エンド・ゲーム 常野物語 (常野物語)

著者 :
  • 集英社
3.19
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本棚登録 : 2220
感想 : 359
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087747911

感想・レビュー・書評

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  • うーん

  • なんだかパッとしない小説。読了後もなんだかスッキリしない。別にスッキリするために小説を読むわけじゃなあたのだけれど、ではこの小説になにか他の魅力があるかと聞かれたら答えに窮してしまう。中長編じゃなくせめて短編にしとけばよかったのに。

  • 短編「オセロ・ゲーム」が好きだったので期待していたのですが
    後半のダラダラ感が少しもどかしかったです。

    しかし、次第に明らかになっていく謎や不安定な心理描写は
    丁寧に書き込まれており、さすがだなと感じました。
    独特の世界観で始終ひんやりさせられます。

    読み終わってみると時子や瑛子が不気味な存在として残りました。
    火浦はよっぽどまともですね(笑)

  • 火浦が好き

  • むむむ。
    「裏返す」のイメージが難しく、何だか苦戦。
    わかりそうで、分からん。それを文章にするなんて、凄いことだとは思うのですが。

  • 時子の「きっかけ」にまつわる描写が強烈でした。視覚的に訴えられたら卒倒しそうです。
    「あれ」らのグロテスクさはもちろん、気分が追い詰められる鬱々とした展開を好んで読み進めていたので、もうちょっと絶望的な終わり方でもよかったかなと思いました。
    あとは火浦の物言いがやたらと魅力的でした。彼のビジュアルがしっかりと確立していたせいか、彼から目が離せなかった。

  • 何となく常野の能力がわかって来た気がする。しかし、結末が微妙に違和感を感じる。

  • こんな旦那様、私も欲しい パパが最後吐いたセリフ、結構酷くないか…?

  • あえて言うなら「やっちゃった系」。
    でも常野シリーズだから一貫して世界観はある。

    しかし・・・突然こう極端に自分の中のグロを出してくる恩田さんが好きだなぁ。

    裏っかえっちゃうわ。

  • あまり評判はよくなかったようですが・・・
    結構楽しめました。




    不思議な力を持っている常野一族。(遠くのものが見えたり、聞こえたりなど)
    今回の物語は、「裏返す」能力を持つ一族。

    「裏返す」というのは、突然、異形の物が目にはいり、油断すると自分自身が
    「裏返される」というもの。
    突然現れるため、多くの人が現れる場所には常に注意が必要

    常野一族は血が濃くなる恐れを心配し、一族間の結婚は認めていなかった。
    そのタブーを犯した「裏返す」能力を持つ一族の運命はいかに??




    読み終わったあとも、ハッピーエンドと言っていいのか・・・
    辛い物語と言っていいのか、判断しかねます。

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著者プロフィール

1964年宮城県生まれ。92年『六番目の小夜子』で、「日本ファンタジーノベル大賞」の最終候補作となり、デビュー。2005年『夜のピクニック』で「吉川英治文学新人賞」および「本屋大賞」、06年『ユージニア』で「日本推理作家協会賞」、07年『中庭の出来事』で「山本周五郎賞」、17年『蜜蜂と遠雷』で「直木賞」「本屋大賞」を受賞する。その他著書に、『ブラック・ベルベット』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍色幻視行』等がある。

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