オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ 東京バンドワゴン

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087754001

作品紹介・あらすじ

堀田家に春がきた。勘一のひ孫たちも大きくなり、中学3年の花陽は受験生、夢に向かって猛勉強中。研人は中学校に入学、大好きな音楽の練習に打ち込む毎日だ。いつもながらの目まぐるしい日々の中、一家にとって大切な人の体調が思わしくないことが分かり…。

感想・レビュー・書評

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  • 子供たちの成長が著しく堀田家は益々にぎやかになっていきます。様々な出来事が起こりますが万事良いように解決していくところがまさにホームドラマという感じで面白いかったです。

  • 盛り沢山。
    研人くん大人で感心しちゃいました。私も亜美さん同様、ボーイズラブを疑ってしまったけど、まさか東京バンドワゴンでそれは無いだろうと。
    「歩かなきゃ、動かなきゃ駄目です。
    そうしていけばきっといつか、傷は癒えるものです」
    強く心に残りました。

  • 巻頭の人物関連図の複雑さが巻を追うごとに更に複雑になっているなぁ。(笑)
    「大いなるマンネリ」は大ヒットTVドラマの肝要ともいえる要素だから相も変わらずドタバタな日常は「お約束」かな。
    多すぎる登場人物もサチおばあちゃんのナレーション(笑)によって判りやすく説明されてるし、「ごく普通」に面白い。楽しい。
    小説内でもちゃんと時間が進行して花陽ちゃんは受験生だし、研人君も将来を考える年頃になるあたりが嬉しいですね。

    次巻以降への伏線も残されているけれど、登場人物たちは大体「納まるところへ納まった」感があるので、この後どんな事件が起こるやら。

    • 長老みさわさん
      「オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ」をwikipediaで調べてみたらびっくり。

      <---以下内容に触れます--->


      フレーズをヒントに作...
      「オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ」をwikipediaで調べてみたらびっくり。

      <---以下内容に触れます--->


      フレーズをヒントに作った曲がヒットして、その分け前云々という経緯のある曲だったのですね。
      その話がこういう風に本編に取り込まれているとは!
      そして我南人さんの『life goes on』の意味がここにあったとは!

      http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%80%81%E3%82%AA%E3%83%96%E3%83%BB%E3%83%A9%E3%83%BB%E3%83%80
      2011/09/07
    • 酔仙亭さん
       マンネリは、「本家」がないとマンネリになりませんものね。
       本シリーズ、おもしろうございますね。
       lまんねりでもよろしいので、作者飽...
       マンネリは、「本家」がないとマンネリになりませんものね。
       本シリーズ、おもしろうございますね。
       lまんねりでもよろしいので、作者飽きずに続けてほしいと思います。あんまり、人物関係複雑にならず。
        「サチおばあちゃん」、ナレーション、誰がいいかなぁ。と。加藤治子?ふむ?
      2011/09/19
  • 堀田家ヒストリー、6冊目。
    一応「日常の謎」らしきミステリ部分はあるものの
    だんだんどうでもよくなってきた(笑)
    普通の小説感覚で読んでますなぁ。

    今回は研人君の友だちとの喧嘩?問題や
    青の映画出演と
    それにともなうバンドワゴンのロケ問題
    我南人と後輩の間の曲の盗作問題など
    あいかわらず何やかやと持ち上がる一年です。

    そして、きちんと時を重ねているからこそ
    新しく登場する人物も、退場する人物もいるのね。

  • 小路幸也さんの東京バンドワゴンシリーズ第6弾「オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ」読了。かんなちゃん、鈴花ちゃんを加え、ますます賑やかになった堀田家の面々が織りなすハートフル物語。春夏秋冬、季節を彩る植物、下町の人々、動物たち、サチの温かい語り口によって説明を交えながら物語は進みます。林檎による謎解き、映画騒動、不審者の噂話、そして、ストーキングなど、毎度のことながらイベント盛りだくさん。堀田家の成長、変化を楽しみながら、時にウルウルして読みました。今後の展開が楽しみ。良かった♪

  • うまく行き過ぎの感じはしますが、好きな家族です。

  • このシリーズは、一冊がそのまま一年になっているので、何冊か前に生まれたかんなと鈴花も冊を追うごちに成長してゆく。思わず、「あー、大きくなったなあ」…まるで親戚の子を見るような感慨を物語の登場人物に抱くことなどあまりないのではなかろうか。そのような感覚を抱かせてくれるこのシリーズは得難いものだ。

    今回も、ほぼ固定のキャストながら、彼らと彼らを取り巻く人間たちのエピソードが時にほろりとさせながら描かれている。安定の世界観がうれしい。自分はギターを弾くのだが、この物語のせいで、自分とギターの間のスタンスが変わりました。
    たかが小説、されど小説。

  • シリーズ6作目。読み始めは、登場人物の紹介やら一家団欒の食事風景やらのお決まり事でもたつくんですが、事件の香りが出始めると、ぐぐっとね(*^_^*)巻も進みそろそろ終息方向かと思いきや、大家族&義理人情の堀田家に集まる人々の人生には常に波乱が待ち受けていて、それをあったか〜い感じにまとめあげてくれるんでやめられません♪

  • 楽しみにしてた東京バンドワゴンシリーズ!!!
    相変わらずの家族の皆さん、そしてその成長ぶりに癒されます。
    にぎやかな朝食風景、ちょっとしたミステリー、そして溢れるLOVE。もうおなかいっぱいと思ってもいつまでもシリーズが続いて欲しいと祈らずにはいられません。

  • 東京バンドワゴンシリーズの最新作。
    この作品本当に大好き!
    サチさんと一緒に堀田家のみんなを見守ってるような気分になります(笑)

    核家族が増えた現代だからこそ、こういう大家族(おじいちゃんから曾孫まで)の温かさと賑やかさのある作品が良く思えるのかもしれません。

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著者プロフィール

1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である「東京バンドワゴン」シリーズがテレビドラマ化される。おもな著書に、「マイ・ディア・ポリスマン」「花咲小路」「駐在日記」「御挨拶」「国道食堂」「蘆野原偲郷」「すべての神様の十月」シリーズ、『明日は結婚式』(祥伝社)、『素晴らしき国 Great Place』(角川春樹事務所)、『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。

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