- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087744309
感想・レビュー・書評
-
ちょっと怖いかなこの短編。とくに表題作。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本はあんまり好きじゃなかったなぁ。
-
○2007/11/19
この人の文章はなんでこんなに読みやすいのか。個人的に好み、というより合ってるのかもしれません。
コンセプトとも違うでしょうが、日常のすぐ隣で本当に不思議なことが起きる、ってこの本全体に共通しているようで良いですね。
"どうして<空っぽ>という言葉に、空という文字をあてるのだろう?"というフレーズがすごく気に入りました。
個々の話をまたいつか読み返したいです。 -
もしかしたら・・・あの時違う道を選択していたら・・どうなっていただろう?
どちらにいてももしかしたら・・と思うものかもしれない。 -
一樹の娘・和子は空想の少女・沙羅の話ばかりする。ある日、和子が姿を消し…。ありえたかもしれないもう一つの人生を綴って、せつなさが胸をしめつける表題作等、ファンタジー風味のミステリ集。
-
一樹の娘・和子は空想の少女・沙羅の話ばかりする。ある日、和子が姿を消し…。
ありえたかもしれないもう一つの人生を綴って、せつなさが胸をしめつける表題作等、
ファンタジー風味のミステリ集 -
沙羅は和子の名を呼ぶ不思議な話のテーマ 10の短編集
「黒いベールの貴婦人」「天使の都」「沙羅は・・」癒されるような感覚 -
図書館で借りた本。
どことなく文章の感じが恩田陸に似てるかもしれない。
でも話の内容は覚えていない…。
かけらすら。どうしましょう。 -
<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087744302/yorimichikan-22" target="_blank"><img src="http://images.amazon.com/images/P/4087744302.09._SCMZZZZZZZ_.jpg" class="booklog-imgsrc" style="border:0px; width:100px"></a>
<br clear="left">
表題作、<ruby>沙羅<rp>(</rp><rt>さら</rt><rp>)</rp></ruby>は<ruby>和子<rp>(</rp><rt>わこ</rt><rp>)</rp></ruby>の名を呼ぶ ほか9つの この世ならぬ者がこの世と関わる物語。
この世ならぬとは言っても、川上弘美さんワールドに登場する異世界の者ではなく、いまはこの世にいなくなってしまった、いまにもこの世から消えそうになっている、そしてこの世にいることさえ許されなかった者たちなのである。
この世に強く心を残したままこの世にいられなくなった魂は、いつでも何とかして想いをこの世で形ある者に伝えようとしているのかもしれない。彼らを見ることのできる者ははたして幸せなのだろうか それとも不幸せなのだろうか。
この物語では少なくとも不幸せではなさそうである。見ることができなければ気づくこともできなかった物事に気づけただけでも幸せだったのかもしれない。 -
10の短編からなる不思議な物語。謎解き可能な謎もあれば、幻想からくる不思議な謎もあり。『黒いベールの貴婦人』は、少女と主人公の青年の10年後が楽しみだな、と。地元図書館(05/05/06)