おれたちの青空

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著者 : 佐川光晴
  • 集英社 (2011年11月4日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087714272

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おれたちの青空の感想・レビュー・書評

  •  中学生の陽介や卓也のまっすぐさがまぶしい。それを支える魴鮄舎の恵子や玉木には大人として近づきたいと思う。みんないろんな問題をかけながらも、互いに愛と尊敬の念をもって暮らしている。大した変化もドラマもない生活だ。でも、恵子は何でもないことを楽しさに演出してしまう才能がある、食事の準備や食器のあと片付けとか。魴鮄舎を卒業する子供たちにはそんな日常がかけがえのない思い出になっていくんじゃないかな。
     オイラは家族や職場でそんなことができているだろうか?毎日を目を輝かせて暮らしているだろうか?
     尾崎聡子と宇野美江がどんな中学生になるのかが楽しみだな、陽介と卓也の高校生活も。

  • 佐川光晴のおれの〝おばさん〟がシリーズものだとは恥ずかしながら知らなかった。
    会話劇でなく、心情やシチュエーションだけの文字構成。
    似た様な小説では多少逃げに入ったりするが、そのまま一気にテンションが
    落ちることなく本を閉じることができた。文句なく面白い。

  • POP用。再読。
    でも、記憶が薄れていた。
    いいね、青空。そう、つながってるんだよ。

  • 多分この前に「おれのおばさん」っていう1巻目があったようだけど、ここから借りてしまった。児童養護施設に引き取られた子供たちとそれを支えるおばさんとの物語。あっという間に読める青春物語。

  • ■ 1601.
    〈読破期間〉
    2016/1/2~2016/1/6

  • 「おれのおばさん」シリーズ第二弾

    札幌の小さな中学生専用のグループホームで暮らす少年たちの物語。
    卓也の厳しい生い立ち。恵子おばさんの半生。それぞれの中編。

    前作で主役の陽介が、里子の口を断って自分の意思で特待生入学できる仙台の高校進学を決めるまでの短編。

    施設に暮らす子供たちの辛すぎる過去を乗り越えられるようにサポートする恵子おばさんを応援したい。
    続編も楽しみ

  • ほうごうしゃ

    小石のように 卓也の生い立ち
    あたしのいい人 後藤恵子の生い立ち
    おれたちの青空 陽一の生い立ち

    卓也 高校から渡米が、バレーボール推薦で、青森の高校行き

    後藤恵子 小山からコラム依頼 自分の人生振り返る
    快気祝いの席で、「芝居をまたする」
    ほうぼうしゃの出来事が、芝居だ!これからも続ける

    陽一 吉見の親父の高校の時の里親?制度を、断わり、宅態勢で仙台の寮での生活を選ぶ。

  • おれたちのおばさんシリーズの第2作品。1作品目の主人公の周りにいた人の過去が主な内容となっている。おばさんの過去、親友の過去、いよいよ受験期という時の分岐点。どんな未来が待っているのか、誰にでも楽しめる作品となっている。

    http://www.lib.miyakyo-u.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=250955

  • おれのおばさんシリーズ!
    1年越しぐらいに読んだから登場人物の名前とか忘れてたけど読んでくうちになんとなく思い出した~

    実はいまほうぼう舎(変換出ない…)のめちゃめちゃ近くに住んでて、でてくる地名とか身近なのもあって1巻目よりさらにおもしろかった

    自分の親に2度も見放された卓也くんの、それでもまだ俺は家族で住みたかったんだって思いが切ない
    子供には親が世界のすべてなのにそれがほころんでついにはなくなってしまう恐怖と、自分の恵まれた体格が、見たこともない産みの母とその人を襲った男から生まれたものだという事実が卓也くんをがんじがらめにしてる強い子だからたくさん我慢してたくさん泣いたんだろうなあ…

    おばさんの話も面白かったけどそこまで印象に残んなかった

  • おれのおばさんの続編。
    中2の冬、中3、高校受験、卒業式とめまぐるしくすぎる日々が、主人公と同い年の施設の子どもの卓也と、児童養護施設を切り盛りする恵子おばさんの視点から描かれている。
    それぞれの人の過去も明らかになり、回想を交えた文章のペースのよさは見事。

    つらい現実から逃れたくて、理想の世界があると願いたくても、そんなものはなく、自分のちからで人生を切り開いていくしかないという厳しいメッセージを、重くなりすぎることなく伝えてくれる。がんばろうという気持ちがわいてくる本。

  • 2014年8月西宮図書館

  • 今話題の児童養護施設の話。前作の「おれのおばさん」を読んでから時間がたっていたので、ストーリーを忘れつつあった。

  • 『おれのおばさん』の続編。
    時間軸は続きで、卓也、恵子おばさんが主役の中編と陽介の短編。

    卓也の生い立ちは前作になかったので、なるほど、こういう子だったのかという感じ。
    恵子おばさんは、陽介視点からの印象とあまり変わらないけれど、元夫のことも含めて、一応のくぎりがついてすっきりした。
    美宇と聡子のその後も気になる。

  • 周囲から見れば羨むような人でも、人はそれぞれに大小様々な悩みを抱えている。特に本書に登場する者たちは若くして大きすぎる悩みと葛藤している。
    悩みに立ち向かい成長していく姿ははかなくも美しいし、何よりも勇気づけられる。
    1作目同様、大いなる勇気を与えてもらった。

  • こんな旧制高校生みたいな男子たちまだどこかに生存してるんだろうか。いたらレッドデータアニマル確定。

  • 『おれたちの青空』(佐川光晴、集英社)は、第26回坪田譲治文学賞受賞した『おれのおばさん』の続編です。

    札幌の児童養護施設に暮す中学生たちも卒業の時期を迎え、高校進学への迷いと未来への希望を抱きながら、新たな人生に踏み出してゆく姿が描かれたいます。

    児童養護施設では、より家庭的な生活を営むことを目的とした小舎制やユニットケアが進んでいますが、生活する子どもたちの苦しみや悲しみ、施設で働く職員の苦労は並大抵のものではないと思います。

    『おれたちの青空』の子どもたちのように、どんな子どもも希望をもって生きてほしいと願わずにはおれません。

  • 続編ではあるが単発でも読める。しかし成長物語ではあるので前作を読んでからの方が印象は変わるかもしれない。子供も大人も時と共に変化し成長していくのだということが伝わってきたが、まだ結果が見えてこない発展途上の感が強かった。

  • 「おれのおばさん」が良かったので続編である本作が読みたかったのですが遅れ馳せながら…です。

  • 気楽に読んでいたら、思わず会社で泣いてしまった・・・
    家庭に問題があって親から離れて共同生活している子供たちの話

  • 児童養護施設から立派に巣立っていく子どもにエールを送りたくなりました。

    一方、わたしの悔い改めの日々が始まりました。

  • 前作の続編であるが、主人公の陽介をとりまく人たちの過去や心情がよく書かれている。前作よりもGood。

  • 続編のまた続編を読みたくなります。

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おれたちの青空の作品紹介

父親が服役中の陽介、虐待の記憶に苦しむスポーツ万能の卓也。札幌の児童養護施設「魴〓舎(ほうぼうしゃ)」に暮らす仲間も高校受験を控え、悩める時期を迎えている。ある大雪の朝、卓也は「家出」を敢行するが…(「小石のように」)他全3篇。高校進学への迷いと未来への希望-陽介と卓也に旅立ちの時が来た。第26回坪田譲治文学賞受賞作『おれのおばさん』に続く感動の青春小説。

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