- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087745344
感想・レビュー・書評
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読みながら想像から思わず目を瞑りたくなったり、ゾクゾクっとするような話を集めたホラー短編集。ホラーとは知らずに読み始めたのでびっくり。
母親からの酷い虐待を耐え凌ぐ女子高生の話。
痛みを感じなくなった老人が自分を殺害しようとしている犯人を家族の中から探す話。
孤独な世界で死にゆく男を看取るロボットの話、
死んでしまった父母が見える少年の話。
声を使って自分の思うがままに他人を操れる力を持つ少年の話。
虐待を受けていた少年が森へ逃げて死体で家を作る話。
過去に罪を犯した女が、夫に罪が露見するのを防ぐために新たな殺人を犯してクローゼットに隠したんではないかという疑惑の話。
愛する恋人ね死体の写真が毎日家のポストに入っていて、犯人を探し続ける男の話。
監禁されている部屋からなんとか逃げ出そうとする姉弟の話。
ハイジャックにあい死を覚悟した男と女、そしてハイジャック犯の話。
どれも薄気味悪い独特の雰囲気。ホラーだけど短編のため、かなり読みやすい。他の作品も読んでみたい。
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私にはエグ過ぎ
GOTHくらいがいい -
好みではなかった
読み終わってスカッと感がなかったから途中で離脱 -
乙一は友人に勧められたから読んでみた。
なかなか読みやすい小説だった。
ただ、一言で言うならくだらない小説だった。
はっきり言って衝撃だった。
この本を読んで改めて実感したことは、僕が本に求めることは、何らかの学習だということ。
それは、歴史や文化、考え方や生き方、知らない世界のことなど何でもいい。せめて感動したり笑えたりしたい。
しかし、この小説からは何一つ学ぶものはなく、かと言って泣けるでもなく笑えるでもない。
得たものと言えば、読後の嫌~な気分と、時間を無駄にしてしまったという感覚くらいなものだ。
しかし、こんな小説や作家が評価を受け、需要があるというのが現実なのだから、僕もそれにあわせて生きていかなくてはいけないということなのだろうか。
この小説をつまらないと感じる人はつまらない人間ということなのかもしれない。
「この本を読んでつまらないと思った人はもう大人です」なんてヴィレッジヴァンガードのライ麦畑でつかまえてのポップに書いてあったが、そういうことなのだろうか。
ただ、こういう小説もあるということは、正直勉強になった。
普段本を読んでも感想を書くことはないのだが、この小説だけは感想を書きたかった。
僕にとって、そういう特別な本だった。 -
気持ち悪かったよう。
とても気持ち悪かったよう。
気持ち悪い小説を読みたい人はどうぞ。
個人的には気持ち悪くない「陽だまりの詩」が一番好きです。 -
短編小説。
・カザリとヨーコ
・血液を探せ!
・陽だまりの詩
・so-far そ・ふぁー
・冷たい森の白い家
・closet
・神の言葉
・zoo
・seven rooms
・落ちる飛行機の中で
本が真っ赤な理由がわかった気がしますw
神の言葉の話を想像するとかなりグロい。
難しい単語はなく10代向けだなと思う。
昔好きだった作家さん -
血みどろの短編集…
読んでて具合が悪くなるがすごく新鮮だった。 -
『SEVEN ROOMS』のオチが思い出せなくて図書館で借りた。
乙一を読むのは中学生以来。読了後のぐったり感はやはり大人になったから感じるものなのだろうか。
疲れた。
設定としては、『SO-far』が好き。
短編集で良かった。
長編はもっと疲れちゃうかも。