- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087713244
作品紹介・あらすじ
赤竜児葉敬高く〓(ささ)げる切玉の刀、幻王楊令ふたたび語る民と国。
感想・レビュー・書評
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国造りが続く、それに伴い戦のシーンも減りまったりとした時間が流れていく
だがやはり、北方謙三アニキは戦だけでなく、その裏にある兵站や軍費のところつまり経済もきちんと描きたいのだと思う
そうすることでリアリティが生まれるのだ
だがやはり華々しい戦の場面と比べれば、多少退屈と感じてしまうのは否めないところであろう
って、(゚Д゚)ハァ?
『楊令伝』第十一巻を国造りの巻だと思ってます?
違う違う!今回は伝承の巻やで!そして伝承ってのは戦いやで!伝える者と伝えられる者の闘いやで!
全編通して漢と漢たまに女の闘い、真剣勝負や!
油断したらダメ!
それにしても秦容が強すぎる!たぶん個の武力としては最強と思われる
秦容が大水滸伝という歴史の中でどんな役割を担うか楽しみ! -
やはり北方ワールドに引き込まれた!前にのめり込むように本を貪り、そして号泣。男ならと言いたいのかもしれないが女性でも共感は得られそうな気がする。日本にも多くの中国人がいてこの本を手にとっていると思う。どんな思いで見ているんだろうか?
誰もいじれない禁断の書とも言える「水滸伝」を北方流に解釈して書き上げて続編
水滸伝のエンディングで梁山泊にこもる全ての人の命ともいえよう「替天行道」の旗を宋江から渡された青面獣楊志の子、楊令。
序盤戦はいくつもの愛を受け育った楊令が幻王と名を変え、水滸伝とは異なる人格を見せる。生き残った史進、呼延灼、張清らが残存勢力を維持して楊令を首領として迎えると同時に再建を果たす!ここからが悲劇の連続だった。
水滸伝の中で地方軍の将から梁山泊入りした呼延灼将軍。梁山泊では常に本隊を率い全面の敵と向かい合っていた楊令伝においても役割は同じなのだが、老いに加え息子の凌が梁山泊入りをしていた禁軍の童貫将軍との決戦の折に宿敵趙安将軍を打ち破るが、一安心もつかの間で息子の凌の背後へ5000の騎馬隊が襲いかかろうとしていた。
初めて父が息子の背中を守った。息子は父が背中を守ってくれてるとは知らずに…「行くな!」読みながら呟いていた。呼延灼はただ1騎!5000の騎馬隊を止め散っていった。凌に双鞭をあずけて……涙止まんないから!これを書こうと頭の中で考えているだけでもこのシーンは泣けてくる。
激しい戦の中で父親としての優しい顔を見せた張清。
前作で片足を失うも片足での騎乗で禁軍を悩ませた馬麟。
元盗人上がりの鮑旭は部下の損害が最も少ないとされる名将であったが、呼延灼と同じように部下を守り仁王立ちの末に散っていく。
呉用に公孫勝や戴宗などは憎まれ役をかいながらも若者を育てるそんな役回りの末にやはり身を挺していく。
張橫の息子で楊令を影から支える青騎兵の張平や、弓の名人であった花栄の息子の花飛麟
この幾多の勇士のひとりひとりの生き様を描ききった作品に言葉はいらない。ただ読むたびに思い出すたびに涙がこぼれてくる。エンディングで楊令が死に、ひとり残された史進…彼の苦悩は岳飛伝に続く……
生涯でこれだけ泣けた小説はきっとあとにも先にもないことだろう! -
いよいよ国づくりが本格化してきた。
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図書館で借りた。
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図書館で借りたが、色々と忙しくて返却期限を1週間過ぎて返却した。面白いのだが、展開が少しマンネリ気味か。
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新しい人物、場所についていけてない。
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楊令と秦容。
楊令は、たくさんのものを背負いすぎて、ある意味弱くなっていくのだろうか。 -
第11巻読了
童貫戦が終了してから読むペースも同様に遅くなってしまった。それだけ死にざまを描かせたら実に巧いと思わせる作家だ。
久々に岳家軍と対戦した楊令。終わりまでドキドキが続くと思うと複雑でもある。残り3巻だ・・・ -
岳家軍に全く魅力を感じないと思っていたら梁山泊にぼろ負けした。
徐史は死んじゃったし面子が入れかわって面白くなるかな?
狄成が李逵二世みたいになったのには興醒めした。
狄成のままでも十分いいキャラしてたのにな。
蘇端が可愛くて好き。
まるで楊令2世の如く登場してきた泰容くんですが、彼は彼なりの楊令に対する複雑な想いがあったのかもしれないなあ、とはるか後世の人間は思います。
秦明(しんめい)の子、秦容(しんよう)ですよん
秦明(しんめい)の子、秦容(しんよう)ですよん
しんよう秦容、秦容、秦容、iPhoneに覚えしせました‥‥m(>_<)mゴメンナサイ
しんよう秦容、秦容、秦容、iPhoneに覚えしせました‥‥m(>_<)mゴメンナサイ