じました。
    他の作品も読んでみたくなります。

  • ストーリーの中の台風の接近に伴って、心臓がバクバクして、どんどん引き込まれていきました。高嶋さんの本のすごいのは、これがなまじっか空想物語ではないというところ。
    個人的に東京の船めぐりが好きで、深川近辺の川や、小名木川や、荒川閘門なども見学し、いくつも水門を見ましたが、江東区は本当に川面よりずっと家々が低いのです。

    年々ひどくなる温暖化の気候変動や台風の被害…。実は東京の設備は、それらの最悪の想定には追いついてないのかもしれない。決して語られはしないけど。

  • 首都圏に過去最大級の台風が上陸する。その時東京に何が起こるのか?我々はどう対応するべきかを問うシミュレーション小説。この夏各地を襲っている局地的な豪雨が、この小説の真実味を増大させている。アメリカにも毎年のように巨大ハリケーンが上陸し、今年もグスタフがある程度の被害をもたらした。私は7年前に集合住宅を購入したが、川沿い・低地・沿岸部は最初から候補に入れなかった。理由は正にこの本に書かれている。とはいえこのような大災害は50年から100年に一回位であり、気にしても仕方ないかも。まぁ杞憂に終われば幸いであるが・・・

  • ストーリー展開はM8やTSUNAMIに似ているけれど、この圧倒的な迫力、緊迫感は言葉に言い尽くせない物がある。現実的にここまで最悪の事態が起きるかは著者のポイントではなく、作中にも書かれているように想像力豊かに心構えをしておくことの重要性が主題なのだろう。

全33件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

一九四九年、岡山県玉野市生まれ。九四年「メルト・ダウン」で第1回小説現代推理新人賞、九九年「イントゥルーダー」で第16回サントリーミステリー大賞・読者賞を受賞。他に『ダーティー・ユー』『ミッドナイトイーグル』『M8』『TSUNAMI津波』『東京大洪水』『風をつかまえて』『乱神』『衆愚の果て』『首都感染』『首都崩壊』『富士山噴火』『日本核武装』『神童』『ハリケーン』『官邸襲撃』『紅い砂』『決戦は日曜日』など著書多数

「2022年 『落葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高嶋哲夫の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×