どーしたどーした

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著者 : 天童荒太
制作 : 荒井 良二 
  • 集英社 (2014年1月6日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087754148

どーしたどーしたの感想・レビュー・書評

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  • これは絵本のスタイルですが内容は児童書ですね。
    文章の量が多いし、低学年以下の子は理解できる子も、
    または理解できずとも感性で受け止める子もいるでしょうが、難しく感じる子が多いのじゃないかなと感じました。大人が一緒に読んであげる絵本ですね。

    最初はちょっと私にはゼンは面倒な子に感じられました。皮肉れた大人ですからね(笑)
    でもこの子の純粋さや素直さや繊細な部分がどんどん伝わってくると切なくなりましたね。
    こういう風に自分以外の人と関わろうとする人が大人も子供も少なくなっている世の中になってきているかもしれません。この子を面倒、と最初に感じた自分もそんな大人の一人になってしまっているのかも、と読後ちょっと反省しました。

    天童さんの訴えたいこと、そして伝えるスタイルは変わりません。壊れてしまってもおかしくない事柄にいつも真正面から向き合っている、とても強い人だなぁと思います。大人は子供のことについては面倒がって逃げてはいけないのですね。

  • “ひとことで言うと、うるさい子”
    「どーした」が口癖の小学生、ゼンくんのお話。
    彼は、自閉症スペクトラムとかってことなのかな?
    虐待を受けているミツくんとの友情の話。

    ミツを助け出したシーンと、手紙のシーンで、6歳の息子が号泣。
    きっと虐待とか自閉症とか、状況はよくわかっていないのだろうが、なんか泣けてきたらしい。

    個人的にはゼンくんの「どーした」のおかげで救われる人がいるという、この設定に感動。
    橋の上の男の人の件とか。
    ハロウィンのメイク、おなかマンプクの顔、とか表現の仕方がまた良い。

  • 絵本にすれば伝わるというものではないと思う。

  • あの、「永遠の仔」の・・・!
    あなたさまでしたか。という気持ち。

    文字がおおめの絵本。
    子どもも読めるし、大人も読める。
    大人のわたしが読んで、すごくおもしろいと思ったの、子どもはどう感じるのかな、私はね、冒頭も、中盤も、ラストも、好き。

    絵が合ってる。とってもかわいくて、しゃれてて、明るくて、いい絵本だな。

  • 5歳の娘の寝る前のご本のために図書館で借りた10冊の中の1冊。
    親から見るとこの内容は、、と思えてしまうところが多々あった。しかし、娘は娘なりの受け止めかたをしたようで、これなに?とか、なんで?とかの質問はほとんどなかった。気に入ったようで、一週間で自分だけでも4回は読んでと頼まれた。
    大人は大人なりの、子供は子供なりの理解があるんだなと感じる。
    この本を読んで、やっぱり絵本は読んであげるものなんだなと思った。黙読でサッと読んだときより、声に出して読んだ時のほうがじっくり話に入ることができた。良い経験だった。
    しばらく家族間で「どーした」と聞くのが流行した。

  • 絵本という毛皮を纏った小説だった。
    天童荒太の作品は、そのほとんどが個人の属する組織の崩壊に焦点を当てるが、この作品もまさにそれ。最もシンプルにしたものかもしれない。
    彼はきっと死ぬまで書き続ける意味を、必要性を感じているのだろう。

  • [墨田区図書館]

    絵が子供による図柄のようにひょうきん?だし、題名から展開されるぼくの様子もいかにも、な子の描写なので、このまま進むのか、と思いきや、ひとたび僕が街中に出たあたりから展開は人助け的な心温まる人との絆的な話に。

    ただ、読んでいても思ったけれど、多少最初の見開き3ページぐらいの展開(本文)がくどいかなーーーー、という感じなので、「どーしたどーした」の意味と雰囲気、ぼくの煙たがれようが理解出来さえすれば、最初の方は多少とばし読みしてもいいかも。

    ただ後半は、家庭内暴力や再婚、同棲といった社会現象の問題を背景に、近所や教師の無関心さ、役所の煩雑さと型通りの対処など、各所の問題点も織りこんで描きながら、ぼくという無邪気で好奇心旺盛な子供による問題解決を描いていくので、恐らく高学年の子の方が多少理解し、響くものがあるかも。

  • 知人の紹介を読んで、読んでみたい!と購入。
    大人向けの絵本ですが、そういうのも1つのジャンルだと思ってるので、期待通り、期待以上♪
    難しいとは思いつつ、読み聞かせ等にも生かしていきたいと思ってます(^^)

  • 読んでいるうちに どんどん 引き込まれていく。最後のページの あとがきで そうか~元小説家さんかぁ~と納得。

  • 「悼む人」の著者天童洗太
    どんな絵本かなと興味をもった
    でもお話しだった
    明るい荒井良二さんの絵で流れていくけれど
    子どもに受け入れられるかな
    閉塞感のある現実に一石を
    ≪ くりかえし どーしたどーした 人の輪で ≫

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どーしたどーしたの作品紹介

ゼンは元気のいい小学三年生の男の子。気になったら誰にでも「どーした」と声をかける。ある朝、ゼンは青黒い顔をした、同じ学年の少年ミツに出会うが…。名コンビが贈る現代へのメッセージ絵本。

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