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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
昔からのお祭りなんだから神様くらい宿るよ、というような言葉が作中にあったと思う。なるほどそうだな、と思う。
絢爛で華やかな宵山の最奥を覗き込んでしまったお話。
例によって物語は全て繋がっている。
しかし【あれ、なんか変だ】と気付く瞬間があり、感動というか、自分も宵山の奥深くに迷い込んだような気分に。
どのお話も不気味で幻想的で哀しくてとても人間らしくて、さすが森見さんといった感じ。
この作者だとペンギン・ハイウェイに次いで好きな作品になった。
これぞ森見さんっていう部分と、これも森見さんなのか。っていう部分を味わえる1冊。
行ったことないけど、いろんな角度からの宵山を体験した気分になった。
摩訶不思議で、面白い本でしたが、
ホラー要素も多い作品でした。
読んでいて怖いし、もう現実に帰ってこれないかと思いましたよ。笑
クラシック音楽でも、交響曲とかソナタとかよりかは変奏曲だとか組曲の方が好きな私は、小説もそういった風味のものが好きなのかもしれない。
宵山姉妹で幕を開けるこの本は、続く宵山金魚と宵山劇場で「あ、いつもの森見登美彦節だわ、炸裂だわ!」とぬか喜びさせておいて、宵山回廊でがくんと突き落とされる。それこそ、気づいたら手を握っていたはずのあのひとがいなくなって、人だかりの中、ひとりぼっちにされたように。
現実を認識するのに時間がかかり、ようやっと理解した途端、爪先からぞわぞわと寒気が這い上ってくる。孫太郎虫が脚を上ってくるように。
良い意味で、裏切られました。初めて森見作品を読んだときにも思ったけれど、「お見事!」と悔しそうに破顔したくなるような。2003年のデビュー作からたった6年でこんな風に進化できるのは、やっぱり彼がとても良い作家さんだからなんだろうな、と想像します。
「夜は短し~」のイメージで読み始めたら、それとは別ジャンルで、どちらかといえば「きつねのはなし」寄りの、ちょっとひんやりする内容だった。
京都の夏の暑さと、祭りの人の群れ、そこの隙間を抜ける妖しさが、「宵山」を通して垣間見える。
別視点で展開したり、ループしたり、別の短編と微妙にリンクさせてみたり、という森見登美彦氏の十八番を十分に楽しめる。
森見先生お得意(?)の、登場人物視点別での小説集・一部にループ構造も含む。非現実的な場面を現実から一気に羽ばたかせるように描くのも森見さんらしい。柳さんの最後の台詞がかっこよくて、柳蓮二の姿で想像してしまった私乙。
「京都」「祭」いつも通りのテーマなのに、モリミーらしからぬ怖さがある。いつも通りの語り口なのに、いつの間にか、怖いことになってる。こちら側が覗いている時は、向こう側からも覗かれている、みたいな感じ。あっちとかこっちとか、境界があいまいになって、ぬったくっちゃになって、渾然一体なところは相変わらず面白かった。
真面目な森見センセイって感じ。ちょっと期待してたものと違った。笑えると思って買ったらふざけてるのは一部だけだった。いつもの森見センセイのほうがいいなぁ
祇園祭宵山の雑踏には摩訶不思議なもの達が現れるらしい。
バレエ教室に通う奔放な姉と心配性な妹は宵山の喧騒に誘われて教室帰りに雑踏へ足を踏み入れる。強引な姉に手を引かれ出会ったのは赤い浴衣の少女たち。彼女たちに見惚れたとき、話してはいけない手を放してしまう。
彼女たち無事にもどれるのか。
☆☆☆
現実と妄想と幻影の世界が京都の街と宵山の夜を絶妙に表現していて、無性に京都へ行きたくなる。
表紙のイラストも世界観が出てて素敵!
他の作品の登場人物も出てくるので前作も読んでからこれを読むのがオススメ。
デザインに惹かれて単行本で買ってしまいました。万華鏡の名の通り、京の都が、時に美しく、時に妖しく、キラキラとクルクルと描かれています
短篇集。
迷路の話2話は面白かったが、
幻想綺譚風の多くのお話は出来がいまいちと感じた。
こっちの方向性も書きたいのわかるけど、なんだか空気感が足りない気がする。
何だろう。こういう森見を待っていた、という気分になった。
初めはすっとんきょうで愉快な面々のイタズラ話を読んでいたハズなのに、いつのまにか宵山の迷宮に囚われて、抜け出せなくなって…。
妙にしんと静まり返った余韻が胸に残る。面白いのに怖い、怖いけど儚く美しい、そんな小説。好きだ。
表紙の絵がそのまま本になった感じのきらきらとした本。
最初と最後の話以外は最初と最後の話を楽しむための解説な感じ。
6話からなるお話し。
2話までは事件で、以降は事件の裏話。
2話がまんすると、あとがおもしろい。
夜は短し歩けよ乙女で登場したゲリラ演劇「偏屈王」にて
風雲偏屈城を建設した関係者が登場してくる。
宵山を見たことがないので、見てみたいと思った。
見たら印象がもっと濃くなるだろう。
これはもっと評価されてもいいと思う。さすが森見登美彦、6つの短編が断片的でありながら確実に繋がっており、最後の章で包括して鮮やかに物語を形成している。宵山のいたずらに加担する大学生と神隠しに遭いかける少女は関係のないようでそれは繋がっているのだ。やっぱり森見登美彦はおもしろい。
祇園祭の宵山の日を舞台にした連作短編。
少しずつそれぞれの短編が交差していく様は、さすが森見さんという感じでした。
ただ、後半になるにつれ、ファンタジーに軽くホラー的な要素が入ったあたりから、物語に入り込めなくなりました。
京都の、祭りの、ゆあんゆあんとした雰囲気。
実際に見たことはないけどね。
前半戦、いつものとんちき森見ワールドかと思いきや、後半に入って「大切な人」に遺された人の思いに関わる、少し、いやだいぶこわいお話になる。
すっきりはしないかな、お祭りの夜に惑わされた。

こわいんですよ。後を引く怖さ。





