手のひらの砂漠

著者 : 唯川恵

• 集英社 (2013年4月5日発売)

感想・レビュー・書評

[yunahojoさんの感想 · 2013年12月3日]

DVって肉体的な物だけではないををだよね。言葉はもちろん精神的な抑圧なんかもそうだよね。加害者がいけないのはもちろんのことだけど、加害者を許してしまうとか、自分が我慢すればなんとかなると思ってしまいがちな人は被害者になりやすいのかな。逃げ場があれば良いが、逃げ場を持てない人は最悪の自殺コースなんたろうな。自殺に追い込んでおいて自死した人が残された人のことを考えないとほざいた最低な人間が過去の知り合いにいたことを思い出した。周りの事が。考えられるくらいなら自殺せんわ(-_-メ)

[rabumamaさんの感想 · 2013年9月28日]

装丁やタイトルもイメージを裏切ってのサスペンスっていうので
期待して読んだのだけど、う～ん。
なんだかどこかで読んだようなお話を
あれこれくっつけて一つのお話にしたような感じ。
ラストも想像通りだし、読んでも読まなくてもいいような本。

[yuyu9900さんの感想 · 2013年9月25日]

唯川さんはやっぱり読ませる作家です。
ぐいぐい、とストーリーに引き込まれていきました。
しかし・・・読後感はすっきり～★とはいかないです・・・。
けど、あれはあれで良いオワリだと思います。
きっと何度でも主人公は立ち上がってくれると思います。

[きらきらひかるさんの感想 · 2013年9月14日]

DVそしてストーカー行為。被害が自分だけでなく、自分に関係する人にも容赦なく及んでいく。この怖さ。実際にもDVで逃げた妻をかくまった友人が殺されている。人の内面、裏面を見抜くのは容易でないだけに被害にあったら人生終わっちゃうこの怖さを公にしていかなければならないのかもしれない。

[babibibon0825さんの感想 · 2013年9月9日]

サスペンスドラマを見ている感覚だった。

[rodorigesuさんの感想 · 2013年9月6日]

被害にあわないと、切迫感はわからないのかも（出来れば味わいたくないが）
だから現実でも、みんなが被害者を加害者の目に触れさせることを無意識でやってしまう。
私もわかってないんだろう。

被害者は、２４時間闘ってるんだなと思った。相手と社会と。
相手の心が変わらなければ、DVの行き着くところは“殺人”なんだと本読んで気づかされた。
覚えておく。

人が死んでるのに、懲役７年とか４年って軽い。
警察も裁判所も、ｄｖに対する刑が軽すぎるし、一時的にしか助けられない。
誰しも、自分が受けないと被害者の絶望なんてわからないのかな。

世の中は結婚を良い物のように進めてくるけど、
これから生きていく上で、加害者の様な人間に捕まるのだけは絶対嫌だと思った。
私は殴られるために生まれてきたわけじゃないので。
愛って絶望だよね、という言葉を思い出した。
私も真美みたいに自分の足で立たないと。

[えーこさんの感想 · 2013年9月5日]

続きが気になって一気に読んでしまいましたが、読めば読むほど怖くなる…

ここまで色々あったんだし最後は幸せになるはず！
とか思ってましたが私としては何とも悲しいラストでした…

主人公はその場所で暮らすのが幸せかもしれないけどやはりあの人と幸せになって欲しかったな…

面白かったけど読めば読むほど苦しくなるので星三つで(>_<)

[くるるさんの感想 · 2013年9月1日]

読んでいてヒロインの気持ちに同調して苦しくなったり、怖くなったり。世間にはＤＶやストーカーの被害も頻繁に起きているのだから、このヒロインのような体験は稀な事ではないのだろう。この本の衝撃的な結末も完全に全肯定する事は出来ないとは思いつつも、ニュースなどで見る実世間の犯罪を思えばそういう決着の付け方もありなのかなとも思う。・・・「世の中には、生きていてはいけない人間がいるって」

[110mihoさんの感想 · 2013年8月14日]

一気に読めたけど暗すぎるし虚しすぎる

[oyo4さんの感想 · 2013年8月4日]

ＤＶ男かどうかなんて見分けようもなく、ただ運なんだろうか。出会わなかったそのことだけで幸せに思えてくる。 － "それでも、人生は何が起こるかわからない。いいことも、悪いことも、そ知らぬ顔で近づいてくる。ただ、これだけはわかる。すべては繋がっている"