- Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087752694
作品紹介・あらすじ
東京で大学進学を目指す原岡凛一。京都の大学でフットボール部のOBとして活躍する氷川享介。二度とない、ふたりの季節を描く書き下ろし長編小説。
感想・レビュー・書評
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前作(?)を読まずにこちらから読んでしまいました。
きらいぢゃないな~。関係作品も読みたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
凛一シリーズ3。
正午、トラブルがあり凛一と同居することになる。
凛一、都合よく頼られて、疲れてしまう。自分にできるだけのことはしよう。って、健気だな。 -
千迅さんの言葉は厳しいけど、正しくて悔しくなる。
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凛一シリーズ3作目。異母兄弟の千迅登場。水面下で、千尋と千迅が凛一を取り合っている感じが素敵。正午が病んだ過程、それに関わる凛一の心の成長過程が描かれている。おわり、氷川君とついに結ばれたのかな。それにしても皆キス魔。
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少しずつ長野さんの文章に慣れてきました。
爽やかな緑の印象で、静かに笑わせる世界観。
ただ、凛一もてすぎじゃないでしょうか。主人公がもてるのは好きですが、男も女もとっかえひっかえ(笑)。 -
読み終えてから、続き物であることを知りました。
一巻から読み直してきます。 -
「白昼堂々」、「碧空」に続く第三作。
高校三年生になった原岡凛一は、京都のK大の受験を考えていた。
そんな時、凛一の従弟にあたる正午が、家出をして凛一の元に転がり込むという騒ぎが起った。いつも家族に囲まれ、頼るべき兄の暁方もいる正午に、つねに妬ましさを抱いていた凛一だったが、自分に助けを求めてきた正午を救いたいと思う。しかし一方では、凛一自身も氷川享介への思慕を持て余し、行き詰まっていた。
今回も分かりにくい愛情を抱えて、人々は凛一を導く。「白昼堂々」から読み継いでくると、ここで一つの答えが出たような印象。 -
凜一シリーズ第三作
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凜一シリーズ3作目。
氷川と凜一の関係はほんとにあやふやで、どこかが崩れてしまえばそのまますべてが終わってしまうような雰囲気に包まれているのだけど、それが少しだけうつくしいと思えてしまう。すごく、ああこの話に出てくる主要な登場人物ってなんかどっかえらく歪んでるよなあ、としみじみ思った。すごく丁寧な感じがするのに、後々考えてみると、それはちょっとないよなあ性悪っていわれても仕方がないんじゃなかろうかと思ってしまう。けれど、この雰囲気に呑まれるとそんなこと考える隙がなくなるのかもしれない。
そしてやっぱり千尋兄さんがすきだということを改めて思った次第。省子の頚の話はそうなんだよなあと納得してしまった。わたしも初対面のひとを見るとき、頚から見てしまうタチなので。
(168P)