大きくなる日

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著者 : 佐川光晴
  • 集英社 (2016年4月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087716542

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大きくなる日の感想・レビュー・書評

  • 介護、外国人家族、少年サッカーの指導、保育現場の課題、部活、恋、PTAなど、様々な問題にもがきながらも解決に向け頑張る人たちの九つの連作短編。
    私にはみんなちょっとまぶしかったかな(〃∀〃)ゞ

    あ〜男の子ってこんなに可愛いんだ。保育園から中学卒業までの太二くんを色んな角度から見守って、気分はすっかり太二くんママ(⁎˃ᴗ˂⁎)

    介護の問題には不安になった。自分の親の介護をする時主人に迷惑をかけずにどこまでできるのか…時にはこの夫婦みたいに喧嘩になってしまうのかな。
    色んな問題を家族で乗り越えていきたいそう思える本でした。

    「ぼくのなまえ」太二くんの卒園式。

    「お兄ちゃんになりたい」介護問題。旦那さんが怒ってビックリした。これが現実か。

    「水筒の中はコーラ」文化の違いって大変。コーラはお茶みたいなもの?

    「もっと勉強がしたい」母は父の味方であるべきか子供の味方であるべきか。

    「どっちも勇気」サッカーチームの指導者の大変さ。

    「保育士の仕事」保育の現場はどうなっていくのか、今まで考えたこともなかった問題。

    「四本のラケット」部活の人間関係はいつの時代も難しい。グーパーじゃんけんはよくないね。

    「本当の気持ち」ちょっと、えっと思った。中2の女の子が好きの気持ちが最高潮になったとしても片思いの人に対して「いつかあのひとの子どもを産みたい」とは思わないような…。

    「みんな笑顔」受験前後のPTAは特に難しい。親も子も大変なのだ。

  • 初めての作家で
    初めて読んだ作品が
    自分の中でヒットであれば
    その日は とてもいい気分になってしまう

    図書館で何気なく
    手に取った一冊でした
    これが 上記の条件そのまんま

    どこにでもあるような
    等身大の日本の家族の営みが描かれる
    とくにそんなに大きな出来事が起こるわけでもなく
    とくに超人的な主要人物が大活躍するわけでもない

    それでも、最後まで
    うん あるよねぇ こういうこと
    うん あるよねぇ そういう気持ち
    うん あるよねぇ そうなってしまうこと
    それらが
    適度な緊張感とどうなっていくのだろう
    の見事なストーリーテーリングで
    最期には ほっ とさせられる

    優れた日常小説ですね

  • ごく普通の家庭に育つ太二の保育園時代から中学卒業までの連作短編集

    素直で子供らしくスポーツも得意で勉強もそこそこできる太二。
    彼の成長を、家族の目からだけでなく、他人の目からも描いていく。

    親戚の子どもを見守るような気持ちで読み進めることができた。基本的にすごく悪い人は出てこないし読後感も良い。

    おれのおばさんシリーズの作家ならではの優しい雰囲気が良かった

  • オムニバス形式の小説。
    全9話。
    しんみりしたり、成長したなぁって感じたり、日常の出来事が凝縮された一冊だった。
    面白かったです。

  • どこにでもありそうな普通の家族、横山家の日常を描く連作短編集。保育園から中3までの長男太二くんの成長を時には近所の人目線で、時にはわが子のように追っていきながら、読み進みました。とびきりのいい子に成長している様子が嫉ましくもあり、眩しく感じたり誇らしかったり、いろんな感情が忙しく湧いてきて、そして泣けました。

  • 豆腐食べたい。

  • 2016.7.3〜7.9
    幼稚園卒園から中3までの成長物語。
    泣いた。良かった。

  • こんな素敵な家族がいたらイイですね。

  •  保育園を卒園する太一に始まり、中学卒業を控えた太一の親で終わる物語。その間に、彼の周囲にいる仲間、親、教師などを主人公とした短編が並ぶ。ユニークな構成の小説だと思う。
     面白いと思ったのは、一人の人間について、身内から見た場合と、第三者から見た場合とでは全く違う、ということを描いている点だ。当たり前といえば当たり前だが、この物語はそういった「当たり前」のこと、あるいは「読者が経験したであろうこと」で成り立っている。そこに共感できる理由があると思う。
     ただ、やはり成功者の物語である。だからあの「武藤さん」ではないが所々「やきもち」がフツフツと湧き上がってしまうのである。(〃艸〃)

  • 太二とその家族を中心に
    近所の人や同級生などが
    少しずつ重なり合っている短編集。

    ほっこりな気分になるいい小説です。

    私の子供たち(慧大(けいた)、碧泉(あおい))も
    こんな風に成長していくのかな。

  • 子どもと、その周囲の大人たちの成長と瑞々しい心の動きを優しく切り取る短編集。
    連作短篇のように人物が少し重なっている事で、「あの子も大きくなったなぁ」とほっこりしながら読み進む。
    それぞれが少しずつ成長していく姿は、感動的。

  • +++
    どこかにありそうな町の、どこかにいそうな家族。そんな一家のありふれた日常の中に、かけがえのない大切な瞬間が詰まっている―。四人家族の横山家の歩みを中心に、人生の小さな転機の日を描く、九つの連作成長物語。そんな素晴らしい一日が、あなたの周りにも、きっとある―。子供に、親に、保育士さんに、先生に…。その日、小さな奇跡が起きる。人それぞれの小さな一歩に温かく寄り添う、感動の連作短編!珠玉の家族小説。
    +++
    「ぼくのなまえ」 「お兄ちゃんになりたい」 「水筒のなかはコーラ」 「もっと勉強がしたい」 「どっちも勇気」 「保育士のしごと」 「四本のラケット」 「本当のきもち」 「やっぱり笑顔」
    +++

    保育園児の太二が高校生になるまでなので、かなり長いスパンの物語である。父と母と弓子と太二の四人家族の横山一家を軸に、それぞれが日々関わる周りの人たちをも含めて、よく見かける日常の風景が描かれている。ひとつひとつは些細な出来事でも、それらが積み重なって人は少しずつ成長していくのだということがよく判る。笑っていられることばかりではない毎日が、愛おしく思えるようになる一冊である。

  • 167

    2016年では47冊

  • 子どもの成長を温かい目でとらえた短編連作集。

  • テニスが上手くて、スポーツも勉強も出来る太二の家族(父母と姉)を軸にクラスメイトや後輩たちを描いた連作。
    「おれのおばさん」が良かったので期待して読んだんだけど、期待しすぎたかな?悪くわないけど。

  • 短編連作。家族。保育園。テニス。父母姉弟の家族を中心にいろいろな家族が描かれている連作短編集。子ども目線で語られている話もあるけど、ほかの話も含めてどうにも大人の言い分ばかり。『おれのおばさん』ほどには楽しく読めなかった…。

  • 子どもって本当に毎日少しずつだけど確実に成長している。親はその変化に驚いたり戸惑ったり。
    でも実は親自身も子どもと一緒に成長したり変化したりしているわけで。
    両親と姉と弟の四人家族、横山家とその4人と関わる人たちの、日々の成長と変化をゆっくりと見守る物語たち。このゆっくりとした作者の視線がとても温かくて優しくて心地いい。
    かつて子どもであった人、子どもを育てて来た人、子どもに係る仕事の人、これから大人になっていく人、全ての人と一緒に共有したい一冊。
    個人的ベストのお話は「四本のラケット」。スポーツマンっていいよね、そう素直に思う。

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大きくなる日の作品紹介

子供も、親も、保育士さんも、先生も、心をつなげば大きくなれる──。四人家族の横山家の歩みを中心に、人間の成長を描く九つの連作短編。『おれのおばさん』シリーズの佐川光晴が贈る感動作!!


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