ももこの話

  • 集英社
3.45
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本棚登録 : 958
感想 : 73
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  • Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087752373

作品紹介・あらすじ

エッセイ最新作。テーマは読者期待、作者得意の「子供時代」。大爆笑のさくら前線、またまた到来。

感想・レビュー・書評

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  • 子供時代エッセイ三部作の完結編。
    一番最後の「春の小川の思い出」のたまちゃんとの話がすごく良かったなぁ。
    あと「目立つ少年と地味な少女」の、サッカー選手になった同級生の長谷川健太さんのことを引き合いに出し、「目立つ輝かしい少年の夢も、目立たない地味な少女の夢も、一途に追っていればどうにかなるかもしれないという一例である」というのも説得力があり勇気をもらえる言葉だと思った。

  • さくらももこの小学生時代のお花
    ももこの捻くれた感じが自分の小学生の時と
    かぶって楽しくさくさく読める作品

  • またまた再読

    個人的に何度もきているさくらももこブーム
    改めて。

  • なんつう面白さだ。
    子供時代のことをここまで子供の感性のまま覚えてかけるとは。
    『あのころ まる子だった ももこの話』というわけで3部作の最後から読んだが他も読んでみようかな。

    「あとがき」で口絵が何かわかる構成と
    「春の小川の思い出」、「ガーデニングへのあこがれ」、「風呂で歌をうたう」がお気に入りだよ、あたしゃ。

  • 小学校3年生の時に初めて読んだ。絵本や漫画でない、活字の本を読むきっかけとなった本。
    笑える話にも泣ける話にも著者の独特な物の見方が貫かれている。「春の小川の思い出」は親友たまちゃんとの思い出の話。何度読み返しても胸がぎゅーっと切なくなる。

  • 本編ラストの「小川」の話。たまちゃんとの友情の話がとても良い。この人の観察眼、客観的視点、シンプルな文体は本当に素晴らしい。何故か年末になると読みたくなります。

  • ももこ かわいい子だねー

  • このシリーズ3作とも読み終わりました。
    さくらさんは、おじいちゃんの事を好きではなかったと聞いた事があったけど、この本を読んで何となく感じました。
    友蔵のようなおじいちゃんが欲しかったって聞いたけど、たしかに理想なおじいちゃんだなと思う。
    最後の方もあったけど、
    まるちゃんは漫画家の道へ、たまちゃんは留学へ。とても素敵だなって思った。その後もたまちゃんと仲がいいのかわからないけど、小学校からの仲で私も25年くらいの友達がいるけどいつも重ねてしまう。

  • 父ヒロシが出てくると嬉しくなる。いいキャラクターだよなぁ、ほんと。

    初めて「風呂で歌をうたう」を読んだときは、ついついプププッと吹き出してしまった。面白い!小さい頃の話をこんなハッキリ覚えてるもの?っていう疑問は無視しましょう。

  • 小学生のころのさくらさんの話。

    前半のエッセイでは、お母さんを中心に誰かしらが怒っていて、こんなにお説教の話ばかり続けなくても、と思ってしまった。ホテルに数日間缶詰状態で書き続けるとのことだったから、同じ雰囲気のエッセイが続いたのかな。
    屁理屈を言い続ける小学生のさくらさんよりも、娘を叱るお母さんのほうの目線に近づいてきてしまったのかもしれない。自分だけ大人になって取り残されてしまったようでさみしい。

    父・ヒロシはあいかわらずまったくブレていなくて偉大だった。お母さんが怒り続けようが、さくらさんの忘れものを学校まで届けるように言いつけられようが、にやつきながら「やいやい」と言い放つ、いつも通りの父・ヒロシだった。
    さくらさんが紙芝居屋で散財してしまったときも、叱るのではなく、「もったいねー。ラーメン食えるじゃん」と言うだけ。
    だらしなくて、覇気もぜんぜんないけど、いつも変わらないってすごいこと。さくらさんのエッセイの家族の話が面白いのは、父・ヒロシのおかげだ。


    ・あとがきに出てくる、ホフディランが歌うコジコジの曲。いまも色褪せない名曲。
    https://www.youtube.com/watch?v=yHM7TSoO0ig

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著者プロフィール

1986年からマンガ雑誌『りぼん』(集英社)で連載がスタートした「ちびまる子ちゃん」の作者。1990年からはフジTVでアニメ化され、超人気番組となる。『まるむし帳』(集英社)は唯一の詩集。

「2019年 『さくらももこの詩による無伴奏混声合唱曲集 ぜんぶ ここに2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

さくらももこの作品

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