- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087714692
感想・レビュー・書評
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「心は巧みなる画師の如し」
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■ 15141.
〈読破期間〉
2015/9/14~2015/9/17 -
今回は奇しくも終戦記念日にフィリピンに旅。
本の中で、終戦時の北朝鮮からの帰国する、ということが語られるなんて知らずに持ってきた本に、いろんなことがリンクする。
軍票、殺戮、戦争って人をなんでそんなにもおかしくしちゃうんだろうか?という意味のわからない行為。
フィリピンで観るBBCは、観ていて苦しい。
戦没者慰霊祭を一時間かけてしっかり中継し、靖国を参拝する長い列を写す。
反省の意を、繰り返すまじ、という最高裁判官の言葉も、報道してくれるものの、その列のインパクトは、世界の人たちに、日本はまだ、あの頃の天皇を神と崇めて戦争に邁進したあの精神を持ち続けているのだ、と、思わせるかもしれない。と思う。
肩身がせまい。@フィリピン。
2015.08.15 @puerto Princesa -
(下巻と一緒)
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骨董って面白いかも
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主人公志乃子は建物サッシ取付業者の妻。古物に興味を持つ志乃子は、近所にある閉店間近のかささぎ堂の女主人に、彼女の夫が以前骨董店をしていたときに集めてきたガラクタの中から文机と茶碗と手文庫を譲ってもらった。鼠志野の茶碗、太平洋戦争の戦後の手記の入っていた手文庫、これらの古物が志乃子を別世界に導いてゆく。登場人物特に女性は現実世界よりも知的で優しく魅力的。時と空間を移り行き、下巻に期待を持たせる。
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中年を過ぎた市井の女性が、人との良い巡り合わせで、生き生きと輝く場を得ていくという話。希望の火が読んだあとにも心にともりつづけるような、世の中の良さを真摯に信じて生きようと思うような、前向きできれいな話。
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コメントは下巻にまとめて
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都合良すぎ