どーしたどーした

著者 :
  • 集英社
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本棚登録 : 159
感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (48ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087754148

感想・レビュー・書評

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  • 読み聞かせにおすすめです!妹に読んだのですが、声に出すだからこそ感じることがありました。

  • “ひとことで言うと、うるさい子”
    「どーした」が口癖の小学生、ゼンくんのお話。
    彼は、自閉症スペクトラムとかってことなのかな?
    虐待を受けているミツくんとの友情の話。

    ミツを助け出したシーンと、手紙のシーンで、6歳の息子が号泣。
    きっと虐待とか自閉症とか、状況はよくわかっていないのだろうが、なんか泣けてきたらしい。

    個人的にはゼンくんの「どーした」のおかげで救われる人がいるという、この設定に感動。
    橋の上の男の人の件とか。
    ハロウィンのメイク、おなかマンプクの顔、とか表現の仕方がまた良い。

  • 始めは『なんて面倒くさい子だ

  • 2018.12
    ぽちゃくんが もう少し大きくなったら、今度はぽちゃ用に借りたい。

  • あの、「永遠の仔」の・・・!
    あなたさまでしたか。という気持ち。

    文字がおおめの絵本。
    子どもも読めるし、大人も読める。
    大人のわたしが読んで、すごくおもしろいと思ったの、子どもはどう感じるのかな、私はね、冒頭も、中盤も、ラストも、好き。

    絵が合ってる。とってもかわいくて、しゃれてて、明るくて、いい絵本だな。

  • 知人の紹介を読んで、読んでみたい!と購入。
    大人向けの絵本ですが、そういうのも1つのジャンルだと思ってるので、期待通り、期待以上♪
    難しいとは思いつつ、読み聞かせ等にも生かしていきたいと思ってます(^^)

  • 前知識もないまま手にとったのでとにかく驚いた。深すぎて。子ども向けに見せて、や、子ども向けなんだけど、テーマが児童虐待なもんだから。
    どーした、どーした。って聞いてあげて助けてあげるのはとても大事。ゼンの素直すぎて真っ直ぐすぎなところに泣けた。あの子を救えてよかったなと。味方であるはずの先生も相談所も、ご近所さんさえも動くに動けない世の中なのはもう大人にので分かるけど、こういうどーした、という言葉で救える強い勇気が、今の世の中とてもとても大事なんだなと痛感した。
    天童荒太さんの文章が荒井さんの絵に妙な具合にハマっていて、良質な絵本でした。これは手元に置いておきたい。

  • 天童荒太という作家がまだ日本にはいる、と思うだけでもう少し頑張って生きていようと思えます。物語を書いていて、きっと誰より天童さんが苦しいと思う。でもそこから逃げない天童さんを尊敬しています。

著者プロフィール

天童 荒太(てんどう・あらた):1960(昭和35)年、愛媛県生まれ。1986年「白の家族」で野性時代新人文学賞受賞。1996年『家族狩り』で山本周五郎賞受賞。2000年『永遠の仔』で日本推理作家協会賞受賞。2009年『悼む人』で直木賞を受賞。2013年『歓喜の仔』で毎日出版文化賞を受賞する。他に『あふれた愛』『包帯クラブ』『包帯クラブ ルック・アット・ミー!』『静人日記』『ムーンナイト・ダイバー』『ペインレス』『巡礼の家』などがある。

「2022年 『君たちが生き延びるために』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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