the straight story ストレイト・ストーリー

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (104ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087752663

感想・レビュー・書評

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  • 73歳の老人が500キロ離れたところに住む兄を訪ねて旅に出る。車は運転できないから、芝刈り機でトレーラーをノロノロと引っ張っていく。数週間後、老人は兄と再会する。

    ---------------------------------------

    喧嘩して10年口を聞いていない兄と再会するために、何週間もかけて芝刈り機で進んでいく老人の話だったが、キルドーザー事件を思い出さずにはいられなかった。

    【キルドーザー事件】
    アメリカで工場建設に反対した男性が、改造したブルドーザーで町を破壊した事件。

    芝刈り機で旅をする話は心温まる話で、キルドーザー事件は背筋が凍るような悪夢だからだいぶ違う。けれど、思い詰めた成人男性が異様なことをし始めるという点においては、似ていたのかもしれない。

  • 73歳のアルヴィンは最高時速8kmのトラクターで旅に出た。
    大切な「何か」を手渡すために。

  • 過去にいろいろあったけど今を精一杯生きようというのを感じました。
    英語版もついてていいと思います!

    映画も気になりました!

  • やっていることは無謀だが、短く読みやすい。ほっこりするストーリー。

    出版当時、映画化もされて読みたかったがタイミングを逃してこの時期になった。

    描かれていない部分もたくさんあって、決して親切だとは思わないけれど、小説なのでそんなもんでいいと思う。

  • 映画を薦められて観たけど、あまり… だったストレイトストーリー

    読んで良い本だなーと思ったけど、また読みたい!とは思わないかな

    英語も一緒に1冊になっているので子供とかのプレゼント用には良いかも。

  • この本何回読んだかな。

    図書館で見つけるたびに手に取ってしまいます。

    何が好きなのか言語化できないんだけど、でも好き。誰もが何かしら抱えながら、でも自分なりの生き方で生きてく…人間のすばらしさを感じます。

    映像もよかったなー。また観よう♪

  • 映画も観たくなった。

    見方によればドラマになるようなエピソードも淡々と、誰にでも、どこにでもあるありふれた日常の一コマであるような書きかたがよかった。そこから何か教訓らしきことがうまれた、ということもない。ただ人がいてそこに人生があって歳を取って、弱って、若かりし頃を思い出す。ことのサイクル。

  • イラスト、ストーリーともに良いです。じわじわ温まる。
    おじいちゃんがかわいい。
    映画も良かった。

  • トラクター旅行記
    インディアン
    兄弟仲直り 精霊

  • ゆったり。
    まったりぢゃなく、ゆったり。

    映画も良い。

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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