静かにしなさい、でないと

著者 :
  • 集英社
2.91
  • (3)
  • (23)
  • (52)
  • (21)
  • (9)
本棚登録 : 241
感想 : 65
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087713206

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 短編集。

    最初の
    『内海さんの経験』が面白かった。

    こういうタイトルをつけるのは、朝倉さんならではかも。

    語り口もなんかクセになります。

    これからも、まだまだ朝倉ワールドについていきそうです。

  • 微に入り細に入り・・・
    ちょっとめんどくさい。

    当分朝倉かすみはいいかな~、と思った。

  • イタい。イタくて恐い。
    そんな女性たちが登場する短編集。

    "朝倉的ユーモア"で途中思わず笑って
    しまうんだが、最後に残る感想は「女性
    ってコワイ」になってしまうところに妙味
    がある。

    でも、この短編の中でワタシがいちばん
    好きなのは、そういうイタこわ女性が登場
    しない「やっこさんがいっぱい」という作品。
    短命で"ぽっくり"逝ってしまう家系の48歳
    の旦那と、そこに嫁いだ45歳の奥さん。
    いつ"ぽっくり"が来るかと恐れながらも、
    しっかり生きてゆこうとする人間の強さが
    感じられて面白い。

    ちなみに、7つの短編のうち、この「やっこ
    さんがいっぱい」だけは書き下ろし。

  • ちょっと合わないかも。

  • タイプの違う女性が主人公の短編集です。

    彼女らの胸のうち、頭のなか、思ってることや考えてることが綴られている。
    親しい相手に対しても時には毒づくし、自分への評価は案外高かったりもする。
    「わたしがこの子だったらもっと上手くやるのに」
    「自分の居場所はここじゃない、この程度じゃない」
    女達の自意識がぎっしりと詰まった一冊。どろどろした内面を覗くのは息苦しさすら感じました。

  • 独特な世界観を持った女性達の短編集。

    前回読んだ著者の作品が好きだったので、今回こちらを手にしましたが、合わなかったようでした。
    残念です。

  • 自作自演の子犬救出劇を同級生に目撃され、転落していく美少女。
    カード破産しながらもロハス生活を実践しつづけるカップル。
    短命の家系に生まれた夫の「ぽっくり」を恐れる中年初婚夫婦etc…
    「わたし」という容れ物の限界に翻弄される人たちの、哀しくも可笑しい自意識を描いた傑作。
    (アマゾンより引用)

    短編集。
    全体的にあんま面白くなかった(´・ω・`)

  • タイトルは好きですね、とても

    これを機に朝倉さんの作品を沢山読みたい…
    と思ったのだけれど、残念ながらそこまで面白くは無かった…という

    でもうん、
    タイトルは、好きですよすごく

  • 短編集。
    気持ち悪くて、久々耳に入る形容詞が多くて、
    後味は嫌いじゃないタイプの小説。
    美人な女子!が主人公の綺麗な小説ではない。
    あまりスポットライトを浴びなかった子達が
    ぞろぞろと出てきたね、という印象。
    万人受けしないからこそ、コアな読者から
    待ってましたこういうの!と言われそう。
    最後の作品は太宰治の女生徒ちっく。

  • 2014/7/20 読了

全65件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1960 年生まれ。北海道出身。04 年「肝、焼ける」で第72 回小説現代新人賞、09 年「田村はまだか」で第30 回吉川英治文学新人賞、19 年「平場の月」で第35 回山本周五郎賞受賞。

「2021年 『ぼくは朝日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

朝倉かすみの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×