光の帝国 常野物語

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 917
感想 : 154
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087742923

感想・レビュー・書評

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  • 061214

    常野一族にまつわる短編集。
    話によってはつながっていたり。

    不思議なお話が多かった。

    こういう物語を読むと、
    私が気づいていないだけで
    こういう一族って本当は存在してるんじゃ?
    って思ってしまう。

    いろんな能力。
    持っていない人からすれば
    うらやましかったりするけれど
    持っている人には
    持っているなりの苦労が当然あるわけで。
    むしろ持ってない人をうらやんでるかもしれない。

    人ってないものねだりだ。

  • 毎話泣ける短編集。
    初めて読んだ恩田陸作品。
    この本で一気に好きになりました。

  • たんぽぽそうしでハマった常野物語、また借りてみました。
    今度は短編集ということで、ちょっと趣が違いました。おもしろい話とそうでない話に差があったかな・・・
    でも話同士がリンクしているのはおもしろかった。
    特殊な話を書いてるわりには、プロセスとか細かい説明がちょっとおざなりな気がしました。
    太字で書かれてる箇所は思わずどきっとする迫力が出ているけれど、多用しすぎかな。邪道であまり好きじゃない。

  • ツル先生が沁みる。続編が2編あるが、この一冊だけで、それは読まないほうがいい。

  • この作品がキッカケで恩田陸に嵌りました。

  • はじめはそんなにおもしろくなかったけど、少しずつ物語がリンクし始めてきて楽しくなってきました。でもやっぱり短編なのが惜しい。それぞれ長編でどっぷり読みたいよ!2008/5/22

  • マグリットという画家の絵に「光の帝国」という作品がある。
    そのため、どんな本かと惹かれて図書館で借りた本。
    内容としては、なんだか変な一族とか書いてあるしどうなのか・・・と思いがちだけど、読みやすい。
    特に嫌な感じは受けず、あっという間に読めるさっぱりとした本。ファンタジーとかそういったものではないです。
    心を落ち着かせたい時に読むといいかも。

  • ○2008/04/23 
    長編なのかと思ったら短編集、ただの短編集かと思ったらところどころリンクが。なんだか地味に驚かされた。
    ファンタジーなんだけど、現実であってほしいような。もしかしたら自分にも何か気付くことがあるかもしれない、あればいいのに、と思ってしまう。
    恩田さんっぽく、いろんな人といろんなテイストの話が詰まっていて、表紙を見て正直どうだろうと思っていたんだけど、楽しかった。
    表題作と最後の国道を降りて…が好き。ツル先生が一番のキー?
    不思議な力を持つのはみんな素敵なひとばかりで、読んでいて気持ちよかった。

  • 一話目に出てきたお姉ちゃんが、他の話にも出てきたり、はたまた全然違う人たちが達磨山に登ったり、草取りをしてみたり。
    「常野」の入門書、という感じがした。
    もっともっと、その後のこととか、それ以前のこととか、常野の詳しいことを知りたい様な気にさせられる。
    「二つの茶碗」と「国道を降りて…」が好きかな。
    特に「国道を降りて…」は、最後におさまる話にふさわしい感じがした。
    ホント、もっともっと読みたい。
    続編を期待。
    この本を薦めてくれたねこずきんさん、どんぐりさん、ありがとうございました!

  • 常野物語の中でいちばん好き。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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