初恋温泉

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087748154

感想・レビュー・書評

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  • 17歳のその気持ちのままで居続けてくれたらいいな。
    脇役二人の話は素敵だった。

  • 初恋の女性と結婚し仕事も順調。それでも少しずつすれ違う気持ち。
    「幸せなときだけをいくらつないでみても幸せとは限らないのよ」と言われて茫然とする夫。
    あの場面、反論できる男はなかなかいないと思います。少なくとも僕は何も言えません。

  • おしゃべりな二人の話がなんかほんわかした終わり方。
    純情温泉も素敵ー。

  • 一話目の初恋温泉はかなり切ない。二話目は心が温まる。三話目は身につまされて、四話目は背筋が寒くなり、五話目は甘酸っぱい。やはり吉田修一はいい。

  • 今、熱い? 吉田修一の「温泉」にまつわる短編五本。
    文芸に近いものもあったけれど、二本はおもしろかった。

    最もおもしろかったのは表題作の「初恋温泉」。
    高校生の男子が主役で、彼女と初めてべたべたしているときに父親が帰ってきたり、溢れる食欲と性欲、温泉にいって混浴に入りたがる、こいつ(今の彼女)と絶対に一生一緒にいあると本気で思っているところ、などなど。
    さすが男性作家。男子の本音? がおもしろかった。

  • 温泉を訪れた五組の男女の物語

    作者さんは喫煙者なんだなぁと思いながら読みました

  • それぞれの事情や思いを抱え温泉に訪れる夫婦や恋人達。
    いろいろな温泉が舞台になっており、行ってみたくなります。
    初めて読む作者でしたが、続きを想像させられる作品でした。

  • 短編集。温泉に行く男女の心模様や日常を描いた作品。サラッと読める。

  • 温泉に絡めた、男女のお話し。
    短編なだけに、
    これで終わり?
    この二人どうなっちゃうの?
    という続きが気になる感を残しつつ
    でもおもしろく、わりと読後感がいいのがなんかよかった。

  • 温泉を舞台とした男女の短編集。こういう作風もあるのね。話しの「その後」を気にさせてしまう文体は面白いな。

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著者プロフィール

1968年長崎県生まれ。法政大学経営学部卒業。1997年『最後の息子』で「文學界新人賞」を受賞し、デビュー。2002年『パーク・ライフ』で「芥川賞」を受賞。07年『悪人』で「毎日出版文化賞」、10年『横道世之介』で「柴田錬三郎」、19年『国宝』で「芸術選奨文部科学大臣賞」「中央公論文芸賞」を受賞する。その他著書に、『パレード』『悪人』『さよなら渓谷』『路』『怒り』『森は知っている』『太陽は動かない』『湖の女たち』等がある。

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