我が家の問題

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著者 : 奥田英朗
  • 集英社 (2011年7月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087714128

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我が家の問題の感想・レビュー・書評

  • クスッと笑えてほろりと泣ける、奥田さんらしい短編集。先に「我が家のヒミツ」を読んだのですが、こっちの方が先に出ていたんですね。この中で好きだったのは、新婚の夫婦の話。2つあって、1つは「甘い生活?」。ずっと独り暮らしだったのに、他人がいる生活に気を使い言いたいことも言えずの2人が、やっと本音を話すラストは、分かる!分かる!だったし、もう1つの札幌と名古屋のお互いの実家に初帰省する話も、実際会ってみれば心配するほどのことではなかった・・・と分かるところなんて、ジーン。夫婦って、家族って、積み重ねだなと思うお話満載。両親が離婚するかも?と心配し、いろんな人にリサーチする絵里のがんばりも、大人が思うより子どもはしっかりしている典型。それぞれに良かったです。また、読みたいな~。

  • あっさりしてますが、どれも家族の抱えた問題、というほどのことでもないですが、いろいろ不安になったりしながら少しずつ進んでいきます。家族はずーっと家族なんですよね。

  • 我が家シリーズ
    傑作だ!
    「里帰り」
    お互いの実家で過ごす結婚後
    初めてのお盆。
    なんか懐かしいな〜

  • 我が家のシリーズ2作目
    「問題」だからかちょっとシビアな展開もあり。
    作家の家族は今回はマラソンです。
    作家の話が一番だけど、UFOの話も好きです。
    きっちり解決するだけが小説ではないんだよね。

  • どの短編もそれなりに面白い。どの家庭、どの立場にもそれなりの悩みがあって、結局すり合わせをすることが大切ですね。
    読みやすくて良い本でした。

  • 「妻とマラソン」が一番好きだった。
    これは嫌だなと思ったのは「ハズバンド」。旦那の勘違い親も嫌だし。でも前向きに頑張る嫁はすごいし、ちゃんと感想を言う旦那も悪くない。けど仕事できない旦那は嫌かも。。

  • 夫の気持ち、妻の気持ち、娘の気持ちをどうしてここまでリアルに描写できるのだろう。それでいてユーモアがあり、ホロリとさせられる。最後の一編である「妻とマラソン」はきっと作者の実体験なんだろうが、思わずラストは泣いてしまった。

  • 6篇の短篇小説、ミステリーでもなく、ほのぼのとした「家」シリーズの作品。なかでも「里帰り」が特に気に入った。結婚して初めての正月に僕の実家に里帰り、実家には妹夫婦、叔母などが訪ねえ来るし、高校の友達と会い喋って飲んだりしたことが思い出した。何年かたち子供が生まれ、年2回は里帰りするようになった。両親は孫が可愛いいようで帰るのをとても楽しみにしていたそんな時期があったんだなと思いだした。もう両親も亡くなり帰る家も無くなってしまった。

  • 家日和 のシリーズです。
    こちらも、あっさりと読めてしまいました。
    クスッとするのとも違うし、あらあら、としかめるのでもない、でも面白い、なんともいえないこの感覚が癖になってしまいました。
    だいたい、一番最初の一行目に問題提起があって、その問題というのが、親の離婚だったり、夫が会社でお荷物の扱いを受けていたり、、、と結構シビアな問題だったりするんだけど、それをゆるゆると展開して、だからといって、結論はでないんだけど、でも、なんか心にゆとりが生まれる、というか、本当に不思議な感覚です。
    続き、期待しちゃいます。

  • ささやかだけど、悩ましい問題? そんなものは我が家にはない。深刻で、どうしようもない問題ならある。ま~、そんなに深刻ではないか。

  • 幸せの形っていろいろあって、人によって違うんだな。って再認識するお話ばかりでした。

    個人的なお気に入りは後半3つの話でした。
    ・夫とUFO
    ・里帰り
    ・妻とマラソン

  • 読み終わったあとに、ふわっと漂う爽やかな読後感がたまらない。奥田英朗、大好きです。ナオミとカナコ、今日最終回なのに、見れないな。緊張感ある作品なんだけど、一文一文に含まれる恬淡とした中にある丸みとゆーか、端的なんだけどホワッとしてるとゆーか、この人の文体、読みやすいしユーモアあるし好きだなあ。この本で言うと、里帰りや妻とマラソンが本当に良かった。多分結婚してなかったら、子どもがいなかったら、少し読み方変わったんだろうな。やっぱり作品の価値は、読み方は読者が決めるんだな。嫁に感謝しようと思わせてくれる一冊。

  • 家日和、我が家の問題、我が家のひみつと続く家族小説シリーズの第二弾。大塚康夫の妻も毎回登場。なんとなく奥田家とリンクしている気が。。。

  • 上を見たらキリがない。
    幸せのかたちに正解はないとわかっているのだけど。
    家族について笑いながらもしみじみ考えさせられる短編集。
    幸せというにはおおげさだけど…
    日々を大切にしたくなります。

  • 家庭内の問題を描いた6編の短編集

    ・甘い生活
    ・ハズバンド
    ・絵里とエイプリル
    ・夫とんUFO
    ・里帰り
    ・妻とマラソン

    甲斐甲斐しく世話をしてくれる妻に感動していたはずが、
    完璧すぎる妻のおかげで新婚なのに帰宅拒否になった夫。
    夫が仕事ができないらしい…それを察知してしまった妻。
    ひょんな事から、両親が離婚したがっているらしい事を、
    知ってしまった高校三年生の娘。
    突然夫がUFOを見た、交信も出来るようになったと聞かされた妻。
    新婚で初めてのそれぞれの実家への里帰りについて…。

    どこの家庭にもあるような、家庭内の問題に悩み、心配し、
    解決に向けて奮闘する家族の姿を描いていた。
    「ハズバンド」・「夫とUFO」・「妻とマラソン」が良かった♪
    「ハズバンド」では、夫が仕事が出来ない事を知ってしまった妻。
    本人も辛いだろうけど、知ってしまった妻は本当に辛いと思う。
    それなのに、夫を励まそうと美味しいお弁当を持たせる姿が良かった♪
    「夫とUFO」では、夫がUFOを見た、交信できると言い出して、
    心配した妻が本棚や机を漁ったり、変装して尾行する姿に
    クスッと笑え、実は…ってわかった時の堤防での夫婦の会話が良かった♪
    夫を気遣う妻の気持ちが、痛い程伝わって涙がこぼれました。

    「妻とマラソン」には〝家日和〟に登場してた作家の大塚家が
    4歳歳をとって再登場。やっぱり奥田さん家なのかなぁ…。
    奥様の気持ちを慮る優しい姿が良かった

  • 「コピー星人である」
    この奥さん面白いなぁ。

    ロハスもヨガも続かなかったのね。

  • 思い合う家族のストーリーばかり。本当に心から温まった。
    小さなことから拗れてしまうものだけど、その問題をなんとかしようとしていく真摯な姿勢があれば、家族は守られていくんだと思う。

  • よそのお宅を覗き見して(笑)
    『ああ、うちだけじゃなかったんだ!』
    とホッとする思い。
    温かな目線が良いです。

    『甘い生活?』
    こういう新妻は、バブルの時代には当たり前だったんですが…
    今でも?

    『ハズバンド』
    平凡な幸せ?かな

    『絵里のエイプリル』
    しっかりした子供たちに、なんだか胸締め付けられる。
    エールを送りたいです。

    『夫とUFO』
    この本の妻たちは、みんな夫思いだなあ…

    『里帰り』
    結婚って、個人レベルの「異文化交流」だと思う。

    『妻とマラソン』
    最後の短編。
    まさに、ゴールイン!

  • まさに我が家の問題。スラスラと読めて、でも家族ってやっぱりいいなーと思える作品。
    どの短編も、奥さんが、多くを望まず、旦那様をサポートしてる姿に好感が持てた。やっぱり男性が書く女性だからかな?2016/2/10完読

  • 世の中、仕事ができない人もいれば、仲のよくない夫婦もいるのだよなあとか思いを巡らしながら読んだ。

    他の家シリーズでもそうなのだけれども、何か問題や困難に直面したときに、とまどいながら受け入れていく様子が描かれているお話がとても好き。

    「ハズバンド」で、夫は仕事ができない人なのかもしれないという悲しい現実を受け入れて、美味しいお弁当を作ることで励まそうと決意する妻の姿とか、「絵里のエイプリル」で、姉弟が両親の離婚を受け入れていく場面とか、「夫とUFO」で、宇宙人になりすます妻とかね。

    どうしようもできない現実というのは、大なり小なり誰にでもあるわけで、それをどう受け入れて、どう折り合いをつけていくかなのだよなあ。

  • 家族の問題にはハッピーエンドもバッドエンドもないのだなと思いながら読む。
    長い歩みを切り取っただけなのだし。
    ちょっと優しい気持ちになった。

  • 甘い生活?
    新婚なのに家に帰りたくない田中淳一。
    奥さんの手の込んだ料理や、夜食、手作りのクッキー等が鬱陶しくてしかたない。
    そんなに力を入れなくても自分の時間を有効に使えばいいのにという夫の気遣いだったりするのだけれど、妻の昌美は完璧な専業主婦を目指している。
    自分の時間を作りたい淳一は会社帰りに喫茶店に寄って気分転換をしてから帰宅するのだが、それも妻にばれてしまう。
    妻も前の会社の上司や同僚に相談して、『一度喧嘩をしてみればいい』とアドバイスを受け、結婚式のネタでお互い発散する

    ハズバンド
    会社のソフトボール大会で夫が会社のお荷物という事が判明してしまう。
    少しでも会社での夫を助けようと、身重の体で毎日気合いを入れてお弁当を作るようになる。功を奏し、OL達からはお弁当を通じてうとまれなくなっていく。
    夫が段取り御地という事が判明し、納得するめぐみ。
    『昇進や給料アップはおそらくないが。それどころか、子会社に飛ばされたり、早期退職を勧められたり、夫自身がやめると言い出す可能性の方が高い。しかしそれもまた人生なのだ。椅子取りゲームに負けたからと言って、幸せまで奪われるわけではない。』この言葉に納得。
    そしてめぐみは幸せの中にいたのだった。

    絵里のエイプリル
    父と母が実は離婚しようとしている事を知ってしまう、高校3年生の絵里。心を痛め、友人、学校の先生、佐藤君に相談する。
    ある日、弟の修平がバスケットで足を骨折してしまう。そこで家族が仲良くなれると期待するのだが、結局はバラバラなまま。
    弟もそのことに気づいているようで、絵里が家に帰ってお母さんに聞いてみることになった。
    この年齢はやはり、両親の離婚というのは大きな問題なのだな~と思った。
    今の私は『人それぞれに人生はある』とわかるのだけれど、高校生にとっては、お父さんとお母さんなのだものね。

    夫とUFO
    夫の達生がUFOとの交信をしていることをカミングアウトしてきた。
    会社で何か大変なことでもあるのだろうか?と、元同僚に聞くと派閥に巻き込まれているという。美奈子は達生の精神状態を心配し、川原でUFOを見ている達生救出にコピー星人に変装して救出に行く。
    あー、こんな奥さん、素晴らしいな~~。見習いたい~~~~。と思った。

    里帰り
    札幌出身の幸一と名古屋出身の沙代は3月に結婚し、東京で所帯を持っていた。
    お盆の帰省をどうするか、相談した結果、双方の実家に帰ることになる。
    札幌から名古屋。お互いが思っている短所が長所に思えてくる幸一と沙代。
    来年も日本縦断するのだろう。
    私も別に主人の実家に行くのが嫌って言う訳じゃないのだけれど、やはり私には受け入れられないことがあって…。この物語のようになったら本当にいいと思うのだけど…。

    妻とマラソン
    N賞をもらった作家の大塚康夫の妻は走るのが日課になった。
    有名になったことで、友人が減り、知人が増え、暮らしにくくなってしまったのだった。調子がいい時は20キロも走る妻に東京マラソンをでてみないかと、出版社から誘われ、考えた末、出場することに決める。
    双子の息子と夫の応援を受けて走る里美だったが、ゴール近くではやはり歩く速さまで速度が落ちてしまっていた。その姿に感動する康夫だった。
    私も走ってみようかな~。

  • 家族の悩みや問題についての6つの短編です。
    読みやすく、設定も面白く、
    全編通じて家族に愛があってホロリときます。

  • 放置自転車に爆笑。

    家族であるのって、すごく難しくそしてあたりまえにちょっとしたことで成り立っているのだろう。

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我が家の問題の作品紹介

どうやら夫は仕事ができないらしい。-あなたの家にもきっとある、ささやかだければ悩ましい問題。

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