- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087747706
感想・レビュー・書評
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常野物語、三部作のうちニ作目!
他の二つは既に読んであったが、この作品は特別な常野のちからの話があまり強くなく、ラストはシンプルな心暖まる作品だったと思う。
恩田陸さんの作品は、常野物語だけなので、他のも読んでみようかな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
舞台は20世紀初頭の東北の農村。旧家のお嬢様の話し相手を務める少女・峰子の視点から語られる、不思議な一族の運命。時を超えて人々はめぐり合い、約束は果たされる。切なさと懐かしさが交錯する感動長編。
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宝石のような、静かな美しさがある物語。ただ全体的に印象が薄いです。聡子様が予想していたとおりの結末を迎えたのも、話が薄くなった原因かな。『光の帝国』で好きだった春田一家が出てきたのは嬉しかったです。
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再読。
読み始めから不穏な空気が漂っている感じ。
切ない気持ちになる作品だった。
恩田さんの遠野の話は基本的に切ない気持ちになる。 -
彼らはなにを「しまう」のか?
【内容】
まだゆるやかさの残っていた時代。
二人の少女の交流と、不思議な雰囲気を抱く人たちとの刹那の接点。
【感想】
意外さのまったくない展開ではあるのだけれど、感情は、動く。
(2012年11月16日読了) -
終わり方も釈然としないし…
常野ってなんなのか?
はっきりさせないことが余韻なのか…
うーん… -
戦争の前の物語。
まだ日本が長閑で、田舎で、そして自然とつながっていた頃の話。
少女は、隣のお屋敷の娘と仲良くしてくれと頼まれ。
お屋敷の娘はか弱く、でも強い娘で。
ある日、常野(とこの)の一族が屋敷にきたところから物語は動く。
一家は人々の想いを、記憶を『しまう』。
異能の持ち主の一族。
そんな、物語は娘時代の遠い記憶。
戦争で夫は、息子は、兵隊に取られ、この国は負けた。
今、しまわれた記憶はどこへ。 -
最終章までは、のんびりとした昔の空気感が溢れていて、和みました。
ただ、ちょっと単調?かなって思うトコロも^ ^;
お話しとしては、『光の帝国』の続きで、「しまう」能力の人達が出てくるお話し。
最終章で、一気にお話しが進みます。
日本が戦争を始める、少し前のお話しやから、主人公がどういう経緯を辿ったのか、読み終わった後に、自分の知り得る戦争の記憶を思い返しました。
そして、私達が住んでいる時代に至るんだなぁって思って(-_-)ウーってなりました←住みやすいけど、生きにくいwwなんてなw
そんなコトを感じられる本でした。
蒲公英(たんぽぽ)は中国語をそのまま、当てた漢字なんですってね。
花言葉は「真心の愛」それにぴったりの優しいお話しでした✽ -
超能力を持つ一族常野のお話なのだが、超能力は主題ではない。人が生きていく意味をなんとなく教えてくれる。たんぽぽに何故こんな意味のわかりにくい字が当てられるのだろう?