少年少女漂流記

  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087748543

感想・レビュー・書評

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  • めっちゃ面白かった。短編集と思いきや、最後で繋がるこの感じはまさに「乙一」やん。絵もさっぱりしていて、ストーリーも楽しくて、いい意味で古屋兎丸さんの漫画のイメージが変わった。

    最後の対談でやたらと持ち上がる伊集院光のラジオの話題もわかりみが深すぎて嬉しい。

    オトナになりたい、なりたくない、そういう絶妙な所を素敵に描いていると思った。

  • 最高過ぎたあああああ

  • 乙一×古屋兎丸!!
    この2人の合作とは、どんな酸鼻な光景があるのだろう! …とグロよりの先入観で読み始めたので、いざその内容を見ると度肝を抜かれた感じがします。でも、悩める少年少女へのメッセージ性は強く感じることができる作品です。後味がいい話も結構あって、「今の絶望もいつかは通り過ぎるよ」と優しく支えてくれた印象です。

    好きな話は『アリのせかい』『学校の中枢』『モンスターエンジン』です。

  • 漫画家の古屋兎丸氏と作家さんの乙一氏のコラボレーション作品『少年少女漂流記 / 古屋×乙一×兎丸(2007)』めちゃくちゃ面白かったし。一番好きなストーリーは・・・”モンスターエンジン”でした。勇気を貰えた気がするよ。ああいう物語に弱いんだよね。自分。

  • 妄想と現実が入り乱れる10代の少年少女たちを描く。水没した世界、蟻で構成される人体、魔法のステッキを持ち歩く女子高生、クラスを支配する中枢「マザー」、お菓子の襲撃を食べて殲滅する女子、暴走族が守護する男子、名前の漢字が実体化、竜巻を飼う、いろんな少年少女たちのエピソードが綴られたあと、最後には友情について真剣に語りたい少年を議長とするホームルームでみんなが集結する。巻末の対談でこうした10代の痛さを「伊集院光のラジオ聴いてそう」と表現したのが興味深い。聴いてみるか。

  • 作家・乙一と漫画家・古屋兎丸のコラボ作品。八人の高校生たちの苦い青春物語。スクールカーストの底辺を漂い、妄想を生きる若者の姿はかつての自分か。巻末の二人の対談は必読。嵐の日に読みたい作品。文庫版もあります。

  • なんだろうこの物足りなさ感。
    何だか全体的に古屋先生らしくない。

  • いわゆる中二病的世界。
    うさまるのほかの作品の衝撃度にはかなわないが、コンスタントにいい話と凄い話が混じっており、
    竜巻のラストへとなだれていく構成の巧みな連作。
    「10代の吹き荒れる大風」は納得。

  • 思った以上に引き込まれた作品。

    古屋氏と乙一氏のコラボ作品。
    9つのお話からなります。
    どの作品も結構ダークな半面を持ちつつ、コミカルに。
    重くなりすぎないような、それでいて核心がある。
    そんな作品たち。

    最終話で全ての登場人物が大団円に終わる。
    これが二人の落ち着いた先か・・・と。
    どれも面白い。
    私的にはこれ、お勧めだよ。


    巻末の対談がまた面白い!
    この二人のコラボ、また読みたいと思う。

  • 中二病をこじらせた感じのマンガ
    内容が重い。(中身の)無いようが思い。

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