ももこの世界あっちこっちめぐり

  • 集英社
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本棚登録 : 1814
感想 : 190
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087742763

作品紹介・あらすじ

イラスト・カラー写真も満載!!6か月間にわたる、世界各地ハプニングづくし!!壮大な爆笑旅行全記録。

感想・レビュー・書評

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  • 海外に行きたいけれど行けないので、本の中で旅することに。
    さくらももこさんが世界のあっちこっちに出かけて行ったときのあれこれを綴ったエッセイを読みました。

    旅の行き先はスペイン、バリ島、アメリカ、オランダなどなど。
    どの国のことを書いていてもさくら節は健在で、けらけら笑いながら読みました。
    ほとんどは旦那さんとの二人旅ですが、アメリカ西海岸への旅は「いつかグランドキャニオンを見てみてえなァ」と言っていた父ヒロシも一緒です。
    旦那さんのことを書くときもなかなか辛口なのですが、父ヒロシのことを書くときの書きっぷりが最高でした。

    表紙や裏表紙の細かく描きこまれたイラストがとてもすてきなのですが、さくらさん自身も緻密に描かれた絵がお好きなのだそう。
    旅先で気に入った絵を購入したり、その絵を描いた画家に会いにいったり、創作者としても実りの多い旅だったのだろうなぁ、とほっこりしながら読了。

  • さくらももこさんの人柄が滲み出ている旅行エッセイ。
    なんだかんだ言ってよいご夫婦なんだな~、たのしそうだな~
    こんな家族なら毎日幸せだろうな~
    と思いました。
    さくらももこさんの文章も、絵も、触れるとほっこりして幸せになります。
    だから人気があるのでしょうね。
    もっともっといろんなエッセイを読みたかったです。

  • やっぱり日常の話の方が笑いどころは多いけど、コレはコレで楽しめた。

    一番好きなのはガウディの集合住宅の話かな。
    集合住宅を作るために学校や教会など色々建てて、いざ入居者を募集してみたら、ガウディ本人ともう1人しか希望者が居なくこの計画は中止になったらしい。
    あまりに勿体ないということで市が買い取り、グエル公園になったと。
    この集合住宅計画の資金を出したのが、公園の名前にもなっているグエル伯爵とのこと。
    全然知らなかったので凄く面白く読ませてもらった。

  • 昔持ってて手放してしまったさくらももこさんの本を、またコツコツ集めています。これはまだ離婚前のエッセイでしたね。
    「夫」と仲良く旅行してる。
    しかし文章がおもしろいよなあ。

  • さくらももこさんのゆるい旅行エッセイです。non・noの連載のための旅行で、ガイドさん付きで、いいホテルに泊まったり、JALのファーストクラスだったりします。6ヶ月間の間に行った国や地域は、スペイン、イタリア、バリ、アメリカ西海岸、パリ、オランダ、ハワイです。読みやすくて、ちょっとクスクスします。

  • 著者が半年間で世界のあっちこっちを巡った紀行文的なもの。お仕事とはいえ、羨ましい〜!!
    行ったのは以下の地。

    ・スペイン、イタリア
    ・バリ島
    ・アメリカ西海岸
    ・パリ、オランダ
    ・ハワイ

    バリ島とヴェネチアだけは私も行ったことがあったから「ふんふん、そうそう!」という感じで、あとの地は興味深く読んだ。
    いつもの著者ならではの感性で各地を紹介している。アメリカの雄大な自然とか、各地のお土産物の話とかが面白かった。

    最近海外に行ってないから、この本を読んでとても行きたくなった。

  • 私が初めて読んだ漫画がちびまるこちゃん、初めて読んだエッセイがもものかんづめ。

    思えば、この本を読んで海外に憧れて、アルバイトをしては旅に出る生活だったなぁと。
    私の初海外は、めちゃめちゃ影響を受けてベネチアでした(笑)

    エッセイだから、今の旅本みたいに、フォトジェニックな写真や、役立つアプリの紹介なんかもない。
    でもまだ中学生だった私に、なかなか海外も楽しいよ、日本の外にはおもしろい世界が広がってるんだよ、って教えてくれた本です。

    さくらももこさん、ありがとう。
    漫画と活字の楽しさ、日々の何気ない生活の愛しさ、世界の楽しさを幼い私に教えてくれました。

  • 私はジャンルで言えば、恐らくミステリーを一番多く読んでいるでしょう。大好きです。しかし立て続けに読むと、気が重くなりがちです。重かった…ああなんか楽しい話が読みたい...とりあえず、次は人の死なないものが読みたい...と(笑)大量の積読や読了済の本棚を見渡しながら、ふと目に止まったのがさくらももこさんでした。今の私の心境にこれほどまでに相応しいものはありませんでした。
    タイミングもあり、さくらさんの本をまた読みたいと思っていたことも手に取った一つの理由でしょう。
    このエッセイは、私が子供の頃に母から譲り受けたものです。母はリビングで大声で笑いながら読んでいました。私も初っ端からもう腹を抱えて読んでいたのを覚えています。なので再読になりますが、子供の頃よりも、大人になった私の方がきっと色んな意味がわかりこの本を楽しんで笑っていたのではないでしょうか。
    文章の流れで、この頃のさくらさんの年齢を知り、今の私と同世代だということに驚きを隠せません。見知らぬ各国を飛び回り、好奇心旺盛に様々な経験をし、欲しいと決めた芸術作品はいくらであろうと次々とご購入。なんて男前...いや失礼、なんて潔くカッコイイ女性なんだ。
    こんな生き方をしてみたい、学びたい、そう強く思わせてくれる世界あっちこっちめぐりであった。
    最後に。
    さくらももこさん、大好きです。時が終わりを告げようと、私の中では現在進行形です。私の願いは、どうか、さくらさんの作品が世代を超えて永遠に、生き続けますように。お疲れ様でした。

  • 図書館に毎週お父さんと行って大量に本や漫画を借りてた時期、たまたま古本屋で買ってもらった。

    最後に読んだのは10年以上前なのに

    大好きで何度も読み返した記憶がある。

    特にヨーロッパの時計の可愛さにゾッコンだったところが大好きだったな。

    ずっとずっとその記憶が私の頭の中で残っていて

    旅行が大好きになって、英語を話せるようになりたいと、受験勉強を必死にして、

    大学に入って友達がスペインに留学したから、遊びに行ったんだ

    グエル公園を生で見たときは「ああ、ここがさくらももこさんが言ってたかわいいトカゲの場所なんだな」って。やっと来れたんだ!って。


    小さい頃読んだ本って本当に影響力大きい。
    本読めばまたあの頃のワクワク感蘇るかな!?


  • さくらももこさんのエッセイを
    読むのがはじめてで、
    凄く新鮮だった

    彼女の感受性といい、
    たまに毒吐いたり
    旅行のエッセイってたまにひたすら褒めるけど
    このエッセイはももこさんの本当の
    気持ちが伝わってきておもしろかった
    あと絵と表紙が凄く可愛い!

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著者プロフィール

1986年からマンガ雑誌『りぼん』(集英社)で連載がスタートした「ちびまる子ちゃん」の作者。1990年からはフジTVでアニメ化され、超人気番組となる。『まるむし帳』(集英社)は唯一の詩集。

「2019年 『さくらももこの詩による無伴奏混声合唱曲集 ぜんぶ ここに2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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