風が吹いたら桶屋がもうかる

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著者 : 井上夢人
  • 集英社 (1997年8月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087742831

風が吹いたら桶屋がもうかるの感想・レビュー・書評

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  • ミステリィそのもの、そして超能力を、皮肉り笑いにしている。
    超能力も推理も万能とは程遠く、どことなく空しくシュールなのが笑えた。
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/14251571.html

  • 三人組の鯨風ショート

     おもしろい。題材が寒いんだが、三人組のやり取りが楽しい。ワンバターンのショートショートなんだが、それがとても楽しいから飽きない。

     ホントにこの作者さんは、いろんなことにトライするんだなぁとひたすら感心!! このパターン好きだけど、もう無いみたいだな。

  • 7編
    超能力
    理屈屋のイッカク

  • (収録作品)ふえたネズミは風呂桶かじり/哀れな猫の大量虐殺/品切れ三味線増産体制/あんま志願が数千人/目の見えぬ人ばかりふえたなら/風が吹いたらほこりが舞って/とどのつまりは桶屋がもうか

  • 題名と内容が実はマッチしていて、笑った! 「風が吹いたら桶屋が儲かる」の意味を知らない人は、ぜひ調べてみましょう。そういうお話であり、そこからの裏切りが楽しい。

    あらすじ:
    超能力改め低能力を持つ男・ヨーノスケと、蒸しパンみたいな顔をした理屈屋・イッカクと一緒に暮らす牛丼屋の男。彼のもとにはどこから漏れたのか、友人の超能力を頼ってさまざまな依頼が舞い込む。しかし超能力なんて借りなくても、ペンを動かしたければ手を使う方が簡単だろうに……。

    う、超能力者の話かあ、苦手かも、と少し思ったけれどなんてことはない。全く役に立たない超能力なんだから。いや、確かに手を使わずにモノを動かしたり、タイピングが出来る本物の超能力者なんだけど、顔を真っ赤にして何時間もかけてそんなことするより、超能力なんて使わずに手でものを動かせば者の数秒でしょう。だからこその低能力。つまり超能力は解決の糸口にならないんだから、普通のミステリとは変わりなく。いや、むしろこの超能力と言う設定と、理屈屋の推理を入れることで、ミステリを皮肉ってるところが、また味わいがあるというか。作者、遊んでる。
    展開はお決まりで、牛丼屋に依頼人(それも可愛い女の子)がやってきて、そして彼らが住む倉庫を改装した場所へ連れて行く。超能力で解決を試みるが、何しろ時間がかかる。そこで理屈屋がしゃしゃり出て、理屈で依頼を解決しようとするのだが……。
    理屈屋の作りだす推理=「風が吹いたら…」のたとえだって気付いた時には笑った笑った。なるほど、井上夢人はだからこんなタイトルにしたんだ。理屈屋が読んでいた本を投げ捨てるシーンが何とも印象的だ。そして「本格推理小説」への皮肉が効いていて楽しい。

  • 目次
    風が吹いたらほこりが舞って
    目の見えぬ人ばかりふえたなら
    あんま志願が数千人
    品切れ三味線増産体制
    哀れな猫の大量虐殺
    ふえたネズミは風呂桶かじり
    とどのつまりは桶屋がもうかる

    行方不明の彼氏の調査依頼…旅行中だった。約束の日の勘違い(閉じ込められていると推理するもハズレ)
    叔父の最期の言葉…堀田(ポッター)の聴き間違いだった(幻の音源を隠していたのではと推理するもハズレ)
    トイレから霊の声が聴こえる…盗聴器が隠れていた(宝くじの隠し場所のヒントと読むもハズレ)
    子供がもらった人形…迷子センターで配るものだった(誘拐を疑うがハズレ)
    寄木細工の中身…彼が帰るまでの預かり物で指輪だった(今回は推理もいいセンまでいき、超能力もタイミングよくでる結果)
    ポルターガイスト…職場の同僚のイタズラだった(自衛隊の伝達行為と予想)
    同居人の自殺を心配…気晴らしに出ただけだった(焼身自殺を予想)

  • ゆるゆる超能力と当らない推理で事件に取り組む連作の短編集。

    展開は完全にパターン化、文章は使いまわし、同じ話が6話ほど。
    飽きるを通り越して、もう落ち着くレベルの短編集である。

  • 1編1編は小粒でありながら、抜群の安定感を誇るのが井上夢人の井上夢人たる所以。この愛すべきワンパターンは素晴らしい。

  • ●あらすじ●
    牛丼屋でバイトする“僕”こと三宅峻平には、ふたりの同居人がいる。ひとりはパチプロの風来坊で理屈屋の“イッカク” こと両角一角。そしてもうひとり、区役所勤めの超能力者(僕にいわせればただの低能力者だが)“ヨーノスケ”こと松下陽之介。世の中には物好きが多いもので、ヨーノスケの超能力を頼ってなにかと依頼がやってくるのだ。失せ物探しに人捜し、死者の霊を呼んでほしいなんてのもある。しかし一番不思議なのは、依頼人はなぜか美女ばかりだってこと。

  • 再読。そのつもりはなかったけど、読み出したらすぐ思い出した。とはいえ、例によって内容は全然覚えてなかったけど。最初は読むのやめようかと思ったけど、面白そうだから読んだ。連作短編集。倉庫に住む男3人。牛丼屋で働くシュンペイと理屈屋の一角(いっかく)、超能力が使えるヨーノスケ。イッカクの推理というか、屁理屈というかが悉く外れるのが面白い。でも、もうちょっと違う展開で進んでもいいんじゃないかと思う。

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