宵山万華鏡

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著者 : 森見登美彦
  • 集英社 (2009年7月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087713039

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宵山万華鏡の感想・レビュー・書評

  • 間もなく祇園祭ということで、久々の森見さん。
    これからの時期にピッタリの作品。

    最初はあまり引き込まれなかったのだけれど、
    各章が分かれつつ、全てリンクされている構成の中、
    いつの間にか森見ファンタジーの中。

    お祭りの妖しい雰囲気の中、阿呆なことに全力を尽くす、
    『偏屈王』元メンバー他(笑)

    現実から宵山様の不思議な世界へ抜け出したい人に、
    お勧めの一冊。

    あぁ京都に行きたい。お祭りに行きたい。

  • 「働く人の目の前で、日の高いうちから飲む麦酒はうまいなぁ。背徳的な味がするよう……」

    阿呆な計画に巻き込まれ、宵山の夜を駆け巡る仲間たち。年中行事により頻繁にバスの運行予定は狂うわ、観光客は多いわ、平日でも山伏御一行に遭遇するわ、帰路はいつもニッキの香りに満ちているわ…京都、先月まで通っていたけれどまことに油断ならないところである。
    宵山の夜、しれっとした顔で妖が紛れ込んでいてもおかしくない。
    宵山金魚、宵山劇場がたまらなく素敵。金太郎に睨まれて宵山様のところまで引っ立てられたい!

    千と千尋✖きつねのはなし✖夜は短し〜 な世界観。ところどころ、ひやりと怖かった。

  • 祭囃子の聴こえる宵山の夜、知られざる京都で開かれた宵山様のお祭り。
    仲の良い姉妹や、高校時代の友人や、画家と作家や、それぞれが体験した宵山の夜。

    それは霊験あらたかで、ときに奇々怪々で、気付けば恐怖に震え、知らずに優しさで包まれたような…そんな集大成が詰まった物語でした。

    森見さんは、やっぱり最高です。
    こんなにも摩訶不思議な世界を作り出して、さも異色の世界に自分も足を踏み入れた気分にさせてくれる技術。超一流だと思います。
    赤提灯や露店の賑わい、浴衣で京都を練り歩く人々の喧騒。屋台に吊るされて揺れる金魚。
    電飾で目がチカチカする祭の夜を味わった気分です!

    “人生には、意味の分からない遊び心も必要なのだよ“

    そう言われた気分です。

  • 最高!!これぞ森見ワールド。
    赤い浴衣の女の子たちに手を引かれて、私も宵山がみせる異世界に迷い込んだみたいな気分。
    金魚、赤い浴衣、風船、山鉾、鯉…紺色と桃色が混じり合う時間。

    失踪した女の子はホンモノの宵山様になったのかなぁ。
    バレエ姉妹の姉の方が会ったのはその女の子では???
    でも結局あれは何だったのか…って考えるよりも、この浮遊感のなかを漂っていたい!

    というか、この世界観を活字で表現できるのが本当にスゴイ。
    表紙の装丁も素晴らしい。
    あと、平成狸合戦ぽんぽこのあのシーンと被る。(笑)
    京都に、祇園祭に、行ってみたくなった。

  • 祇園祭の宵山様は、変幻自在で神出鬼没♪ 目くるめく森見ワンダーランドで、頭の天窓が開きました。
    ストーリーがあちこちでリンクするのが楽しい。再読したら新発見があるかも。
    「宵山金魚」から「宵山劇場」への流れが好き。被害、じゃなくて、もてなしを受けた藤田君、仕掛人の乙川さん、小長井、丸尾、高藪さん、岬先生、山田川、みんないい味出してた。
    あんなにお茶目だった乙川さんが、「宵山迷宮」では怪人物に…。一体何者?

  • 京都の祇園祭宵山で起きる摩訶不思議な出来事の数々。

    バレエお稽古の帰りに寄り道した宵山ではぐれてしまった姉妹。
    同級生の乙川にまんまと騙された偽宵山作戦。
    偽宵山作戦に駆り出された人たちの奮闘。
    かつて宵山で姿を消してしまった従姉妹と叔父の行く末。
    繰り返す日々に悩まされるときに乙川に差し出した物によって助かった画廊。

    赤い浴衣を身にまとって、ひしめき合う人たちの合間を泳ぐようにすり抜けていく女の子たち。
    ふてぶてしい顔をした妖怪じみた超金魚。

    現実のなかに入りまじった奇怪なものたちの世界。

    どこからが現実でどこまでが異世界なのか、境界線が曖昧になりつつも、祭りの喧騒を感じて魅力的だった。)^o^(

  • 京都の宵山の情景が目に浮かぶようで、きらきらしてとても綺麗でした。
    宵山劇場から面白みが分かってきて、最後の宵山万華鏡を読み終わった後は脱帽でした。

  • お久しぶりの森見さん。

    森見作品に限っては「阿呆」と「くだらない」が
    最大級の褒め言葉だと思っているのですが(笑)
    今回は阿呆はすっかり影を潜め、妖しい雰囲気の短編集。

    こういう感じのもすごく好きだわ~♪
    系統的には「きつねのはなし」に似ているかな。
    京都という土地の持つ魔力を存分に堪能できるお話です。

    読み進めていくうちに、宵山の奥へ奥へと誘われるような…
    赤い浴衣を着た女の子達に付いて行きたくなるような…
    何とも不思議な吸引力のある作品です。

    プッと笑えるお話もあれば、ちょっぴり怖いお話もあり。
    連作短編集になっていて、お話がリンクしているのが面白い。
    また京都に行きたくなりました。

    余談ですが、孫太郎虫をググってしまった事に後悔(笑)

  • 初めて宵山を見た2013年夏。実際に見た宵山は、勇壮なわけではないのですが、ものすごい喧噪と狂騒を感じさせる、とても強烈な「熱気」でした。

    「夜は短し歩けよ乙女」ですっかり魅了された作家である森見登美彦氏が、その宵山をタイトルに入れた本品を、このタイミングで読んだというのは、運命という言葉を好かないワシであっても、ちょっと、巡り合わせみたいなものを感じます。

    作品自体は、一言で言うなら不思議です。でも、あのお祭りのもつ空気の中でなら、こんな不思議な物語がその裏で、その隣で、その中で紡がれていたところで、不思議ではないかもしれません。宵山を見て、本作を読むと、それがしっくりと来るから不思議です。

    とまぁ、「不思議」の大安売りみたいな段落になってしまいましたが、その他にも、オムニバス形式のような視点切り替えの構成が面白かったです。ただ、物語がフワッとしたまま終わってしまった感はあり、そこには良し悪し意見が分かれそうです。

  • ちょっと不思議な話。と思ったら、どうも大掛かりな舞台装置と役者による悪戯らしい。と納得したら、奇妙な空間が混ざっている。
    一見、宵山を舞台にした短編集のようだが、1話1話がどこかで重なっている。夢現が曖昧な話も、同一時間軸における群像劇のような書き方も、私好み。宵山を見た(行った?)ことはないが、祭りの夜の、なんとなく非現実の入り混じっていそうな妖しげな雰囲気が、そのまま閉じ込められている気がする。
    そして、つい先日、「聖なる怠け者の冒険」を読んだ身としては、実は同時進行でぽんぽこ仮面騒動が起こっているのかしらと、想像してみたくなる。

  • 一風変わった友人と祇園祭に出かけた「俺」は“宵山法度違反”を犯し、屈強な男たちに捕らわれてしまう。次々と現れる異形の者たちが崇める「宵山様」とは?(「宵山金魚」)目が覚めると、また宵山の朝。男はこの繰り返しから抜け出せるのか?(「宵山迷路」)祇園祭宵山の一日を舞台に不思議な事件が交錯する。幻想と現実が入り乱れる森見ワールドの真骨頂、万華鏡のように多彩な連作短篇集。
    「BOOK」データベース より

    京都に住んでいると、閉じ込められたと錯覚するくらい時代が変わっても変化しないものがあるということを感じることがある.そんなことを思い出す一冊.

  • 現実と幻想の間で、複数の物語が少しずつリンクしながら、しかし、パラレルワールドのように進みます。
    子供のころは単純に楽しいお祭りも、少し冷静に見てみれば、一種異様な盛り上がりが感じられ、提灯の灯りなど異世界、非現実の世界への入り口のようにも感じられます。
    色々な表情を見せる万華鏡のように、様々な主人公の視点から宵山の物語が作られる。
    本作でも不思議な世界に迷い込んでしまったように感じられた。
    今、自分が生きている世界は本当の世界であろうか、明日は来るのであろうか。

  • うん。これ好きだな。
    内容も好きだし、こういう凝った構造の話は好きだ!
    シーンによってはとても絵画的で、なんだか絵にしたいようだった。実際描こうとしたら技量不足でうまくいかなそうだけれど。。

    シリアスファンタジーかと思いきや、おちゃらけ青春もの(?)、かと思いきやシリアスファンタジー。
    最後もうちょっとしっかり風呂敷畳んでくれても良かった気はするけど、これはこれでありだな。

    個人的には、びっくり大作戦の宵山金魚の章が一番楽しくて好きでした。
    「太陽の塔」の高藪さんが出てきたのも素敵だった。
    あぁ、高藪さん…良い人なのに。

    森見作品、好きかも知んない。
    一通り読んでみよ。

  • 京都祇園祭宵山を舞台とした6話収録の短編集。
    でも著者お得意のリンクが仕掛けられて、
    聞いたことのある名前がポンポン違うお話にも登場してにんまり。
    どうしようもない阿呆な話や、ちょっと不思議なミステリーや、
    背中がぞくっとくる話もあり、色々なジャンルを楽しめますが、
    全体的に言えばファンタジーなのかな。

    日本三大祭に称される祇園祭の宵山。
    読み終えてから検索してみて驚きました。凄い人人人…・
    こりゃ姉妹も迷子になるわな(笑)

    というわけで、バレエ教室の帰りにはぐれてしまう妹と姉のそれぞれの話や、
    宵山を堪能すべくやってくる友人に、”ニセ宵山”を演出する話や、
    阿呆大学生の青春物語を取り入れた、”ニセ宵山”の舞台裏話や、
    ずっと宵山の1日を繰り返す人のお話などなど、
    個人的には全部印象深く、全部面白く読みました。
    細かなツッコミどころは多々ありますが、
    それを差し引いても恐るべし森見登美彦。
    阿呆とユーモア話以外にもぞくっとする話、なかなかのものですな。

    何よりも読み終えた時に、京都に行きたくなります。
    物語と同じところに行きたくなるって言うのは、
    結構な褒め言葉ではないでしょうか。

  • 宵山を舞台にしたファンタジー。
    ただ少し作者の自己満足で終わってる気がします。

    1つ1つの話ごとに、主人公を変えながら、物語を進めているのですが、
    逆にそれが、複雑に難しくしていると思います。

  • 祭りには恐ろしさと楽しさの両方があるけれど、その根っこは1つという作者のあとがきの言葉が好き。

    この作品に出てくる面白い話も怖い話もレトロな雰囲気で読んでいて文章の中で起こる出来事が京都を舞台にすんなりイメージできた。

    森見さんの面白いことにも怖い事にもとことん力を入れている感じがとても良い。

    宵山金魚の最後の台詞「よくぞ聞いてくれた。意味などない。」というのは純粋に面白さを求めている人々をよく表していてすがすがしかった。

    怖ろしさは、恐怖を感じる人々の目線で書かれている。宵山で起きる怖ろしさには悪意はない。でも人の手には余るものでそれに触れてしまったら怖ろしい目に会う。こういったものは日本昔話に出てきそうなものでどこか懐かしい雰囲気の怪談になってる気がする。

    レトロで無邪気な話でとても好みな雰囲気。うーん、京都行きたい。


    森見さんの作品を読んでいると、面白いものに強く憧れているような、でも一方でつまらない自分をすごく客観視した冷めたものを感じる。

    森見作品の面白さってすごく憧れるけど、つまらない自分の描写にはすごく共感できる。
    それがあるから森見作品はすごく大好きです。

  • そもそも生まれてこの方5回くらいしか北海道を出た事のない(内2回は修学旅行)私は、表題の「宵山」の意味が解らなんだ。そして祇園祭と葵祭の区別すらつかなんだ。

    ……北海道から出た事ないとか関係ないですね。
    京都府民に頭からお茶漬けをかけられても文句は言えまい。
    いやその前に高校の時の古典の先生から鉄拳を喰らうかもしれぬ。

    あれでしょ。
    葵祭は上賀茂神社・下賀茂神社両社の大祭。
    そして祇園会は八坂神社の祭礼で、夏の疫病除けなんですよね?
    で、祇園会の前夜祭を「宵山」っていうんですよね?
    元々は午頭天王の霊を鎮める御霊会が起源、ってすごいスケールですよね。平安時代ですものね。

    そんな超伝統行事を舞台に、登場人物達が交錯する『宵山万華鏡』。
     
    正直、私にはホラーに等しかったです。

    やれ提灯だ行灯だ、出店の焼き鳥だ林檎飴だベビーカステラだ、って視覚的・嗅覚的な描写が非常に丹念で、実際に宵山に足を踏み入れた事はないけれど、実際に雑踏の中でもみくちゃにされているような息苦しさが伝わって来るんですね。で、幼少の頃に行ったお祭の記憶が芋蔓式に蘇る。

    私は祭の喧騒の中で迷子になる事にかけてはプロ級、と自負してやまない者ですが、30過ぎた今でもはっきりと覚えてますもん。幼少期の迷子体験を。
    つないでいた手をほんの一瞬離しただけなのに煙のように消えている母、とか。父だと思って見失わないように追っていた背中が他人、とか。もう、思い出しただけで身震い。

    行ったきり戻って来られない。
    この怒涛のような恐怖感&不安感を最初に叩き込まれるのって、お祭の場だと思うんですよね。 だからどんなに提灯が灯っても、林檎飴がキラキラしても、たこ焼きが香ばしくても、やっぱりお祭って怖い。表面上は物凄く楽しそうなだけに、フラフラ吸い寄せられてしまうのが怖い。
     
    「宵山姉妹」「宵山万華鏡」
    姉とはぐれてしまって心細い妹、ほんと見てらんなかったです。
    でも姉ちゃんは大冒険で意外と楽しそう。風船より妹の心配しなさい!姉として!
    特に「姉妹」の方は森見ギャグとかもあんまりなくて、さながら長野まゆみの如しであった。

    「宵山金魚」
    森見作品に欠かせない「変な友人」、ここに出てました。そしてこれ以降、ますます変になります。
    奥州斎川孫太郎虫?嘘かと思ってたよ。で、ネットで調べたら実在していたよ。

    「宵山劇場」
    『夜は短し歩けよ乙女』劇中劇、「偏屈王」の裏方2人がまさかの登場。
    なんか、普通にいい話なんですけど。芝居の小道具作ってる時とかって一番楽しいよね!

    「宵山回廊」「宵山迷宮」
    この恐ろしき「宵山」の根源に迫る2作。ひたすらに切ない。
    あ、『四畳半神話体系』みたいな日常無限ループネタも、相当怖いですよね。

    読後感はまさに、祭の後。
    楽しかったんだけど、怖かったんだけど、早く帰りたいんだけど、でももうちょっと遊んでいたいんだけど、あ、もうおしまい?少し寂しい。そんな感じでした。

  • 表紙の絵が、森見氏の頭の中って感じw
    きっとこんなこと考えてるんだろうな~って。

    京都、宵山に関する短編集です。
    皆少しずつリンクしています。
    短編集なのに、さっき読んだような・・・デジャヴのような・・・・
    この感覚は、『四畳半神話体系』に似てる感じ。

    宵山劇場では、
    乙川の壮大な釣り(騙し)行為に笑ってしまいましたが、
    段々とファンタジー要素が強くなってきて、
    最後の宵山万華鏡で最初に戻る感じです。
    この不思議な感覚は森見ファンじゃなくても、クセになると思う。

    それにしても、表紙絵がタマラナイw

  • 爽やかな読後感。

    発売当初,綺麗なイラストの装丁に惹かれたものの,読めずにやっと今。

    ネタバレ無しで読んだので,初めは世界観についていくのが大変だった。
    読み進めるうちに感覚を理解し追い付いた感じ。
    何度か振り替えって伏線を確認した。

    こういう「短編が実は繋がっている」系がわりと好きなので,ワクワクしながら読めた。
    けど,もっと繋がれるところ繋げてもよかったんじゃないかなぁとも。ほんのちょっぴり物足りない。

    けど,読んでいると目の前に情景がぶわっと広がってきて魅力的な景色を見せてくるので,宵山を訪れてみたくなった。

    イラストそのままに原作そのままに,アニメ化希望。

  • きっとアニメ−ション化したらきれい

  • 京都祇園祭りが舞台。

    同じ日に起きた出来事を様々な視点から描いた、ミステリーな、ファンタジーでもある作品。森見さん得意のドタバタ劇や、細かいところを執拗に突いてくるところが個人的に大好き。
    美術監督の山田川が打ち合わせの際に、高藪先輩に「奥州斉川孫太郎虫」を食べさせることになる場面は、特に笑えた。「オレは虫なんか食えねえよ・・」心優しい先輩の愚痴を簡単に退け、明るい顔になる山田川、それに伴い泣きそうになる心優しい高藪先輩のくだりは、もう最高!!

    また、『夜は短し歩けよ乙女』の作品とも関連性もあり、森見ファンには堪らない1作品でした。

  • 綺麗な夢心地で楽しめました。
    お祭りのきらきらと、不思議な心地と、ふとしさ怖さとがぐるぐるまわりながら、迷路のようでした。訳がわからない!(笑)
    金魚と劇場が楽しかった。金魚玉きれいだな~。

  • まさに万華鏡的世界。
    著者の他の短編にならって森見節は控えめ。
    ただ『夜は短し~』の後日談的な話も入っていて好き。
    一度、宵山というものに行ってみたくなる。

  • 昔からのお祭りなんだから神様くらい宿るよ、というような言葉が作中にあったと思う。なるほどそうだな、と思う。
    絢爛で華やかな宵山の最奥を覗き込んでしまったお話。
    例によって物語は全て繋がっている。
    しかし【あれ、なんか変だ】と気付く瞬間があり、感動というか、自分も宵山の奥深くに迷い込んだような気分に。
    どのお話も不気味で幻想的で哀しくてとても人間らしくて、さすが森見さんといった感じ。
    この作者だとペンギン・ハイウェイに次いで好きな作品になった。

  • 何だろう。こういう森見を待っていた、という気分になった。
    初めはすっとんきょうで愉快な面々のイタズラ話を読んでいたハズなのに、いつのまにか宵山の迷宮に囚われて、抜け出せなくなって…。
    妙にしんと静まり返った余韻が胸に残る。面白いのに怖い、怖いけど儚く美しい、そんな小説。好きだ。

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