- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087713183
作品紹介・あらすじ
「男の傷ついた自尊心は、女にとっては諸悪の根源です」妄想でもいい、ハラワタ煮えくりかえる男たちに正義の鉄拳を。洗いざらいみんな書いてしまった、最新長編小説。
感想・レビュー・書評
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著者の萩野アンナさんは、1956年生まれ。
この作品は2007年に出版されたので、著者が51歳位の時に書かれたと思います。
10頁に書かれている箇所を引用すると、
いま2007年ですよね。てことは二年前ですか。六月に彼を送って、十月には父が倒れたんです
この作品を書く前に、著者は、がんを患うパートナーを看取ったあと、悲しむ間もなく両親の介護を経験されています。
で、今は、両親も送っているので、身近な方を3人送っています。
この作品の行間からは、その辺の経験による深みが出ているように感じられる。
39ページまで読んで、返却。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
違った。キャラの誰をも好きになれないと
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頭の中で場面のイメージが全くできなくて途中断念
2016.12 -
2012 3/24
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これも半自伝小説? というかキャラのモデルは確かにいるらしい。蟹と彼と私の内容を踏襲していると思っていいかな。
ストーカーが懲役中だが出てきたときのためにボクシングを始める。そのストーカーが獄中から寄越した手紙より「撲神」の話を知り、その神様に授かった力で綺麗事を言う大臣を殴ってみたり彼氏と同居するトルコ人の天狗の衣を借りて「猿小路」フランス大統領日系二世と「石綿」都知事の頭をごっつんこさせたり「天誅」する。
ダメ彼氏の行く末やら自分の心配やら、滅茶苦茶すぎて笑ってしまう。最後は出所したストーカーとの一騎打ちだが、日本人とは? という曖昧な問答の末、臨月だったアシスタントさんは元気な子を産む。「山太郎は赤い小さな拳で応えた。」 -
半分は読んでない。
支離滅裂。特に後半は意味不明。 -
図書館にて。
柳美里的な、実生活を小説のように描いた作品。
こんなに客観的にある意味冷静に描くことができるのに、
どうして生活を改められないのか不思議。
ここに出てくる人、みんなダメな気がする…。
最後何だか疲れて飛ばし読みしちゃった。 -
「男の傷ついた自尊心は、女にとっては諸悪の根源です」という帯の文句に、激しくうなずき、購入。最近のこの人の突き抜け感、好きだ。
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全日本だめんず選手権に出場したら、きっと3位までには入れる、きっときっと。フランス人の父と日本人の母、大学での職を持つ「私」。普通で考えれば全うな人生を歩みそうなものを、わざわざ極限までだめだめな男を次々と選び続ける。なんなんだ、この生活は!と呆れ返る。どうしようもないんだろうな〜、きっと、死ぬまでずっと
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時々意味がわからず、ついていけなかった。