ある男の聖書

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著者 : 高行健
制作 : 高 行健  飯塚 容 
  • 集英社 (2001年11月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (488ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087733518

ある男の聖書の感想・レビュー・書評

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  • ノーベル賞を授賞したフランスへと亡命した中国人作家高行健氏の自伝的作品『ある男の聖書』を読了。
    文体や手法は翻訳ものだから正確には分からないが自分がおかれた状況における自分という存在の意味やその変化を巧く書き出した作品だと思った。ましてや主人公が経験したのがあけ名高い文化革命である。この作家の作品は中国では発禁処分となっているらしい。文化革命時の人々の混乱具合と巻き込まれた人たちのサバイバルの様子が見事に描きだされており、今の中国のベースを作った時代の変化にかんして知りたい方にもおすすめです。読むのにはページ数も多く重い本だが一読の価値はある。

  • 前作『霊山』を読み終わったので、読み始めた。前作と比べて、具体的な記述がより目立つ印象。

    『霊山』が時空を自由にかけまわって、雄大で抽象的な旅路を行くのに対して、本書は文革で彼個人がどのような経験をし、どのような社会・制度的な弊害があったのか、誕生からその受難が述べられている。

    長すぎて途中からやや斜め読み。高行健ワールドに浸りすぎたせいかしら。そのため、「説教くさい」という感想を持つ人の気持ちもわからなくはない。でも『霊山』と合わせて、高行健シリーズとして一連の作品群として鑑賞すると、なかなか興味深い作品として読めた。順序としては『霊山』を先に読むのがいいと思います。

  • 2000年度ノーベル文学賞受賞の中国人作家、

    文化大革命、天安門事件を経てフランスに政治亡命、
    中国では全作品が発禁

    恐怖の「文化大革命」時代を背景とした性と愛。
    暗く、またみずみずしい青春小説。

    文化大革命・天安門事件・毛沢東・周恩来などに関する本はたくさん読んできたが、自らの体験を文学の形で、読む者を引き付ける力は凄い。

    毛沢東に対する評価、文革期の人間の精神、
    中国の若者がこの本を読むことができる時代が、近い将来に来ることを切望する。

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高行健の作品

ある男の聖書はこんな本です

ある男の聖書の作品紹介

恐怖の「文化大革命」時代を背景とした性と愛。暗く、またみずみずしい青春小説。

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