手のひらの砂漠

  • 399人登録
  • 3.78評価
    • (24)
    • (83)
    • (46)
    • (7)
    • (0)
  • 69レビュー
著者 : 唯川恵
  • 集英社 (2013年4月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087715088

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

手のひらの砂漠の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 胸が痛い……

    可穂子は夫から激しいDVを受けていた。
    正常な判断力さえ奪われていた可穂子だったが、ある日、「殺される!」という恐怖を感じ、夫の元を逃げ出したのだが……

    DVやストーカー行為による被害を受けていた人が警察等に相談しても解決できず、、最悪の結果を向かえてしまう事件が後をたたない。
    被害者の女性はどれだけ恐くて、辛かっただろう。

    ラストはちょっとだけホッとしたけれど、やっぱり最後までこんなに辛いのか、と……

  • 世の中には、こんな男もいるのか。DV被害者の主人公が、シェルターに保護され、その後も隠れてしか生活ができない。離婚成立後もまだ元DV夫が主人公をつけまわす。
    ストーカー被害者は警察に訴えてもなかなか取り合ってはもらえないと聞く。
    どこまでもつけ回し、その先々での小さな幸せを踏みにじる。それでも、やはり逃げ回るしかないのか。


    DVというのは、テレビでしか見ることがなく、なかなか現実味がないのだが、実際に苦しんでいる人は少なからずいるのだろう。
    物語の最後、やっと幸せにと思ったが、違う結末が待っていた。だが、これも、いい終わり方だと思った。

  • 許せない
    DVなんて絶対許せない

    TVの中の話だと思っていたけど、現実身近なところにも起きているのを知った時、あまりにもその加害者の表の顔と裏の顔が違うことに戸惑った。だから、この作品の中で可穂子に起きていることも誇張されているわけではないはず。

    こんな風に人の人生変えてしまうDV、絶対許せない。許しちゃいけない。

  • こんな人生ってのもあるの?
    DV夫に翻弄させる女性の生き様。

    取材を綿密に行ったようで、参考文献にはDV関連書が。
    ということはまるっきりのフィクションではなく誰かが何処かでかつて味わった恐怖なのかも。
    そう想像を巡らせると全くの他人事とは思えないのだけれど・・・
    やっぱり2時間ドラマを斜に構えて観ているような、そんな非現実感が感じられる。
    殺人が2度なされることや、行く先々での出会う人たちが造り込まれた感じがあって。(かつて同居したことのある女性が殺されたことを含めると殺人は3度。)
    だいいち、DV自体、あれほどの狂気を伴うものなのとは幸いにして知らない。親に向けての遺書とか・・・

    後味が悪かったのでなんだか読まない方が良かったかなぁ~レベルの本でした。

  • 唯川さんは、何となく甘い恋愛小説のイメージがあって、食わず(読まず)嫌いでしたが、今回は興味あるテーマだったので、読んでみました。

    一気に読み終わりました。
    DVの経験がない人は、夫がこんなことするなんて…と信じられないようですが、本当にあるんですよね。
    可穂子が、えるあみファームで元気を取り戻せてよかった。

    それでも終わりでないところが、DVというかストーカーの恐ろしいところで。
    最後に可穂子が夫を殺せたことはスッとしたけれども、習いたての合気道でそんなにうまくいくのかな? と思ったり。
    再婚しようと思っていた相手が、元の奥さんとよりを戻していたのは、どうしてそうなったのか気になるところ。

  • 何気ない日常生活の中の家庭の中の恐怖。一気に読んでしまいました。シェルターの中の優しい人達の連帯が救いです。普通に幸せになるってことがこんなに難しいこととは、、、

  • 読了日2013/10
    サスペンスというより、もはやホラー。
    世の中には、こんな理不尽なDVやストーカーで苦しんでいる女性が大勢いるのかと思うと怒りがわいてくる。
    最後、スカッと終わってくれて清々したけど、現実は女性が逃げ回って苦しんでいるほうが多いはず。
    ごく最近も事件があったけど、どうして、ストーカーやDVをする男がいるのか、存在するのか、生まれてくるのか。人間として生きていくことを神様はどうして許したのか。本当に悔しい。
    女性向けの本だけど、男性が読んだらどんな感想が出るんだろう。興味あるな。

  • 夫の暴力から身一つで逃げ出した可穂子。駆け込んだ警察からシェルターに、そしてステップハウスへと居所を隠しながら、弁護士の力を借りてようやく離婚も成立した。縁あってDV被害女性たちばかりが暮らすエコファームで働きながら、少しずつ自立を果たそうとするが、ファームを運営する裕ママにはストーカーに一人娘を殺されたという過去があった。さらに、元夫・雄二の執拗な追跡の手が迫る…! 新しく始まるかに思えた愛する人との生活も、雄二によって握りつぶされた時、可穂子が選んだ道は――!?
    直木賞作家・唯川恵が、増え続けるストーカーやDV被害の現実に切り込む、衝撃のノンストップサスペンス!

  • 薦められて読んでみけど唯川恵ってこーいうのも書くんだね
    DV.幼児虐待、ストーカー、パワハラとか
    加害者は治らないと思う

    前回に引き続き重い本(>_<)
    さーぁ次の本は重くないものをー
    今月は毎日が暇だから読み続けなきゃひたすら
    間に年末掃除もしながら×××

全69件中 1 - 10件を表示

手のひらの砂漠を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

手のひらの砂漠の作品紹介

DVと闘う女性を描くサスペンス超大作!
夫の暴力から身一つで逃げ出した可穂子。弁護士の手を借り離婚も成立し、新しい人生を始めようと模索する。が、どこまでも追ってくる元夫・雄二の執拗な影に彼女は…! 直木賞作家が放つ衝撃作!

ツイートする