M8 エムエイト

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 209
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (400ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087753387

感想・レビュー・書評

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  • 災害3部作の第1作目。阪神大震災の教訓を生かして東京直下型地震に対応できるのか?
    コロナが蔓延する今だからこそ、この災害小説を読む価値があると思う。

  • 地震予知と地震後の学者の奮闘。救助の場面もあったが、そんなに緊迫したものではないような気がしました。・・・読み終わって数時間後に、グラリと来て身構えました。

  • 読み終わって1番に思ったことは、防災用品点検しなくっちゃ!です。
    来ると言われてる大地震ですが、私はまだその本当の意味の恐ろしさを知らないんですよね。
    主人公たちが懸命に訴えてることを聞き流してしまう愚か者の部類に属してしまうだろうと思いました。
    そんな意味でもハッとさせられる一冊でした。
    正直、最初は漢字の多い固い文面になかなか進まないもどかしさもあった。
    面白かったかと聞かれたらそうでもなかったと答えてしまうが、読んで良かったか?と聞かれたらYesと答えるだろうな。

  • 予知に関しては、「可能性が高い」くらいの
    情報を公開して個々の判断に任せればよいと思う。
    小説としてはあまり・・

  • 「首都感染」に続いて高嶋哲夫著の小説は2冊目。これもなかなか面白かった。
    311以前の作だが神戸震災を参考にしているらしく、とてもリアル。物語はポストドクターの地震学者見習いの主人公が、神戸震災を予知し損なった元教授と東京地震を予知して政治家や地震予知連などに働きかけるという話。ストーリー中盤で実際に自身が発生し、災害パニック物の迫力も加わる。多くの現場でそれぞれがヒーロー的な活躍をする。災害時だけではなく、人生とはそんな「誰もが主役」的な、小説のようなものかもしれないと思いつつ読んだ。
    最初から最後まで読者を惹きつける内容であった。

  • いつか来る東海、東南海、南海の連動地震。
    でも来てほしくないと願うだけです。

    この本の様に被害者が少なく済めば良いのですが。。。

  • 東日本大震災を受けて関心をもった1冊。
    不可能と言われる?地震予知をもしすることができるようになったら・・・というストーリー設定はこれからの未来を象徴しているようでリアルな感覚で読み進めていくことができました。。

  • 2004年に発行されたものですが、妙なリアルさにうわっとなりました。瀬戸口さんや遠山さん、漆原さんの存在しない現実で、リアルの首都直下型地震が起こったら…怖っ。官僚や政府のお役人も、こんな物分りいい人はいなさそうだから、ものすごく悲惨なことになるんだろうね…。

  • 「もし東京で大震災が起きたら」
    東日本大震災が起き、東京でも大震災が起きるかもしれないと言われている今こそ読むべき本だと思う。
    とても良いシュミレーションになると思う。

    終盤の内容が微妙だったので星×4(残念・・・)だが、お勧めできる本である。

  • 随分前に楽しく読ませてもらった

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著者プロフィール

一九四九年、岡山県玉野市生まれ。九四年「メルト・ダウン」で第1回小説現代推理新人賞、九九年「イントゥルーダー」で第16回サントリーミステリー大賞・読者賞を受賞。他に『ダーティー・ユー』『ミッドナイトイーグル』『M8』『TSUNAMI津波』『東京大洪水』『風をつかまえて』『乱神』『衆愚の果て』『首都感染』『首都崩壊』『富士山噴火』『日本核武装』『神童』『ハリケーン』『官邸襲撃』『紅い砂』『決戦は日曜日』など著書多数

「2022年 『落葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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