- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087712636
作品紹介・あらすじ
恋愛は、難しい。面倒くさい。上手くいかない…。それならいっそ、一人で生きちゃ、ダメですか?痛いほどリアルで、じんわりと勇気をくれる3人の女たちの物語。
感想・レビュー・書評
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読みやすいし、おもしろかった。
「一人で生きちゃ、ダメですか」と「前向き嫌い」が好きだったかな。要所要所でわかるな〜と思ってしまったのはどうなのか…。笑
喜世美、翔子、鈴枝は年齢も性格も違うけど、誰にも共感できる部分はあった。恋愛に関して毒吐きたくなること、ある。でも自分のダメなとこもわかってての気持ちなのがまたリアルで。でもこういうの、性格悪いと思われるのかなぁ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
鈴枝35歳、喜世美29歳、祥子26歳の仕事も世代も違う働く女性3人。
ランチをきっかけにしりあった、彼女たちの恋愛に関する短編が
交互に書かれている短編集。
恋が苦手でとか、一人で生きちゃダメですかとか
前向き嫌いとか、あきらめ上手とか、題名見ただけで
どんな話か読んでみたくなるものばかり。
どの話もふむふむ、うんうんと面白く読める。
最後3人のうちの一人が結婚するだけど、その理由が
予想外でかなり驚いた。本の題名を裏切らない理由。笑った。 -
主人公となる3人の女性にそれぞれ
激しく感情移入できるところがあり面白かった。
私はこの3人に近いものがあるなぁと。。。
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あぁ、その気持ち解かる~感が満載でした。ランチメイトという緩い繋がりの3人の女性が、自分の後ろ向きさ、非上昇志向を認めているところや、目の前のいわゆる世間的オイシイ男を目の前にしても、どこか冷静に恋愛と対峙している部分等、リアルさが感じられてとても良かったです。
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主人公たちの考えていることは分かるし、共感できる部分もある。
だけど、フィクション小説を読んでいる身としては、「もうちょっと頑張れよー!」と思ってしまう部分も多々あった。
リアルすぎるのかもしれないですね(笑)
一番最後のお話が、恋愛小説(?)っぽくて一番好きでした。 -
ああー。なんていうか染み渡る。
そうだよね、そうだよね。と
共感したくなる。
恋愛しないとダメですか?
キラキラと生きなきゃダメですか?
そうじゃなくてもそれなりに
毎日に不足も感じず生きていけるよ、
という勇気を持てる。
主人公が1話ごとに代わり、
3人の話がローテーションで進んでいく。
それぞれがそれぞれのままに
恋愛から逃げたりしつつ
生きている様は、
キラキラしたい人や前向きな人からは
疎まれたり、
もっと頑張ればいいのに、とか思われるんだと思う。
けど、そうやって生きられなくても
いいんじゃないかな、
逃げたりしてもいいよね?と共感できてあっという間に読めました。
逃げを肯定しつつも
やっぱりいわゆる一般的な幸せ、の形に収まったら
それはそれで、良かったね、おめでとう、って
言ってしまうものですが(笑)
この人の本は初めて読みましたが
他の本も読みたいです♪ -
2016.12.13 読了
恋愛が苦手な女子3人の短編集。
それぞれ 自立して、仕事もしていて
けど、ただ恋愛は苦手。
ところどころに “わかる、わかる!”があり、
読んでて面白かった。 -
軽く読むのに丁度良かった。翔子、喜代美、鈴枝、三人の恋愛に苦手な女たち。それぞれが言い寄られたりデートしたり、初体験の相手に再会したり、でも普通の小説にあるような展開にはどうもならない。でも、三人ともこれでいいんだ、と思っている。前向きじゃなくてもお金がなくても恋愛出来なくても、わたしはわたしでやっていく。恋愛至上主義とは真反対にやっていく、でも普通の女性三人、ありそうでない小説でした。
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3人の恋愛話。とてもリアルで真面目すぎる恋愛。恋愛とも呼べないような感じだけど、読んでいてクスッと。
いいなぁって思う。
恋愛できるうちが華! -
図書館にて、タイトルを見て即借りようと思った本。全体的に、あー分かる分かる、あるよねそういう気持ち。という感じでした。軽くするすると読めるのでお話が入ってきやすかった。特に何か救いのあるようなお話ではなかったけど(読了後にポジティブになれる!ような感じはない)、分かるよその感じ、でもそうやってみんな生きていくんだよね、みたいな気持ちになる。