お伊勢ものがたり 親子三代道中記

  • 82人登録
  • 3.63評価
    • (7)
    • (17)
    • (13)
    • (3)
    • (1)
  • 20レビュー
著者 : 梶よう子
  • 集英社 (2013年9月26日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087715309

お伊勢ものがたり 親子三代道中記の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 江戸時代の人にとって、なぜお伊勢参りが一生の願いだったのか。 なるほどね~~、これは楽しいわ!(#^.^#)と納得できる筋運びで、お伊勢までの道中を私もゆっくり同行させてもらいました。(#^.^#).


    武家の女三代、まつ、香矢、雪乃、そして御師と呼ばれるお伊勢参りのガイドさん、久松。

    気難しい姑や女遊びの匂い漂わせる夫、という鬱屈を持つ香矢の目線で物語は進みます。
    武家の窮屈な暮らしから離れて、ガイド付きの旅行、しかも途中、元巾着切りの女、何やらわけありらしい老武士、抜け参りのやんちゃな男の子と白犬、などが道連れになるは、土地の名物はもれなく久松が調達してくれるは、(しかも久松は新米ゆえにかなり笑わせてくれる&ひやひやする失敗を!)とくれば、読んでいて楽しくないはずがない。

    で、伊勢に着いてからがまた、なんというか極楽のような接待が待っているという、そっか、ここも含めてのお伊勢参りなのね、と。

    でも、一番面白いのは、香矢が雪乃には母親であるけれど、まつには娘である、という、まぁ、当たり前ではあるのですが、その立場で心持ちが全く違ってしまう、という、うんうん、覚えがあるよ!と。

    香矢が、なぜ母上は自分の考えていることをなんでもお見通しなのだろう、と不思議がるのですが、
    それは母親だから当然、という流れで書かれていたのに、実は・・・なんていう種明かしもあったりして、そこを拾い読みしながら再読する楽しみもありました。(#^.^#)

    物見遊山が目的だけではなく、香矢が背中にしょった密書の内容は?
    雪乃の縁談はどうなるの?
    久松は最後までこの三人をご案内できるの?
    そして、香矢と夫の夫婦仲は修復可能なの?

    といった縦糸も巧みに張られて、サクサク楽しむことができました。

  • 武家の隠居 まつは、お伊勢まいりを思い立ち嫁に行った娘の香矢と孫娘の雪乃を連れ伊勢に旅立つが、案内役の御師の久松は見習いで頼りなく波瀾の旅が続く。香矢が抱える密書や旅の途中で出会う人々との交流を通して、3人が江戸で抱えていた様々な思いに道が見えてくる展開。ほのぼのとした道中でキャラたちに合ったユーモラスな読み味に密書や敵討ちなども絡んでくるがこれはちょっと弱い。所々で成長した思いなどは面白いけど、全体としてピリッとせず各エピソードが淡々としすぎてあまり盛り上がりがない。ラストは粋で良いな。

  • 吉成香矢(よしなり かや)
    吉成雪乃 (15 歳)
    滝口まつ(香矢の母、雪乃の祖母)
    久松(宇治山田の御師、五日市太夫次郎右衛門の手代)

  • 読んで心の温かくなる話でした。

  • 数々の出会いと別れ。

    まるでRPG。

    親子3人と案内人から構成される4人パーティーが、
    わけありの旅人と出会って、ともに旅をし、
    ミッションをクリアしていく・・・・
    みたいな。

    思わぬ展開。
    また最初のページにもどりたくなる。

  • 青春と読書2012年10月号〜2013年9月号連載。2013年9月刊。武家の母、娘、祖母と御師見習のお伊勢参りの道中記。江戸人情もの。楽しい設定で、すらすら読めましたが、盛り上がりに欠けます。

  • 伊勢にいきたくなる

  • L

    この作家作品を多く読んだわけではないのだが良作。伊勢参りの話も過去にいくつか読んだけれど、伊勢参りに固執した内容ではなくて、武家の妻女が女だけ(案内者はいる)で旅に出すには伊勢参りをさせるしかなかったから。と思われ。
    母娘の珍道中モノかと思いきや、途中から軽いものから重いものまでウイットに富んでいて、挙げ句の果てにはなぜか泣ける。
    こんな武家の妻女がこんな旅したっていいじゃん的な気持ちで終われる。
    最後まで読むと最初の序章に立ち戻って読み直してしまうのがツボ。
    女流作家でこの雰囲気だせるのは数人しか知らなかったのでいい拾い物をした気分。

  • まあまあ肩の凝らない本でした。

  • 江戸時代の武家の奥さんがお母さんと娘三世代で伊勢詣でをするお話です。
    いろんな人との交流があって、旅はいいなぁって思えるお話でした。
    軽い読み物としても良い本だったよ。
    お伊勢さまに行きたくなっちゃった♪

全20件中 1 - 10件を表示

梶よう子の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
三浦 しをん
朝井 まかて
三浦 しをん
宮部 みゆき
三浦 しをん
宮部 みゆき
畠中 恵
有効な右矢印 無効な右矢印

お伊勢ものがたり 親子三代道中記はこんな本です

お伊勢ものがたり 親子三代道中記を本棚に「読みたい」で登録しているひと

お伊勢ものがたり 親子三代道中記を本棚に「読み終わった」で登録しているひと

お伊勢ものがたり 親子三代道中記を本棚に「積読」で登録しているひと

お伊勢ものがたり 親子三代道中記の作品紹介

母は人生でやり残したことを叶えるため。娘は二条城在番の夫へ密書を届けるため。孫は嫁入り前の思い出作りのため。それぞれの思いを抱え、頼りない御師・久松の案内で伊勢への旅がはじまる。

お伊勢ものがたり 親子三代道中記のKindle版

お伊勢ものがたり 親子三代道中記の文庫

ツイートする