- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087713206
感想・レビュー・書評
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短編集。
最初の
『内海さんの経験』が面白かった。
こういうタイトルをつけるのは、朝倉さんならではかも。
語り口もなんかクセになります。
これからも、まだまだ朝倉ワールドについていきそうです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
微に入り細に入り・・・
ちょっとめんどくさい。
当分朝倉かすみはいいかな~、と思った。 -
イタい。イタくて恐い。
そんな女性たちが登場する短編集。
"朝倉的ユーモア"で途中思わず笑って
しまうんだが、最後に残る感想は「女性
ってコワイ」になってしまうところに妙味
がある。
でも、この短編の中でワタシがいちばん
好きなのは、そういうイタこわ女性が登場
しない「やっこさんがいっぱい」という作品。
短命で"ぽっくり"逝ってしまう家系の48歳
の旦那と、そこに嫁いだ45歳の奥さん。
いつ"ぽっくり"が来るかと恐れながらも、
しっかり生きてゆこうとする人間の強さが
感じられて面白い。
ちなみに、7つの短編のうち、この「やっこ
さんがいっぱい」だけは書き下ろし。 -
ちょっと合わないかも。
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タイプの違う女性が主人公の短編集です。
彼女らの胸のうち、頭のなか、思ってることや考えてることが綴られている。
親しい相手に対しても時には毒づくし、自分への評価は案外高かったりもする。
「わたしがこの子だったらもっと上手くやるのに」
「自分の居場所はここじゃない、この程度じゃない」
女達の自意識がぎっしりと詰まった一冊。どろどろした内面を覗くのは息苦しさすら感じました。 -
独特な世界観を持った女性達の短編集。
前回読んだ著者の作品が好きだったので、今回こちらを手にしましたが、合わなかったようでした。
残念です。 -
タイトルは好きですね、とても
これを機に朝倉さんの作品を沢山読みたい…
と思ったのだけれど、残念ながらそこまで面白くは無かった…という
でもうん、
タイトルは、好きですよすごく -
短編集。
気持ち悪くて、久々耳に入る形容詞が多くて、
後味は嫌いじゃないタイプの小説。
美人な女子!が主人公の綺麗な小説ではない。
あまりスポットライトを浴びなかった子達が
ぞろぞろと出てきたね、という印象。
万人受けしないからこそ、コアな読者から
待ってましたこういうの!と言われそう。
最後の作品は太宰治の女生徒ちっく。 -
2014/7/20 読了