ストームブレイカー (女王陛下の少年スパイ!アレックス)

  • 集英社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087733686

感想・レビュー・書評

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  • 14歳のアレックスは唯一の肉親イアン叔父さんを交通事故で失う。しかし叔父さんは事故にみせかけられて殺されたことがわかる。しかも叔父さんが諜報機関MI6の工作員だと聞かされ、アレックス自身も叔父さんの敵を討つためにMI6にスカウトされるのだった。

    今や『カササギ殺人事件』で有名になったアンソニー・ホロヴィッツによるYA作品。『カササギ』ではクリスティの色が強く出ていましたが、ここではジェームズ・ボンドを彷彿とさせるスパイアクションが展開されます。
    荒唐無稽のジェットコースターストーリーといった感じで、細かい理屈抜きにしてハラハラドキドキと爽快感を味わえます。何せいきなり中学生を軍の訓練に参加させたり、超高性能秘密兵器が登場したり、実は叔父さんにあれこれと仕込まれていた超人的能力だとか、細かい理屈が入り込む隙がありません。
    しかもイラスト担当が荒木飛呂彦ですから、脳内で展開されるアクションシーンも派手になりますとも。

    ストーリー展開のひねりや、どんでん返しを期待していたのですが、これはもうその場その場のピンチを切り抜けるアクションを楽しむものとして楽しむ方がいいですね。思う存分楽しみました。

  • 荒木さんの絵が良く似合っています。
    既に英才教育を施されているから展開が早いです。
    味方は味方ではなく、真なる味方はもうこの世にいない。
    えらいこっちゃ。
    常に死にかけてます。
    それでも軽口を忘れないのはお国柄でしょうか。
    自分で人を殺す気は起きないとか言ってたけど、直接手を下してないだけで、人は死んでるし、それを引き起こしてるのは自分だと思うんだけどなあ。
    いや、それが悪い訳じゃないし、やっぱり引き金引くのとは違うんだろうけどね。

  • 表紙イラスト荒木飛呂彦でジャケ買い(正確には図書館で借りた)。翻訳の切れ味もよく(思い込みかもしれないがジョジョの世界を彷彿とさせるぅぅぅ)、ティーン向けの冒険小説(そして大判・大フォント!)という点に抵抗がなければ十分楽しめる。アンソニー・ホロビッツという名前にピンと来なかったが「カササギ殺人事件」(このミス1位)の作者だったんですね。

  • 荒川図書館図書館員の太鼓ボンで興味。
    映画もあるらしい

  • 小学生の時に読んですごく面白かった
    今再読したらどんな感想を抱くんだろ

  • 面白かった

  • ずっと読みたかった児童書

    イギリスの少年がスパイになる話

    ボンドに負けてはいないけど
    むりくり感がある

    荒木先生の挿し絵カッコイイ

  • 叔父のイアン・ライダーが事故死した。慎重派のイアンが車のシートベルトをし忘れていたことがどうしても腑に落ちないアレックス・ライダー。葬儀に来ていたイアンの勤めていた銀行の頭取、人事担当者、運転手。違和感を覚えるアレックス。思えば叔父のことを何一つ知らないでいた。死をきっかけに、叔父の仕事や死の真相を究明しようと調査を始めた。

    ハードボイルド!007!面白かったです。ジョジョの荒木さんの挿絵がこれまたピッタリ合っています。訳本だけれど、文章もまた荒木さんに合うように訳されてるんじゃないかと思うほどでした。

  • 表紙がイイね!
    主人公の大人顔負けの行動力、「007」にも負けない秘密の小道具、アクション。ベタなんですが、それに痺れます。
    敵役のヤッセンは、何やらアレックスと浅からず縁がある様子…。伏線といい、まるでドラマを見ている様です。

  • JOJOの荒木さんのイラストに惹かれて購入。
    読みながら先が読める展開になぜか好感触。
    (こーゆー本もいいね)

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著者プロフィール

Anthony Horowitz
イギリスの作家。1979年、冒険小説『Enter Frederick K. Bower』でデビューし、YA(ヤングアダルト)作品「女王陛下の少年スパイ!アレックス」シリーズ(集英社)がベストセラーとなる。ドラマ『刑事フォイル』の脚本、コナン・ドイル財団公認の「シャーロック・ホームズ」シリーズの新作『シャーロック・ホームズ 絹の家』(KADOKAWA)なども手掛ける。アガサ・クリスティへのオマージュ作『カササギ殺人事件』は、日本でも「このミステリーがすごい!」「本屋大賞〈翻訳小説部門〉」の1位に選ばれるなど、史上初の7冠に輝く。続く『メインテーマは殺人』『その裁きは死』『ヨルガオ殺人事件』(以上、東京創元社)も主要ミステリランキングで首位を取り、4年連続制覇を達成した。


「2022年 『ホロヴィッツ ホラー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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