偉大なる、しゅららぼん

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著者 : 万城目学
  • 集英社 (2011年4月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (568ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087713992

偉大なる、しゅららぼんの感想・レビュー・書評

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  • 万城目さんのエッセイに惹かれ、有川浩さんが(確か)お勧めされていたので読んでみることに。

    すごい笑えて、でも最後はほっこりするマキメワールド。

    滋賀の琵琶湖のふもとにある城に代々継がれていた日出家といがみ合う棗家。
    そこの二人が協力して悪を倒す…。

    その様なお話。

    予想通りの安定の面白さ。

  • 私は滋賀が大好きだ。この物語の舞台は彦根をモデルにしているらしい。奇しくも先日私は彦根を訪問した。メインは佐和山城だったのだが、午後からは彦根城の方面にも行ってみたので、読みながら頭の中に光景が広がりワクワクしてしまった。
    日出家と棗家の対立と思いきや、他の人が絡んできたり、突拍子もない展開に長編だがあっという間に読めた。どの登場人物も憎めないキャラなのが良い。「しゅららぼん」の意味が分かってのち、このタイトルを改めて見ていると吹き出してしまった。面白すぎる!物語の終わり方も良くてニヤニヤした。
    映画が今からとても楽しみ。

  • 県立図書館に珍しく蔵書が沢山あるのもそのはず。
    舞台は滋賀県そして琵琶湖だ!
    湖の寿命は数千年から数万年なのに40万年前にでき今も脈々と生き続けてる古代湖、琵琶湖が素敵です。

    ストーリーは、石走に住み続ける日出家と棗家には、代々受け継がれてきた「力」があった。主人公は日出涼介、日出淡十郎、棗広海達高校生だが、登場人物がユニークだ。
    お話はホント、フィクションであるけど 不思議と民話などから
    想像できるから、凄く面白かった。グレート清子さんも映画化なれば誰が・・・?と思いながら楽しめた。

    地名も米原より北で長浜方面というが、お堀があって、はとのマークのスーパーとか、絶対彦根城付近だよねと想像しながら読了。
    そして、何より神の住む島といわれ信仰ある実在の竹生島の持つ力がなせる業が、リアルに不思議さを感じる。
    話中の「かわらけ投げ」も懐かしい想い出。
    来春、映画化されるが風景も同時に楽しんで欲しいし、今からワクワクしています。

  • 奈良を舞台にした「鹿男あをによし」

    京都を舞台にした「鴨川ホルモー」「ホルモー六景」
    大阪を舞台にした「プリンセス・トヨトミ」
    で、今回は滋賀が舞台である。
    住みなれた湖西を離れ、涼介は石走の日出家で居候することになる。そこには赤が好きだから、というそれだけの理由で特注の真っ赤な制服に身を包むぽっちゃり体型の淡十郎と、その姉のグレート清子が待ち構えていた…

    白馬に跨がり暴れん坊将軍よろしく登場する清子、でぶと自分をからかった相手には容赦なく水攻めや拉致を行う淡十郎…殿様体質の姉弟に翻弄されつつ自らの力をコントロールするため不念堂で修行する涼介。

    相手の「心」を操り、その力で財を成し遂には城までも手中に収めた日出家と、相手の「体」を操り武士道を極め、道場を経営する棗家。相対する両家は反発し合うのだが…

    琵琶湖の龍神伝説も絡み、万城目ワールドの壮大なホラ話は変わらず好調。

  • 終盤になると、自分が想像していた展開と全く違う方面から、じわりじわりと迫ってくる面白さに、「万城目さんの世界」の深さを実感しました。

    非現実的なお話なのに、どっぷりと浸かってしまうほど面白く、また図書館で万城目作品に手を伸ばしたいと思います。

  • 図書館の「今ならすぐ借りられます!あの人気本」のコーナーにてピックアップ(笑)
    ホルモーといい、しゅららぼんといい、変な音の言葉使うのが上手だなぁ、万城目さんは。

    なかなか面白かったけど、ちょっと最後あっけなかった?
    ちょっと設定がフワフワしてたかもね。
    ホルモーの方が満足感あったかな。
    でも途中、先読みたい!でも読み終わりたくない!という
    ジレンマも感じられたし、良いエンタメでした。

  • 通勤電車で読んでたのですが、クライマックスの部分で、本に夢中になってうっかり降りる駅を乗り越してしまいました。それぐらい面白いです。舞台になった長浜市の観光課の職員さんが映画化を誘致しようと赤い学ラン着てPRしてますよね(笑)
    スケールの大きい作品です。本屋大賞は惜しくも逃してしまいましたが、ぜひ映画化して欲しい作品ですね。

  • 琵琶湖が舞台の和風ファンタジー。
    高校に入ったばかりの男の子を主人公に、万城目ワールドが展開します。

    ある秘密を持った家系の日出涼介は、本当のことを人に話すわけにはいかないために、しょっちゅう小さなほらを吹いている子になります。
    兄は一家の能力を生かして、マジシャンになっている。
    湖西で育った涼介は、高校は本家から通うことになった。
    岩走七万石の城下町。日出家が住んでいるのは、今は目立たない作りにはなっているが、実は正真正銘のお城。
    堀を渡し船で渡るという。
    最初に出会った白い馬に乗った女性は長女の清子で、敷地を出ないで暮らしているらしい。

    その弟が淡十郎で、同学年の従兄弟。太めだが傲慢な態度で、とりつく島もない。
    当主は淡九郎おじさんだが、正確には遠い親戚。
    淡十郎と同じ、真っ赤な制服を用意される。
    学校へ行ってみてわかったのは、赤い服など着ているのは彼らだけだったということ。赤が好きだからという理由で、それを通している、この町でも高校でも、日出家はそんなことが出来る存在だったのだ。

    「パタ子さん」と従姉弟らに呼ばれているのは、長身でぱたぱた走り回って何かと家事をやっている女性。親戚で、実は次代の師範として滞在していたとわかる。
    パタ子さんの指導の元、不念堂で涼介の訓練が始まるが、なかなか上手くいかない。

    同じクラスに棗広海という男子がいて、初日に涼介に殴りかかってきた。
    涼介はそのとき、異様で不快な音を聞く。
    長身でカッコイイ棗広海は、校長の娘にも好意を持たれている様子で、モテぶりが気にくわないと思う涼介。
    棗の言うことが涼介には意味不明だったが、日出家と棗家とは違う超能力を持ち、代々対立していたとわかる。
    相殺してしまうため、不毛な争いになりがちだったのだが…

    校長の速瀬は、岩走城のもともとの城主と同じ由緒ある名字。実は子孫だったのだ。
    ある日突然、校長が日出家に乗り込んできて、当主を昏倒させ、この城を明け渡して一族全員が県外に出て行くように言い渡す。
    なぜか、校長はどちらの家系の能力も持ち合わせている様子。
    パタ子さんは親族一同と相談し、引っ越しの準備も進める。
    これまで対立していた一派と協力すれば、あるいは…?
    タイプの違う3人の男の子、それを上回る力を持つ姉。
    姉の指導を受けつつ、琵琶湖の主に語りかければ…

    面白かったです。
    最初は性格悪いとしか思えない淡十郎も色々な面があって、なんか可愛くなってくるし。
    行ってみたいような気になってきましたが、岩走は架空の町だそう。

    万城目さんの作り上げるほら話空間は好きですね~。
    とぼけたテンポと、奇想天外さと、登場人物はそんなに出来が良いわけではないんだけど、危機となれば力を合わせて、それなりに頑張る。歴史を感じさせて、どことなく描写に品があるというか。
    2010年から連載。2011年4月発行。

  • 高校と同時に、琵琶湖を擁する滋賀県・石走の「本家」にやってきた日出涼介。
    湖の民、日出家と棗家に代々伝わる不思議な能力、
    日出家と棗家の約1000年にも及ぶ確執、
    そして双方の前に立ちはだかる「校長」。
    清子と淡十郎との姉弟の淡々としたハチャメチャぷりもいいが、
    一見普通でありながら順応性の高い主人公も面白い。
    ほんで、棗くんもいいですね。彼は漢だった。

    図書館で半年待ちしてようやく読めた万城目さんの新作、
    500頁をまったく長いと感じることなく、1日で読了してしまった。
    ラストまでだいぶドキドキしました。
    ずっと疑問だった題名の「しゅららぼん」の意味も、読んでくとわかる。
    鴨川ホルモー級の、「あ、そういう意味!」という笑いが。
    しゅらららら・・・・ぼぼぼぼぼーーん!

    この人は、こういう奇想天外な設定を、日常の中に自然に溶け込ませるのが本当に上手いなぁと再確認。
    超能力というと怪しげだけど、琵琶湖から得る自然エネルギーとすれば
    あぁ、あるかもなぁ・・と思わされる。

    日出家の今後がどういう方向に動いていくのだろうか?
    というのが、ちょっと気になるところ。

  • どんでんがえしの結末の物語

    名前の二度付けで力を二つ持っていた

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