バイテク・センチュリー 遺伝子が人類、そして世界を改造する

  • 集英社
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087733143

作品紹介・あらすじ

コンピュータと生命科学が合体したバイテク革命はすでに始まっている。21世紀、バイオは人類を破壊する?恐るべき遺伝子ビジネスの最前線を追う。

感想・レビュー・書評

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  •  さてこの本をどのように紹介すれば適切でしょうか。先ずは章立てと私の一言コメントを見て下さい。

     第一章 バイオテクノロジーの世紀
          これから起ころうとしていること
     第二章 生命の特許権
          遺伝子情報は発明か?>専門家の松田さんどう思います?
     第三章 第二の創世記
          新しい生物
     第四章 優生学的文明
          ヒトラー・遺伝子病
     第五章 遺伝子の社会学
          遺伝子情報とリスクマネジメント
     第六章 DNAをコンピュータに入れる
          目指すはDNAスーパーコンピュータ>田口さん調査対象ですか?
     第七章 自然を作り直す
          全く新しい生物の誕生
     第八章 個人的な見解
          ノーコメント

     筆者は21世紀がバイオテクノロジーの世紀になると予測し,今起きていること,起ころうとしていることを冷静に紹介しています。しかし,これにはものすごく怖い面があります。読みながら本当に背筋が寒くなりました。どんなホラー小説より怖いことを請け合います。最後に私が最もぞっとした箇所を紹介しましょう。

     「少なくとも一人の研究者が言うには,21世紀初めのいつか,彼は人工子宮の中で頭のないヒトのクローンを育てられるようになり,クローニングのために細胞を提供した人物が生きているあいだ,その人の人体部品のスペアとして使えるかもしれないそうだ。」

    ウンーン! でも読んでみて下さい。

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著者プロフィール

文明評論家。経済動向財団代表。欧州委員会、メルケル独首相をはじめ、世界各国の首脳・政府高官のアドバイザーを務めるほか、TIRコンサルティング・グループ代表として協働型コモンズのためのIoTインフラ造りに寄与する。ペンシルヴェニア大学ウォートンスクールの経営幹部教育プログラムの上級講師。『エントロピーの法則』(祥伝社)、『水素エコノミー』『ヨーロピアン・ドリーム』『限界費用ゼロ社会』(以上NHK出版)、『エイジ・オブ・アクセス』(集英社)、『第三次産業革命』(インターシフト)などの著書が世界的ベストセラーとなる。『ヨーロピアン・ドリーム(The European Dream)』はCorine International Book Prize受賞。広い視野と鋭い洞察力で経済・社会を分析し、未来構想を提示する手腕は世界中から高い評価を得る。

「2020年 『グローバル・グリーン・ニューディール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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