回廊封鎖

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著者 : 佐々木譲
  • 集英社 (2012年8月3日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087714678

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回廊封鎖の感想・レビュー・書評

  • 武富士、アイフル、レイク、アコム、プロミス。
    色々思い出した。阿漕な商売。
    殺されるほど恨まれていたのかもしれない。
    被害者たちが目的を達しても虚しさしか残らなかった。

  • 刑事がわずかな手がかりで早々に犯人に目星をつけるんだけど、ほんとか!?ってぐらい鋭すぎ。だけど詰めが甘くて犯行は起こってしまううえに刑事2人は撃たれる。一番の悪が生き残ったとおもったら犯人一味の自爆によって死亡。最後の10ページぐらいで一気に7人が死ぬ(刑事2人は生死不明だが)。なんとも豪快な展開。展開が早くてよかった。

  • 評価が賛否両論だったので、あんまり期待しないで読んだけど、、さすが佐々木譲サンです!
    道警シリーズをずっと読んでたので、犯人達が主役の本作は新鮮だった。

    ホテルのシーンからラストまでが怒涛の展開。
    重原サポートの5人の執念が凄くて、散っていく姿に涙でた。
    ラストも悲しいけど、、良かった。

    ただ、二人の刑事。。
    がんばった割には最後あっけなかった。

  • 佐々木譲さんの作品にしては、いまいちといったところ。今回は犯罪者側の視点に立ってストーリーが展開しているが、やはり氏は警察側から書いている方が面白い。

    こういまひとつパンチが効いていないというか。

  • おもしろくないかも。。

    だいたい、高利貸しで、人を自殺に追い込むようなことしていた人が、された人に何されても、死んだ人はかえらなしい。。

    読んでて気分悪し。

    犯人わかっていて、読むのは、推理小説ではない。
    これは、警察物だった。

    遊軍中の望月と久保田。

    上司は八角

  • この一言を書いてしまうと、ある程度のネタバレになってしまうけれど…つらい小説でした。

    私腹を肥やしてきた金融業の元幹部、搾り取られ人生を狂わされた債務者。真っ直ぐな復讐の執念。真実に近づきつつある刑事。何も起こらないで、と願いつつ読み進むが……。感想は一言、つらい小説でした。

  • 悪なのに応援してしまう

  • 淡々とし過ぎて盛り上がらない

     読み手の問題だと思うが、一気読みできると思ったのに最初からペースが落ちていく。つまり、筋に乗り切れないまま1/4程度が済んでいく感じ。

     このままだとなかなか終わらないと思って、一気に斜め読みしてエンディングまですっ飛ばす。登場人物が多いからか、それぞれが駒にしか読めない。テーマは不条理な闇金融なのかなぁ。普通のサスペンスを期待したけどなぁ。

     要するに、イマイチかな。きっと読み手の自分に時間の余裕がなくて、集中できなかったからだろうな。残念。

  •  人生においてサラ金から金を借りたことはないのだが、それは運がいいのか、貧乏でも頑張ったからなのか、どちらなの? と聞かれるとよくわからない。ただ大手金貸しの竹○○が倒産したとき、何かあるなと思ったのは確かである。この小説ではそうした企業倒産の裏側で逃げ出した経営者への不当相続などの途轍もなくグレーな背景を浮き彫りにし、なおかつ警察キャリアの天下り先としての機能が、不当利益の経営者たち個人への流出を許したのではないかという疑惑に眼を向けた鋭い題材を取り扱っている。

     いかにも佐々木譲らしい正義感溢れる一作である。道警裏金問題を背景にした『うたう警官(文庫化の際「笑う警官」に改題)』に始まる道警シリーズにも見られる、社会悪に対する個人の正義を、まさにペンの力で戦い取ろうとする作者の意欲ある作風が本書でも息づいており、小説の世界でだけ得られるカタルシス(浄化作用)がなんとも言えぬ味をもたらす。

     元、大手金融機関の支店長クラスが狙われるという事件が連続する。それぞれが過去に犯した罪を償わされているのではないかと踏んだ捜査官たちは、犯人グループに迫ってゆく。一方で犯人グループは、もっと大きなターゲットの命を狙う計画を綿密に練りあげてゆく。

     狩られる側と狩る側、あるいはそのどちらにも立場を置く犯人グループ。この三つの組織の思惑がそれぞれに同時進行することで盛り上がってゆくサスペンスが読みどころである。読者としては犯人グループを応援したくなる構造でありながら、刑事たちの捜査の手は迫ってくるし、大物ターゲットは周囲に危険な護衛を用意する。

     地獄を見た男たちの一世一代の復讐活劇が、これ以上ない大舞台で待ち受ける。大舞台とは、六本木ヒルズをモデルにしたらしい六本木ステイツなる巨大複合施設ビルのことである。この精緻かつ警備の厳しい回廊のような空間で何が待ち受けているのか。手に汗握る活劇、予想を裏切る突発的展開に、振り回されること間違いなしの骨のあるアクション作品である。

  • 様々な伏線という糸が1本に繋がっていくこの著者の真骨頂。
    どこか「必殺仕事人」にも似た人情寄りの話

  • #読了。処刑の様な3件の殺人事件に共通していたのは、被害者が大手消費者金融の元社員であったこと。いち早く関連性を見抜いた刑事と、復習の為に立ち上がった元被害者が対峙する。モデルとなった会社はすぐに分かり、そこが生々しい。もっと怨念/執念の様なものを出していただければ。。。

  • 大御所の筆致だけあって、文章はテンポが良く読みやすい。だが、内容は淡々とすすむけれど、盛り上がりのないままエンドを迎えてしまった。
    それぞれの役回りの人物造型や背景などが中途半端であり、どれにも距離感を感じて感情移入ができなかった。悪者にもワルらしさが希薄で、復讐者の動機にも共感しにくいのだ。。現実はこんなものなのかもしれないが、それでは作品として面白くないと思う。

  • え、、急にジ・エンドの幕がファサーッて降りてきた感じです。これじゃ、なにもかも幕に覆われて、外には何も残らないのでは・・・?しかし、それも本望かもしれなかったな。命なぞ、全く惜しくない。むしろ再出発はそのためにあったようなもの。見届けられず残念だったに違いない。

    余談ですが。シリーズじゃないけども、うたう警官の時には、携帯電話を操作するのにあたふたしてた時代だったけど、これは、TwitterやFacebookが出てきたり。新しいなと。

  • 面白くて一気読みでした。
    ただし、ラストはチープに感じました。
    佐々木譲にしては出来の良い作品ではないと思います。

  • 消費者金融の被害者の復讐を描く社会派小説。

    全体的には面白く、スラスラと読めましたが、次の三点に不満があります。
    警察が犯人を疑う展開が偶然に頼りすぎていると思います
    ターゲットがリスクがあるとわかっていながら日本に来る必然性が不明でした。
    最後のオチは社会ホラーだと思いますが、登場人物全員死亡はやりすぎではないで
    しょうか。

  • 2013.11.11
    酷い取り立てを行ってきた消費者金融会社幹部、社員達を自分達の手で死刑にしてきた重原サポート。
    紅鶴の社長は既に死んでるけど、息子が、映画祭のパーティーに出ることで中国からやってくる。酷い取り立て、死に追いやった支店長達も憎いが会社の生き残り、優雅に暮らしている息子も憎くターゲットを息子にする。みなもう一度死んだ人間だと自分のことを思っており、金が欲しい訳でもなく、同じ様に死んでいった人たちと同じ思いをさせたい。

  • 六本木で行われた映画祭が舞台の犯罪小説。華やかな映画祭の裏で行われようとしている犯行の意味、それが問題なのだ。

  • 自分の人生がお終わったと思った人間の怖さとパワーはとてつもなく強力なんだなーと思える
    最初の数ページは人間の弱さが怖かった。
    主な登場人物がラストで あっけなかった。

  • 経営者一族が資産を持ったまま偽装解散したサラ金「紅鶴」の元従業員が
    殺害される一連の事件をみて,
    警視庁捜査一課の久保田は「紅鶴」から借金して厳しい取り立てにあい,
    訴訟を起こした原告団の中に犯人がいると推測する。
    おりしも「紅鶴」の経営者一族のひとりが,六本木の映画祭に香港からやってくるという。

    決して順調にはいかない犯人側の準備にはらはらしながら読める。

  • 「警官の血」の重厚さは何処?終盤のドタバタは残念すぎでした。

  • 今迄の作品と比べて、ちょっと物足りない。

  • 冒頭の、借金に苦しみ自殺する老夫婦の記述には心が痛む。こういった人たちの怒りが全ての事件の引き金になっているのだけれど、内容は割と淡白。主人公自身の怒りはあまり伝わってこないし、ボディガードも刑事も薄っぺらい感じ。惜しいなあ。

  • 消費者金融の取立てに人生を潰された人たちによる復讐劇。

    いつもの警察小説かと思いきや、犯人側の視点によるクライムノベルだった。消費者金融に食い物にされた被害者たちが寄り集まって、あれやこれやと復讐を企てていくのだが、素人集団の割にミッションインポシブルみたいな玄人さ。しかしながら、本のページ数が如何せん少ない。とんとん拍子に進んでいき、呆気なかった。結末の行方もあまり好きでない。ハッピーエンドにはなり得ないだろうが、そこまでしなくても。出てくる刑事も、途中、妙に勘が冴え渡っている割に、最後の方は逆に運に見放され。お気の毒、と思ってしまった。最後のページのでっち上げ記事も、何か不快。

  • 巨大ビルの中で、悲劇の幕があがる! 3つの殺人事件には共通点があった。被害者はみな大手消費者金融の元社員であること、処刑のような殺害方法…。久保田刑事は捜査する中で、意外な犯人像に迫る。事件の連鎖は止められるのか!(BOOKNAVI|集英社より)過去に大手のサラリーマン金融の過酷な取立てに人生を狂わされた人達の視点から書かれた復讐物語。事件を追う刑事は登場するが脇役で何時もの佐々木譲の警察小説と違う分野(ノワール)になる。終盤のホテルからラストの場面は悲しく哀れでやるせない気分。

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回廊封鎖の作品紹介

六本木のコンプレックスビルで開催される国際映画祭。アジアン・スターが招待される裏で、香港で実業家として成功する男の来日が噂されていた。羨望を一身に背負った男を標的に、「ある計画」がひそやかに、熱く動き出す。魂が震える、犯罪小説の最高峰。

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