このベッドのうえ

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087748468

感想・レビュー・書評

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  • 久々に外でお酒を呑んだ翌日に読み終わりました。
    生々しいようで妙に現実感ないふわふわした人たち…恋愛感情に振り回されてるようでしんとしていて。こういう方がキツそうではあります。
    お酒も美味しそうだし、料理も美味しそう。ひとりで食べても美味しいけど、たまには誰かと食べるとそれも良いです。
    「真夜中にそっと」「マリーゴールド」が好みでした。

  • 眠る前にさくっと読める軽めの短編集。どれもありそうでないような、それでいてほんとうにどこかに実在しそうな恋のお話。物語に出てくるような純粋で真っ直ぐで熱くぶきっちょな恋がしたくなるけれど、もうできないんだろうなあ。そう思うと悲しい。しかしどんな恋でも、予測できない一瞬一瞬の心の弾みが楽しい、それが醍醐味。

  • なんかようやく野中柊さんのこの手のものの良さが分かった気が。

  • アルコールの力で感情の揺れ幅が大きくなること、これが恋と似ているという視点に共感。日常の生活を大事に生きている感じや、言葉遣いが好きな感じでした。

  • 2014年11月13日読了。

    全体的にしっとりとした印象の短篇集でした。
    読みやすさはありますが、印象には残らないかなぁ・・・と(^_^;)

  •  野中さん作品をまだ全部追ったわけではないけれど、読者を若い人向けから、大人の女性をターゲットに変更する過渡期くらいの作品なのかな? と思わせるような作品で、なんとなくまだ不自然…なかんじがしました。雰囲気小説になってしまっているような…。あまり文章の情景が頭にスッと入ってこないかんじ。

  • 恋愛短編集。装丁に惹かれて図書館で借りました。あとがきを読んだら、全部のお話にアルコールを口にするシーンがあると。確かに。
    印象に残ったのは、ブランデーを入れた紅茶に、ホットチョコレート。お酒はほぼ飲めないですが、美味しそう。
    気になったお話は、『さざなみ』かな。

  • 装画がなんか、いい。

    「真夜中にそっと」が好きかな。
    ひっそり柔らかくてすき。

  • 8つの短編集。
    繰り返す毎日の、ふとした些細な出来事が幸せで
    愛しい人は遠い昔の記憶にいたり、すぐ隣にいたり

    恋愛は、非日常。
    その中で見える世界。

    「さざなみ」が一番印象深いかな。
    優しくなったり意地悪くなったりと、複雑な恋心満載)^o^(

  • 夏の終わり、夕暮れ時。懐かしいような、甘酸っぱいような過去の記憶を呼び覚ます。
    年齢設定がどうもなあと感じる登場人物がやや気になったけども、短編集ならではの読みやすさ。
    好きな人を思い浮かべたから、わたしは恋をしているのだな、と思った。

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著者プロフィール

野中 柊(のなか ひいらぎ)
1964年生まれ。立教大学卒業後、ニューヨーク州在住中の1991年に「ヨモギ・アイス」で海燕新人文学賞を受賞して作家デビュー。小説に『ヨモギ・アイス』『小春日和』、『銀の糸』、『公園通りのクロエ』、『波止場にて』『猫をおくる』など、エッセイ集に『きらめくジャンクフード』など、童話に「パンダのポンポン」シリーズ既10巻(長崎訓子 絵)、『ようこそ ぼくのおともだち』(寺田順三 絵)、「本屋さんのルビねこ」シリーズ既2巻(松本圭以子 絵)、絵本に『赤い実かがやく』(松本圭以子 絵)など著書多数。『すてきなおうち』(マーガレット・ワイズ・ブラウン 作/J.P.ミラー 絵)など翻訳も手がける。

「2020年 『紙ひこうき、きみへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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