小説フランス革命 IX ジャコバン派の独裁

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著者 : 佐藤賢一
  • 集英社 (2012年12月14日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087714906

小説フランス革命 IX ジャコバン派の独裁の感想・レビュー・書評

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  •  ジロンド派が自分たちの保身の為に、マラやエベールを逮捕する。
     しかし、それが逆効果になり、ついにパリの民衆が蜂起してしまう。
    ロベスピエールはなんとか議会内での論議でジロンド派を追い出そうと図るが、うまくいかない。
     さらに、フランスはスペインやイギリスに攻められて国境を守るのも危ない。
    又、ジロンド派が自分たちを守るために各自出身地で蜂起させている。
     いったいフランスはこの先どうなってしまうのか?
    次の巻を早く読みたくなります。

  • ジャコバン・クラブはブルジョワに支持されるジロンド派と市民側のジャコバン派に分裂する。ジロンド派はジャコバン派の中心人物マラーを告訴するも裁判で敗訴。それをきっかけにジャコバン派、ロベスピエールはジロンド派を憎悪する。

    という議会内対立が本巻のメインストリームだが、作者はエベールというゴシップ雑誌の編集者をクローズアップ。マラーをアイドル視する彼に下ネタを連発させながら、国王が処刑され、恐怖政治直前の不穏なフランス社会をコメディチックに描く。

    あまりのエベールの能天気っぷりに比較され、ロベスピエールの激しい感情が印象に残る。

  • エベールの文体や、マラの口語が障害となって、読み進めにくかった。

  • どんどん混乱していく。何もできない人は自分の優位な立場を求めてはいけない。

  • いよいよ物語も佳境に入ってきた感じです。最近の数巻ではロベスピエールの存在感が薄かったのですが、この巻からまた前面に出てきたような感じです。

  • ジャコバン派とジロンド派の泥試合はパリ市の蜂起で一挙にジャコバン独裁へと。優柔不断というか芯の座らない人物として描かれているロベスピエールが冷酷な独裁者へと向かうことになる歴史の流れ勢いを、著者は書きたかったんだろうなぁ。

  • 第9巻。ルイ16世を処刑したフランス。反革命を唱える諸外国との戦争は劣勢で、国内ではジロンド派とジャコバン派の政争が激しくなる。そんな中で、民衆の暴動がまた起きる。

    ジロンド派とジャコバン派の主張は、それほど違うようにも思えない。それでも、議会を2分する争いが起きる。それはやがて、ロベスピエールによる独裁政治へとつながっていく。

    混沌を極めた社会、政治において、人々はわかりやすくて口当たりのよい主張に流されることが多い。この歴史小説において、常にテーマとして流れているのは、雰囲気に流される大衆と、それに乗じようとする政治家の営みではないか。我々が歴史から学ぶべきひとつの教訓であるべきと思う。

  • この巻はとりたてて大きな出来事がない故に、中弛み状態。次巻からは、いよいよロベスピエールらの主導の粛清の嵐。

  • シリーズ第9巻。主役はエベールから始まる。マラではなくてエベールで来ましたか…。ほか、カミーユ・デムーラン、ロラン夫人、ロベスピエールとお馴染みの面々。ヴァンデの反乱も起こって周辺国の干渉も勢いを増すけれども物語の中心は全然パリから離れず。徹底してます。

  • 今回はエベール氏が中心(?)なためか、下ネタが多くて少々ウンザリ。ロベスピエールの影が少々薄い感じがあったが、史実から見ればこれから独裁・粛清がどう描かれていくのか興味深い。
    当時の政治家と今の政治家、特に日本の政治家を見比べて、あまり変わらないなぁと。結局は既得権益にしがみついているところは、いつの時代も同じなのかもしれないと思ってしまった(まぁ、しょせんはフィクションの世界なのだろうが)。それにしてもロラン夫人の傲慢さが鼻につく。

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小説フランス革命 IX ジャコバン派の独裁の作品紹介

外国との戦争、反革命の反乱、革命裁判所の設置。ダントンへの嫌疑とマラの逮捕。二大派閥、全面戦争へ。ロベスピエール暴走の萌芽。

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