- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087745191
感想・レビュー・書評
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79~89年を描いた話。
良くも悪くも勢いのある話であった。
確かに、バブルというと広告代理店が頭に浮かぶ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2000年代に書かれたほぼ1980年代の物語。
結構楽しく読めた。
名古屋がソウルとオリンピックを争って敗けたことは知らなかった。
タイトルがもひとつだと思う。 -
主人公は駆け出しのコピーライターの田村久雄。
短編綴りになっており、ジョン・レノンが射殺された日や、ベルリンの壁崩壊の時に、田村がどんな様子で東京を感じ、生きていたかを綴っている。
80年代を主軸にバブルで盛り上がる中、若者の感受性や、価値観を描いています。
ストーリーとしては波があるわけでもないですが、面白く読了しました。 -
世の中がバブルへ向けて大きく舵を切り始める1980年代が時代背景。田舎がいやで親の反対を押し切って上京してきた主人公久雄の20代を浪人、大学中退を経て、コピーライターとして一人前に成長していく様を6篇の短編にてつなぐ。単純なストーリではあるが、読み応えはあり。ジョンレノン殺害、ベルリンの壁崩壊など、各編ごとに象徴的な出来事をうまーく絡めてその時々の主人公の心の揺れを繊細かつ大胆なタッチにて書き込む。アンド泣きと笑いを絶妙なタイミングで織り込む事で、物語に強いリズムが生まれてくるのであろう。さすが奥田作品!!バブルを経験した人はタイムスリップでき、知らない人は仮想体験できるすばらしい出来栄えです。初夏にもってこいの爽やかな気分に浸れますよ~。
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2015.1.2読了
きっと一度読んでるな。一生懸命は一生懸命なんだけど、調子に乗っていたり、勘違いしていて、でも憎めない。私の上京は歳をとってからだったけど、あの日のあの感じを思い出したな。(図書館) -
年代や年齢での差をはかる気はないけれど、いわゆるバブル期を過ごしてきた人たちは、なにか違う。その人に染みついた空気なり空間の記録は、飲み屋で聞いた話のよう。
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年代が、ほぼ近い。懐かしい。
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80年代、バブルの頃の東京を舞台にした青春の物語。
世代的に同じなのでとてもなつかしく読みました。 -
自分の知っている場所が小説にでてくるだけで嬉しい。
自分の知っている人がテレビにでてくるだけで嬉しいのと一緒で。
名古屋オリンピックです。バブルです。
私はあまり知らないはずの時代でも、まるで一度経験したかのように
誰かの人生を生きる。
こういう経験って、まさに読書の醍醐味。
タイトル同じの映画東京物語を見たときに、東京って、日本ってこういう感じだったんだ。と信じられない思いで学習するのとは違い、少し覚えている。少し私に近い時代。
最近忙しくて旅行に行けない人。タイムスリップにオススメです。