おしまいのデート

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著者 : 瀬尾まいこ
  • 集英社 (2011年1月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087713893

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おしまいのデートの感想・レビュー・書評

  • どの話も味わい深くてとても良かった

  • 男女のいわゆるデートではない、デートを描いた短編集。色々な家族の年月の中の1シーンを切り取ったみたいで、短編のあっさりさが良かったです。

  • この作者らしい柔らかな温もりを感じる、5つの「最後のデート」を書いた短編集。様々な形の「最後のデート」。様々な形で繋がり合った人たち。優しい時間の流れるデートもあれば、やや切ないデートもある。「ランクアップ丼」というデートには、若干、予定調和な物を感じたが読後感は悪くない。やはり表題作の「おしまいのデート」がごく短い短編ながらも心に残る。祖父の大きくて働き者の手に守られていた少女は、その手を離れ、少し大人になる。「おしまい」の後には、新しい出会いがあり、新しい「デート」が待っているのを信じて前へ進もう。

  • それぞれの出会いと、様々な形のおしまいが書かれたお話。デートは男女のものだけじゃなくて、そこには温かい絆で繋がった様々な形のデートがあった。
    人と人とが出会うと、おしまいも必ずくる。でもそれは次に繋がるおしまいなのかな。
    おしまいは寂しいけれど、 それを乗り越えれればまた新しいものが見えてくる。
    そうやって人は繋がっていくんだなあ。
    「おしまいのデート」孫と祖父が月に1回デートに行くお話。最後のデートはいつもと同じ場所でいつもと同じ会話。それも変わっていく日常と孫の成長で、必然的におしまいが来てしまう。だけどそれは、悲しいおしまいではなくて、次に進むためのおしまいだった。変わっていく日常の中で、また別のデートが始まるためのおしまいだった。

    「ランクアップ丼」高校の恩師と元生徒。ちょっと悪な生徒に飯を食え、と毎月給料日一緒に玉子丼を食べる話。先生にお説教を受けるでもなく、ただ、玉子丼を食べるお話。
    月に1回玉子丼を食べる日常は変わらないけど生徒はどんどん未来に進み、恩師はそれを見守っていく。おしまいの丼は涙がでるものだったけど、それもランクアップできた証だったのかな。
    「ファーストラブ」クラスメイトの、グループも違い喋ったこともない男の子2人がデートをするお話。一緒に映画を見てお弁当を食べて、銭湯にいって。この二人のおしまいはすぐに来てしまったけど、この楽しかった1日は忘れることはないだろうし始まってすぐ終わったからこそ、刻まれるものは深いのかも。
    「ドッグシェア」社会人のバツイチ女性と男子学生が公園で犬を飼い育てる話。社会に揉まれ少し屈折している女性にまだまだ純粋無垢な男子学生。犬をシェアすることでこれまでの自分を振り返っていく女性。何が良い悪いという描写は一切なく、心を通わせお互いのことを想ってあげる気持ちの大切さが散りばめられていた。これは全編を通してだけど。
    「デートまでの道のり」保育士と園児と園児のパパのお話。それぞれがそれぞれのことを想っているのだけど、微妙なすれ違いが生まれてしまっている3人。それでもそこには温かい想いがあるからダメになったりはしないだろうなという安心感はあった。それぞれのことを想い合っていれば、必ずデートまでの道のりが見えてくる。

    全編通して男女が想いあう、ということではなくて人と人とが温かい関係を結んで、始まりとおしまいを得て次に繋がっていく温かいお話だった。

  • 329

    2016年では109冊

  • 祖父と孫、恩師と教え子、男友達どうし。主人公たちは、なんらかの事情でその日、最後のデートをする。新しい道を進んでゆくために。特に好きなのは「ランクアップ丼」。荒れた生活をする生徒、三好を黙って食事に誘う上田先生。お説教などせずに、目を細め、彼の食べっぷりを見ながら、ただ彼のいいところを褒めるばかり。毎月続いた二人の玉子丼デート。いつしか立場は逆転し、そして突然の最後のデート。どれも優しく心にしみるおしまいのデート。しんとした元旦の午後、じんわりと癒され、そして恥ずかしいくらい泣いてしまった。ひとりで。

  • 俺にはまだまだ天丼は早いんやな。本当に誰かと天丼をゆっくり味わえるようになるまで、まだまだがんばらなあかん。
    ー〔ランクアップ丼〕三好


    5つのほのぼのとした短編。
    表紙の天丼が美味しそうでした!

    表題の〔おしまいのデート〕や
    〔ランクアップ丼〕など
    どれも面白かった!

  • おじいちゃんと孫
    恩師と元生徒
    クラスメイト
    公園の犬をこっそり飼ってるシェア仲間
    保育園の先生と園児

    いろんな形のデート

    ふんわか、ほんわか。読みやすい

  • デートのお話し5編。
    恋人同士のデートは無かったような、これからあるような。まあ、鼻の頭を指で擦って片側の口角を意地悪そうに上げるようなお話しであった。しかし、嫌いではない、むしろ好きだ。

  • ストーリー ★★★★★
    しみじみ度 ★★★☆☆
    食べ物度  ★★★☆☆

    おじいちゃんとの最後のデート。
    恩師との最後のデート。
    転校する同級生と最後のデート。
    …など、恋愛のあまり絡まないデートを描いた短編集。

    タイトルからは、失恋系の恋愛物かな?と思ったのですが、違いました。
    おススメは、男子高校生同士のデート(?)を描いた『ファーストラブ』。
    BLか?と思わせておいて、そのオチか~、と笑えました。
    最後の方の会話がすごく面白かったです。
    各物語で良いアシストをしているのが食べ物。
    食べ物が、人と人との絆を深める役割を果たしているように思えます。

  • デートといっても、別れを前にした男女の話ではない。
    祖父と孫、教師と生徒。。。
    そして、かならず出てくる食べ物もグルメ漫画のように唾液を誘うものでもない。
    でも、日常ってこういうことをいうのかもしれない。瀬尾さんの文書はとても読みやすいので読書初心者にもおすすめです。

  • 瀬尾さんのほっこりちょっとせつない短編集

    「ランクアップ丼」が一番よかった
    人生の先輩とのこんな素敵な関係があったらいいな

  • 鹿の王が壮大な話だったので、ちょっと休憩で読んだつもりだったけど、すごく良かった、、、

    短編ということを知らなくて図書館で借りて、短編ってハズレのこと多いからあーあって思ったけど、すごく良かった!

    何てことない話。だけど、すごくまっすぐ書いてる。
    多分瀬尾まいこの小説を読むと心温まるとか世間では言われてるんだろうけど、いや、もうその通りです。

    おしまいのデートでじいちゃんが、彗子に地球は丸い話の時に、
    又聞きの情報を信じて、頷いて暮らすのか?っていったの、すごく心に残ってます。

    1番を決めるのは難しいけどやっぱりデートまでの道のり、本当に良かった。読んでいて幸せな気持ちになりました。

    フィクションだけどわざとらしさ、台詞感みたいなのが全然ない。
    瀬尾さんの手腕だな〜と。

  • ドキドキ感もワクワク感もあまりないけどほんわかする作品でした〜満足。

  • あっさりとしているんだけど、なんか好きなのです。この人の作品。
    きっと、普通の人なんじゃないかなぁと感じるからかもしれません。

  • 表題作を含む短編集。優しい、温かい1冊。

    おじいちゃんと孫。男子と男子。
    捨て犬をシェアする男女。
    先生と教え子。

    デートのおしまいは、
    切なかったたり、悲しかったりするけれど
    おしまいは新しいことの始まり。

    わたしも、いろんなデートしたいな(^^♪
    と、思わせる一冊。

    さてと、誰とデートするかねぇ

  • 短編集。全五話だが、最初の二話が良い意味でインパクトがあり、尻窄みな印象を受けた。
    不思議な組み合わせの人たちのデートをまとめた、心温まる小説。
    すべての話にお互いを繋ぐ食べ物の存在があり、次は何の食べ物が出てくるかな、とわくわくした。

  • 美味しそうな食べ物の描写が続く。

    おじいちゃんと食べたソフトクリーム。
    恩師と食べた玉子丼。
    友達と食べたおにぎり。
    犬を囲んで食べた中華。

    デートとは単に恋愛関係にある、もしくはそういう関係になりそうな男女のお出かけを言うばかりではないんだなぁ。

    時には年の離れた人と、時には同性同士で、一緒にご飯を食べるのはなんと新鮮でかけがえのない時間だろう。

    心がほっこりすると共に、おなかの鳴った一冊でした。

  • サクッと読めて心がほっこりする短編小説。

    恋愛の、「デート」ではないが、日常にありそうで、ホロッとくる。

    ランクアップ丼、泣ける・・

    「ファーストラブ」はタイトルとのギャップがうまい。
    主人公の広田の気持ちが、なんだかありそうで、よくわかる。

  • 小六の子供が司書さんに薦められた本を読ませてもらった

    とりあえず二つ読んだ、両方ともじいさんものだった。じいさんとのふれあいを経験したことないのでしっくりこないとこもあるけど温かい気持ちになる。

    後半は前半ほどの感動ものではないが総じて気持ちがいい

  • 短編集。恩師と毎月どんぶりデート(?)する若い青年のお話が好きです

  • 1つ1つが心あたたまるお話。
    目新しいところは特にはないけれど。
    玉子丼の話が一番かな。
    ドッグシェアは、次は…ルーム? は、ありきたりか。

  • 愛川町図書館

    おしまいのデート
    ランクアップ丼
    ファーストラブ
    ドックシェア
    デートまでの道のり

  • 人と人とが会うことで、始まったり深まったりする縁。
    誰かと会って、何かを共有する時間があることで、生かされている。そんなことってあるなあと思う。

  • タイトルの通り「最後のデート」をする二人を描いた5編。
    デートと言っても、純粋に恋人同士のデートは皆無で、お祖父ちゃんと孫、元教師と生徒、男同士の友達、偶然会っただけの男女、幼稚園の先生と男の子がそれぞれの主役です。

    一番良かったのが3番目に入っていた「ファーストラブ」。
    高校生の男の子同士のデートの話なんですが、なんというかちょっといろいろな意味でジーンと来たりドキドキしたりしました(タイトルも何故こうなったw)。
    転校してしまう宝田と、主人公広田が別れをするラストシーンはとても切ないのに、何だか微笑ましい、そんな感じです。

    この本の表紙になっている天丼はおそらく「ランクアップ丼」だと思いますが、こちらもとてもいい話でした。
    私も中学時代、いろいろなことがあってうまく他の人が信じられないという時期がありましたが、その頃に出会った先生のおかげで今もこうして、人の道を外れずに生きていられます(笑)。
    この話の中に出てきた先生も、主人公にとってはそう言う、人生の師みたいな存在だったのではないかな。
    こういう先生に会えたことは、私の人生の中でもとてもラッキーなことだと思う。

    この本の前に「天国はまだ遠く」を読み、すっかり瀬尾さんファンになりました。
    他のも読んでみます。

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おしまいのデートの作品紹介

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