- Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087726077
感想・レビュー・書評
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バリ島が舞台のお話①
山田詠美さんの小説はほとんど読んでいるのですがこのバリ島での物語たちは読んでいなかったので、バリ島への旅行が決まったのをきっかけに読むことにしました。
過去の山田詠美さんの代表的な作風。性愛。甘い吐息だとか濡れた瞼やらペニスやらセックスやら満載! って言葉にして書いちゃうとしょうもなく感じちゃうけど。
山田詠美さんの作品、特に昔の作品が大好きだったのはわたしが10代の頃で、時代も大きく変わって、女が男と寝るなんて挨拶みたいなもの、という風潮も今となればそんな珍しくないものですからね。どうも物語にのれなかった。
けど15歳の青年、トニ。声を発することも聞き取ることもできないこの青年が主人公が他の男に抱かれる様を見つめ常にそばに居続け、身体を抱かずに心を抱くという方法で主人公の心を溶かしたトニのあのラストはなんだか呆気なく儚く哀切だったな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
インドネシア、バリ島などを舞台とした作品です。
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山田詠美の作品の中では少し特異な感じはするものの、優しく甘くとても切ないストーリーに惹かれています。
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後半は登場人物の切ない心情を上手く描き出しているし、喪失感のリアリティーはすばらしい。
しかし前半はくどすぎるように思う。一つの作品としての完成度は低い。 -
ノンフィクションかと思っちゃった。
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南国の空気を吸った事のある人には共感できる世界観。
こんな男の子かわいすぎるよw