恋愛嫌い

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 324
感想 : 64
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087712636

作品紹介・あらすじ

恋愛は、難しい。面倒くさい。上手くいかない…。それならいっそ、一人で生きちゃ、ダメですか?痛いほどリアルで、じんわりと勇気をくれる3人の女たちの物語。

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすいし、おもしろかった。
    「一人で生きちゃ、ダメですか」と「前向き嫌い」が好きだったかな。要所要所でわかるな〜と思ってしまったのはどうなのか…。笑
    喜世美、翔子、鈴枝は年齢も性格も違うけど、誰にも共感できる部分はあった。恋愛に関して毒吐きたくなること、ある。でも自分のダメなとこもわかってての気持ちなのがまたリアルで。でもこういうの、性格悪いと思われるのかなぁ。

  • 鈴枝35歳、喜世美29歳、祥子26歳の仕事も世代も違う働く女性3人。
    ランチをきっかけにしりあった、彼女たちの恋愛に関する短編が
    交互に書かれている短編集。
    恋が苦手でとか、一人で生きちゃダメですかとか
    前向き嫌いとか、あきらめ上手とか、題名見ただけで
    どんな話か読んでみたくなるものばかり。
    どの話もふむふむ、うんうんと面白く読める。
    最後3人のうちの一人が結婚するだけど、その理由が
    予想外でかなり驚いた。本の題名を裏切らない理由。笑った。

  • 主人公となる3人の女性にそれぞれ
    激しく感情移入できるところがあり面白かった。
    私はこの3人に近いものがあるなぁと。。。

  • あぁ、その気持ち解かる~感が満載でした。ランチメイトという緩い繋がりの3人の女性が、自分の後ろ向きさ、非上昇志向を認めているところや、目の前のいわゆる世間的オイシイ男を目の前にしても、どこか冷静に恋愛と対峙している部分等、リアルさが感じられてとても良かったです。

  • 主人公たちの考えていることは分かるし、共感できる部分もある。
    だけど、フィクション小説を読んでいる身としては、「もうちょっと頑張れよー!」と思ってしまう部分も多々あった。
    リアルすぎるのかもしれないですね(笑)

    一番最後のお話が、恋愛小説(?)っぽくて一番好きでした。

  • ああー。なんていうか染み渡る。
    そうだよね、そうだよね。と
    共感したくなる。

    恋愛しないとダメですか?
    キラキラと生きなきゃダメですか?
    そうじゃなくてもそれなりに
    毎日に不足も感じず生きていけるよ、
    という勇気を持てる。

    主人公が1話ごとに代わり、
    3人の話がローテーションで進んでいく。
    それぞれがそれぞれのままに
    恋愛から逃げたりしつつ
    生きている様は、
    キラキラしたい人や前向きな人からは
    疎まれたり、
    もっと頑張ればいいのに、とか思われるんだと思う。
    けど、そうやって生きられなくても
    いいんじゃないかな、
    逃げたりしてもいいよね?と共感できてあっという間に読めました。
    逃げを肯定しつつも
    やっぱりいわゆる一般的な幸せ、の形に収まったら
    それはそれで、良かったね、おめでとう、って
    言ってしまうものですが(笑)

    この人の本は初めて読みましたが
    他の本も読みたいです♪

  • 2016.12.13 読了


    恋愛が苦手な女子3人の短編集。

    それぞれ 自立して、仕事もしていて
    けど、ただ恋愛は苦手。


    ところどころに “わかる、わかる!”があり、
    読んでて面白かった。

  • 軽く読むのに丁度良かった。翔子、喜代美、鈴枝、三人の恋愛に苦手な女たち。それぞれが言い寄られたりデートしたり、初体験の相手に再会したり、でも普通の小説にあるような展開にはどうもならない。でも、三人ともこれでいいんだ、と思っている。前向きじゃなくてもお金がなくても恋愛出来なくても、わたしはわたしでやっていく。恋愛至上主義とは真反対にやっていく、でも普通の女性三人、ありそうでない小説でした。

  • 3人の恋愛話。とてもリアルで真面目すぎる恋愛。恋愛とも呼べないような感じだけど、読んでいてクスッと。
    いいなぁって思う。
    恋愛できるうちが華!

  • 図書館にて、タイトルを見て即借りようと思った本。全体的に、あー分かる分かる、あるよねそういう気持ち。という感じでした。軽くするすると読めるのでお話が入ってきやすかった。特に何か救いのあるようなお話ではなかったけど(読了後にポジティブになれる!ような感じはない)、分かるよその感じ、でもそうやってみんな生きていくんだよね、みたいな気持ちになる。

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