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この作品からのみんなの引用
みんなの感想・レビュー・書評
古い読書記録より。 「生きてゆくことと、死んでいくことは、ちがう。」 病院に伝わる、ひとつの噂。 「死を目前にした人にのみ、ひとつだけ、願いを叶えに姿を現す掃除夫」 死に限りなく近づく魂は、その終りを眸の前にして何を望むのか? 死、という重苦しいテーマを扱った小説ながら、本書はどこか乾いた味わいの仕上がりとなっている。 死を軽薄に持ち上げることもせず、かといって忌避すること... 続きを読む »
「必殺仕事人伝説」が出てきた時点でふざけた話かと思いきや、「死」と向き合う人々を描くとってもいいお話でした。突拍子もない設定は伊坂幸太郎といい勝負、キャラは伊坂さん程たってないけど。WISHの美子ちゃんとの「キスはしたくてするものでもない、そうせざるをえないからするのだ。そう思った。」は泣けるキスシーンでした。いい文章やわ~。(ToT)/
病院のアルバイト清掃員神田が、死を目前とした患者の願いを叶える話。
神田の淡々とした受け答えがいい。
どの話もすっきりする感じじゃないけれど、それがいい。
「FIREFLY」が良かった。
病院で掃除のアルバイトをしている大学4回生の神田。
優しすぎるくらいお人好しの彼は、死期が間近に迫った入院患者の願いを叶える「必殺仕事人」。
死というテーマを扱っていながらも重すぎず、淡々と読ませる良作。よかった〜。
よかった。最後の願いを叶うべく死を前にした患者の前に現れる仕事人。その物語。仕事人は2名。主人公はそのうちの一人だが、「死神の精度」なみに純朴でかしこい仕事人だ。
死に面した願い事がテーマだから、復讐もあれば思い出もある。家族への愛もある。それをさらりとこなす仕事人。そしてそのなかに作者の人間への愛情が垣間見える。
この手の作品では珍しく4★をつけてしまった。BGMが良かったのかもsれないが、きっと再読してもいい作品だろう。うれしいな。こんな作品にあえて。
BGM:In The Fresh [LIVE] / Roger Waters
なんだろう、静かに、でも執拗に心を揺らしてくる物語だ。
主人公は、バカみたいにお人好しで優しい。
泣けてくるぐらい。
淡々としているからわかりにくいかもしれないけれど、死にゆく人から受け取る何かはとても重いものだ。
でも彼は、手を差し伸べずにはいられなかったんだろう。
お金の問題なんかじゃない。
WISHの美子ちゃんの話が特に好きだ。
キスは、そうせざるを得ないから、する。
胸が痛む。
8年ぶりくらいに再読。
自分は主人公の神田をはじめとして坦々としてる語り口がすきなのかもしれない。
幼馴染の森野を見てから、葬儀屋に就職するのも良いかと思っていた。去年とか一昨年はわりと本気で考えてた(笑
どれもすっきりしないけど、これがこの作品の良さなんじゃないだろうか。
敢えてすきな話を選ぶなら自分はWISHとFIREFLY。
余命わずかとわかったとき、願いをかなえてくれるとしたらどんなことを願いますか? 病院の掃除のバイトをしている神田。 「死を間近にした患者の願い事をかなえてくれる人がこの病院にいる。たった一つだけ、死ぬ前にかなえてくれる仕事人がいるんだ」 との噂を患者から耳にする。 その患者の願いは、僕にもできないことじゃなかった。 というわけで、叶えてあげることになる。 噂が噂を呼び、神田のと... 続きを読む »
生きている限り必ずおとずれる“死”。
その時、あなたは何を願いますか?
その願いがかなうとしたら…。
本多さんの描くやさしさが好きです。
【熊本県立大学】ペンネーム:はな
生きている限り必ずおとずれる“死”。
その時、あなたは何を願いますか?
その願いがかなうとしたら…。
本多さんの描くやさしさが好きです。(はな)
規範的価値と故郷を喪失した現代のニヒリズム的状況にあって、「死」をいかに捉えるかという問いかけとして受け取った。
主人公が清掃のバイトをしている病院では、ある噂が流れている。誰かが死を間近にした患者の願い事を叶えてくれるというのだ。主人公はその噂話をしてくれた患者の頼みを聞くことになり…。
病院、それもホスピス的な環境での頼まれ事。絶対に叶えてあげたいと思います。でも、そういう人達が抱えているのはいいことばかりじゃない。叶えた先がハッピーエンドとは限らない。人の心の複雑さを垣間見たような気がしました。
幼馴染の葬儀屋・森野嬢も加わり、死の匂いが濃くなりますが、それをマイナスと感じさせないけろりとした雰囲気が素敵です。
心に残る作品。
冷たくて、ふわふわしたもやのかかったような物語。
姉妹編の「WILL」も大好き。
ずっと気になっていたのに読んでいなかった本。図書館で見かけたので借りてきた。
多分ふわふわした、死に際のお願いを一つだけ叶えてくれる人がいるらしいよ良い話だなーみたいな小説なんだろうなと思って読み始めたが、第1章で見事に裏切られた。良い話?とんでもない。
こういう雰囲気が好きな私には大ヒット。神田くん大好きです。美子ちゃん羨ましい。
2005.6.14
■WILLを読んだのでもう1度。最期に人が望むのはやっぱり死なのかな。。後半はこう思えたけど、前半は、人が最期に望むのは復讐なのかな、とも思えた。ひとり死んでいく上田さんという女性の話にしんみりあいてしまうほど前より年を取った気がする笑。WILLもだけど、テンポよくて読みやすい。
やっぱり本多孝好は好きです。 短編が5くらい。 だけどそれぞれが繋がっているので全部で長編みたいな感じ。 一つ一つにドラマがあるっていう感じ。 死っていうのは本当に大きなテーマで、人が一人死ぬっていうことはこんなに大変なことなんだなってしみじみ思った。 特に余命いくばくもない女の子が自殺した友達の敵をとるみたいにして大学生を見つける的な内容の章があったと思うんだけど、あの章は泣い... 続きを読む »

死を間近にした患者さんの最後の願いをきいてくれる必殺仕事人がいるという噂があった。病院で清掃のアルバイトをする大学生が、成り行きでその仕事人を務めることに…。
テーマが死なのに、暗すぎず重すぎ...





