浮雲心霊奇譚 赤眼の理

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 459
感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087715897

作品紹介・あらすじ

集英社・神永学10周年記念作品。江戸の世に、赤い眼で死者の魂を見る憑きもの落としがいた──。『心霊探偵八雲』の祖先登場の新シリーズ開幕! 全ての読者に贈る極上のエンターテインメント小説。

感想・レビュー・書評

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  • 幕末心霊ミステリー。浮雲は腕利き憑き者落とし。専門は幽霊。物の怪,人の仕業は専門外。
    浮雲が平凡な八十八の世界を変えた(相棒)
    薬売土方と女剣士伊織の活躍は必見。
    絵師・呪術師狩野遊山は怪しい。

  • 憑きもの落としの浮雲と、いつのまにか浮雲の助手の様な位置にいる絵師を目指す八十八。2人が幽霊の絡むミステリーの謎を解いて行く話。同じく神永学さんの小説『八雲シリーズ』の主人公八雲の祖先の話らしい。
    幽霊が出てくる話ではあるが怖さはあまり感じず、ミステリー感の方が強い感じがしました。一見冷酷で面倒くさがりな八雲とお人好しな八十八の会話のやりとりが面白かったです。

  • 八雲の原点のようで、八雲シリーズを未読でも別物として読めます。
    時代物ですと読むのに抵抗がある方でも、これは大丈夫ですよ。
    シリーズ化のようですので、期待しています。

  • 八雲シリーズかと思いきや、時代編になっていて驚きました。
    江戸末期。
    新撰組で有名な土方歳三が登場して、また更に驚きました。
    そして、狩野幽山が出てきてまたビックリ!

    誰でも名前を聞いた事のあるような著名人をこんな形で登場させるなんて!!!
    いろんな意味で驚かされた作品です。

    ストーリーは文句なしに面白かった。
    キャラクター的には山猫に近いかも?
    まだまだ続きそうです。

  • 2015.2.9読了

    時代物だからどうかなーとか思ってたけど、すらすらさくさく読み終えてしまった。
    やはり人物像がどことなく八雲に似てたりする。
    これもシリーズ化していくんだろーねーー

  • 死んでもなお、思いが強すぎて成仏できない幽霊たち。最初の話で、自らの命などどうでもよくて、一度も我が子を抱くことなく死んでも、それでも尚、ただ一途に我が子の身を案じ続けた愛情深い母の話には胸をうたれた。

  • 思ったより読みやすくて一気読み。幕末では赤い眼はさぞかし目立つだろうな〜。意外にもキャラが良くて続きが気になります。土方歳三まで出てくるとは。そう言えば八雲シリーズはどこまで読んだかな〜。

  • 浮雲シリーズは今迄2冊ばかり読んでいた。今回は始めから読んで見ようと思って過去の作品を本屋さんで探し4冊ばかり買い求め第1巻から読んだ。浮雲の名前の由来が判明した。浮雲が人を殺さないのがいいな。

  • 八雲の先祖なのか?? 八雲より多少腰が軽く、仕事として眼を使っている。
    八の周囲はハルカの先祖が入っている模様。

  • 【収録作品】赤眼の理/恋慕の理/呪詛の理

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著者プロフィール

2003年『赤い隻眼』でデビュー。改題した「心霊探偵八雲」シリーズでブレイク。様々なエンタテインメント作品を発表し続けている。

「2023年 『怪盗探偵山猫 深紅の虎』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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