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この作品に関連する談話室の質問
この作品からのみんなの引用
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感謝と恨みを同時に抱いているなんて、おかしいでしょうか。でも、私は思うのです。きっと、みんなそうなのだと。ずっと以前にいなくなった人間の子たちも、親には似たような矛盾を抱えて生きてきたのではないでしょうか。愛と死を学びながら育ち、世界の陽だまりと暗い影を行き来しながら生きてきたのではないでしょうか。
― 103ページ -
私は彼の部屋を後にしてマンションを出た。太陽は沈みかけて空は赤色だった。道行く人にぶつかりながら私は走った。どこに向かって走っているのか自分でもわからなかったがとにかく走った。by 落ちる飛行機の中で。
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「このままじゃすまさない・・・・・、このままじゃ・・・・」姉は静かに、憎しみにこもった声を扉に向かってつぶやき続けていた。手が震えていた。振り返ってぼくを見たときの姉の顔は、壮絶で、目の白い部分が獰猛に光っているように見えた。by seven rooms
みんなの感想・レビュー・書評
短篇集です。 乙一さんの作品はホラーだったりミステリーだったり感動できる話もあれば不気味で気持ち悪い話、グロテスクな話など種類が豊富で、この短篇集はその色んな乙一さんの魅力が詰まっています。 救いの無い話が多いかな。黒乙一。 ちょっとダークな話が好きな人はこういう話が好きなのではないかと思います。 SEVEN ROOMS は読了後なんとも言えない気持ちになります。 嬉しいよう... 続きを読む »
ライトです。短編それぞれが違った毛色でありつつも、内容の残虐性に問わず一貫して登場するキャラクターすべてがどこか淡々としています。そのことの方が不気味に思えます。
「陽だまりの詩」が好き。
乙一の短編集の中では微妙でした。
陽だまりの詩が良い話であとは暗い話が多いのですが、何がしたいのかよくわからん話が多かったです。
ずいぶん前に読みました。短編集ですが、読み応えのある作品です。
特に好きなのは「陽だまりの詩」「SO-faそ・ふぁー」「冷たい森の白い家」「神の言葉」
どっちかといえば、私はグロい感じの世界観の方が好みですが、陽だまりの詩みたいな作品も大好きです。
初めて読んだ乙一。衝撃というか、もはや衝動。
sevenroom、脳内でイメージ化されすぎて本気で具合が悪くなるほどだったのに、ページをめくる手がとまらなかったのを覚えてる。
「SEVEN ROOMS」 は特に恐ろしく、気持ち悪さすら覚えますが
最後は全体的に泣けます。
「陽だまりの詩」は切なくて、優しい「失はれる物語」のような雰囲気ですね。
◎中学の時のふと図書館で見つけた、乙一ワールドに引き込まれるきっかけとなった作品であり、初めて乙一の世界に触れた作品。
いくつもの短編が一冊になっている。物理的な物事だけでなく、精神世界の、目に見えないものへの恐怖感と独特の表現、ホラーとはまた違うホラー系。
◎実際に映像化もされ、この独特な世界観をどうやって画としておこすのだろうと思っていたが、実によく映像化されていたことを今でも覚えている。
◎初めて、本を読んで『恐怖』を感じた。ひとりっきりで読んでいると、引き込まれてこの世界から出てこられなくなりそうな、癖になる感覚があった。
再読のはずなんだけど、最後まで思い出せなかった。
どうにもならない理不尽さに満ちた話が多い。
因果応報でもなければ何も報われない救われない。
でも身近でよくある事のように感じる恐怖。
「カザリとヨーコ」の前向きの力に救われる。
乙一月刊、という事で、読んでました。
ちょっと思わず涙出ちゃったりしたのもある。
アンソロで読んだ、「神の手」にはイロイロ思ったりしたけど、
短編の中の一つとして読むのであれば、それはあり。
この人の話は、救いがある時も、ない時もあるけど、
なんか匂いがあると感じる。
腐敗周なんて、ちょっとドキドキするw
「GOTH」も普通に勧められるので、一応、読む方向にしておく。
「自分が死ぬときのことを考えた。それはただの停止ではなかった。この世界すべてとの別れであり私自身との別れでもあった。どんなに何かを好きになっても必ずそうなる。だから『死』は恐ろしくて悲しい。 愛すれば愛するほど死の意味は重くなり深くなる。愛と死は別のものではなく同じものの表と裏だった。――― ―――「私はあなたを恨みます」 なぜ作ったのですか。この世界に誕生して何かを好きになどな... 続きを読む »
ジャンルはライトノベル。
薦めて来たのが女子中学生とくれば
大抵の大人は読まずにつき返すのではなかろうか。
父がそうやって、受け取ったものの積読状態だったこの本を
かっぱらって先に読ませていただいた。
短編集である。
後に知ることになるが
作者乙一は黒と白タイプの話がありこの本はほぼ黒い方。
すべてひとひねりある設定から始まり、予想できるオチもあるが
すばらしいオチを用意しているものもある。
「seven rooms」がとりわけ気に入った。
読後、父に手渡し念を押して読むように薦めておいたので早いうちに読んでくれたのだが
積んでおいたことを後悔するような言葉も出たのには驚いた。
父が積読状態だったのを知っていた彼の女子中学生に、
父が面白かったと伝えた瞬間の「ほらみろ」という顔には私も同意見である。
請求記号:913.6/Ots 資料ID:50046181
【感想文 by C.O】
この本は十の話が集まってできたもので一つ一つが面白く、また読みやすい。
一つの話が短いため、集中力があまりなくてもスラスラと読めます。
個人的には「カザリとヨ―コ」、「冷たい森の白い家」、「Closet」、「SEVEN ROOMS」が好きでした。人間が人間であるが故に犯してしまうことや人間独自の恐さというものがあります。明るい内容とは言えませんが、面白い本でした。
【カザリとヨーコ】 一卵性双生児のカザリとヨーコ。 みんなに愛される活発なカザリと、みんなから疎まれる陰湿なヨーコ。 理由をつけては暴力を振るう母に、健気に耐えるヨーコは 犬を探す一枚の張り紙を見つける。 『見掛けた方は次の連絡先までお願いします・スズキ』 スズキさん宅へ通うようになるヨーコは、母の部屋で花瓶を倒すカザリを見かける。 「今日一日だけ服をとりかえっこするのよ」 ... 続きを読む »
短編集。冒頭の一行でザックリ心を掴まれた。淡々とした語り口調がとても冷たく、鋭い。難しい言葉などは無く、どの話も飽きずに読める。残酷でどこか切ない乙一さんの独特な世界観が存分に楽しめる一冊。

「死とは喪失感だったのだ。」
コツコツ移動中に読んでいた乙一さんの「ZOO」が読み終わりました。やはり乙一さんの短編は間違いが有りませんでした。短編でここまで設定を詰め込んでも全く息苦しくなく...





