- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087744248
感想・レビュー・書評
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全編、別の主人公が一人で語る形式で進むという、
かなり斬新なストーリー。
一人漫才のテイストがありつつ、作者にしかない発想がちりばめられています。
御下品な表現が顔をしかめる結果とならない。
それを上回る、独特の雰囲気とオチがそうさせているからです。
特に『構成作家』と『遠洋漁業』が面白かった。
『構成作家』は、テレビ番組の台本を作る主人公が、
新宿のゴールデン街でマスター相手に語り始めます。
その主人公がフィリピンのロケに参加し、
面白いからと大うなぎ(デンキうなぎ)の沼を人工的に作成する。
そんで、主人公が沼に落ちて死にかける。
結局は、カット。
やらせに対するアンチテーゼを伝えたかったんじゃないかと思います。
以前は『あいのり』という番組がガチで恋愛をしていると信じていたので、
その時に読んでいたら、違った読後感があったでしょう。
『遠洋漁業』はバンドをやっているドリアンさんのファンが主人公で、
バンドのメンバーと共にベルリンを旅する。
ここまで書いておきながら、冒頭はドリアンさん視点が挿入され、
主人公の旅日記を拝借して回想する内容です。
リアル写真も挿入されていて、文書と照らし合わせれば面白さ倍増。
作中で最も半自伝的な内容ではないかと思います。
えっ? この文章だとちっとも面白さが伝わらないって?
ならば読んでください。見てください。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表紙と題名がすごく好きだっただけにこのくだらなさにはへこみました。
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「げろ」にまつわる短編集。
汚い!でも笑えます。
誰にでもげろエピソードありますよね?あなたはどんなエピソードをお持ちですか?