失踪.Com 東京ロンダリング

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著者 : 原田ひ香
  • 集英社 (2016年9月5日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087754315

失踪.Com 東京ロンダリングの感想・レビュー・書評

  • 原田さんは初かも?東京ロンダリングの続編ですが、1冊目は読んでないのでどんな話だったか分かりません。分かりませんがとても面白かったです。事故物件の部屋に1か月だけ住んで、何事もなかったように次の人に貸す、という仕事。事故物件の説明が必要ということでニーズがある。それに係わる人たちのお話。失踪者を捜す仙道や不動産ロンダリング業を営む相場などキャラクターも面白かったです。東京ロンダリングも読んでみたい。

  • 東京ロンダリングと書いてあったので、図書館から一緒に借りてきた。
    続編みたいだな。
    まぁちゃん辞めちゃったのか。自分のやりたいことが見つかったのであればいいけど、地元に戻ってみたらそうでもなさそう。仕組まれたことだったんだもんね。
    こんな風に人を騙して陥れようとする人たちがいるということか。残念なことだ。これでは誰も信用するなということだな。信用していなければ傷つくこともないもん。

  • 「東京ロンダリング」の続編、というより、初めて書いたという作者の「あとがき」によれば、前作はゼロ地点、こちらが始まりの1、ということになるらしい。
    初めの方の短編は、あれ?という終わり方で、後に繋がってくるのかと思いきや、そうでもなく、次第に懐かしいりさ子さんや亮さん、まあちゃん、相場社長たちの、その後が描かれていて、まあちゃんがとても愛おしくなりました。
    この辺りの絡みは面白く読めました。
    ここでのもう一つの要素、失踪については、失踪者を探す会社を立ち上げた仙道と、その仲間のことが絡んでくるのですが、そのあたりも面白かった。これも東京という大都会に潜む現象なのですね。
    確かに、続編がまだ読みたくなります。

  • 最後がちょっと壮大になり過ぎてて分かりづらかった…。
    けど、事故物件に絡む登場人物が個性的で面白かった。

  • 著者の最初で最後のあとがきにもあったように、これは東京ロンダリングとは別物。
    相場社長、りさ子さん、まあちゃん、亮さんに、また会えたというお話、と思いながら読むことをおすすめします。

    それぞれの話から、最後への回収、なるほどという感じです。

    失踪という言葉には無縁で生きてきましたが、どこにでもありうることなのかも。
    それぞれの登場人物の周辺の出来事は、意外性のあることではないので、ある意味怖いなと思いました。

    今回の主人公とも言える仙道はなかなかのやり手。とても魅力的な人物でした。

  • それぞれ、一つの話として面白くないわけじゃないけど、つながりがわかるまでは、どの話も「それで?」って感じだった。最後も、ちゃんとした解決には至ってないので、ちょっと中途半端な読後感。これは、次があるってことなのかな?じゃないとスッキリしないな。それにしても、りさ子さん、せっかく安定が手に入ったのにね~。

  • 2017年1月西宮図書館

  • 事故物件にまつわる怖い話ではなくやっぱり現実の人間の怖い部分がらみでした。
    人は誰でもふっと消えてしまう可能性あるんだな。生きる難しさを感じつつ帰ってこれる場所ある生き方したいなあ。

  • 本書の1つのキーワードは、「事故物件」である。賃貸アパート・マンションなどで、居住者が何らかの理由で死亡した物件を指す。殺人・自殺・火災などがあるが、近年では孤独死も増えている。こうした物件を次に貸す場合、すぐ後に入る貸借人には「重要事項説明」としてその事実を伝える必要があるが、一度誰かが借りた後はその義務はなくなる(但し、2人目以降の貸借人に対しても、質問されたら答えなければならない)。
    こうした事故物件に、一定期間、人を雇って住まわせ、貸借の既成事実を作ろうというのが、副題にある「ロンダリング」である。一度、貸借されたことになってしまえば、もはやその物件は「事故物件」ではなくなる。本書ではこれを一種の「仕事」として行う人々が登場する。「ロンダリング」が実際に仕事として成立しているのか、都市伝説に過ぎないのかはわからないが、システムとして出来上がっていなくても、単発で自然発生的に起きていそうな話である。
    著者にはロンダリングをテーマとした前著(『東京ロンダリング』)がある。本書にも前著で登場した人々も出てくるが、実質的には続編ではなく、まったく別個の物語である(*実際、既読だった前作の内容を忘れていたが、あまり支障はなかった、と思う)。

    本書のもう1つのキーワードは「失踪」である。
    人は時に、他人から見たらさしたる理由もないのに失踪する。
    人はなぜ失踪するのか。
    失踪した先に、人は希望を見いだせるのか。
    あなたは、私は、失踪などしない、と言い切れるのか。

    主人公や視点を変えながら、8つの短編がゆるりとつながっていく。
    家庭を顧みない夫を持つ妻。普通すぎる自分に自信が持てない新入社員。ふわふわと生きてきたチャラ男。真面目に生きてきたが鬱病を患ってしまった女性。地方出身高卒女子。昔「ロンダリング」をしていた女。失踪者を探す会社を立ち上げた男。
    そこに、「ロンダリング」を取り仕切る小さな不動産屋や、自己啓発本で荒稼ぎする作家、東京オリンピックを前に暗躍する大企業などが陰に陽に絡んでくる。

    舞台は高円寺周辺。さまざまな人が、さまざまな理由で、東京に生き、東京で暮らす。きらびやかで隙がない表の仮面を外した「生活」の場として、絶妙な設定のように思われる。
    個々の物語では、著者自身が女性だからか、女性目線の物語の方が鋭い視点が多いように思う。
    全体としてのストーリー構成は、練り切れていないと感じる部分があり、無理があったり頼りなかったりする点もある。
    だが、はしばしに、「いま」を生きることの寄る辺なさを漂わせ、なかなか捨てがたい余韻がある。

  • 事故物件に一時住む「ロンダリング」をテーマにした連作短編集。最後の章に近づくまでそれぞれに繋がりがあることに気付かないくらい、独立して読んでも十分読みごたえがある。ドンデン返しのような黒幕の設定は必要ないかも。著者の小説は初めて読んだが、次も読みたいと思えた。

  • (2016/12/24読了)
    前作が面白かったので、期待していたぶん、残念感が大きくなったのかも。
    後半に進むにつれ、前作の登場人物の存在感が増していく。驚きほど人の良かった亮さんが、嫌な人になっていたなぁ。今回いい味出していたのは、失跡ドットコムの仙道さん。
    最終話までストンと終わらない短編集。れ読み終えて、だからどうした!って感じ。最後に、それぞれが伏線だったのね〜ってわかったけど、その結果は次のお楽しみってないよね。
    はてさて、次はもう出ているのかな?続編ありきの終わり方をしているのだから、早めにお願いしますよ。

    (内容)
    事故物件に住み部屋をロンダリング(浄化)する人材を斡旋する相場不動産。ある時から、なぜかその関係者が次々と相場不動産を離れていく。背後に妨害工作の動きを察知し、調査を始めた仙道は、とある事実を突き止める。相場と共に、巨大勢力と戦おうと立ち上がった仙道が決断したこととは…。

    (目次)
    うちの部屋で人が死んだら
    君に栄光を捧げよう
    幽霊なんているわけない
    女が生活保護を受ける時
    地方出身単身女子の人生
    失跡、どっと混む
    昔の仕事
    大東京ロンダリング
    あとがき

  • 『東京ロンダリング』が好きだったので是非読まなきゃ!と手にした小説。
    相場不動産やりさ子さん、まあちゃん…前作に出てきた人達の名前を見ると懐かしいような…『東京ロンダリング』の心温まる感じが思い出され嬉しかったのですが、今回の作品は基本的には別物!
    勝手に続編と思い込んで読み始めたので読み始めの違和感は何とも言えない感じで( ̄◇ ̄;)
    これはこれとして楽しませて頂きましたが、やっぱり繋がった続編が読みたかったなぁ〜と残念な気持ちも拭えません(^^;;

  • 私は親を捨ててはいけませんか。続編期待です。

  • 「東京ロンダリング」の周辺の人々の暮らし。

  • 人が死んだ部屋を誰かに1ヶ月だけ住ませて一度浄化させてから人に貸すという仕事をロンダリングというそうです。そして住む人のことを影と呼ぶそうです。原田ひ香さん、2011年の「東京ロンダリング」に続き、2016年9月「失踪.Com(東京ロンダリング)を刊行されました。失踪者・失踪者探しとロンダリング・影を絡ませながらの8話。それぞれの話が微妙につながっていって、段々と面白さが増していきます。ただ、最後が唐突にやってきた感があって、「あれっ、惜しい」と思いました(^-^)

  • なんか好き、ロンダリングに惹かれてしまう。おかしいかなぁ〜
    東京ロンダリングより、ストーリーがあったような、(東京ロンダリングの内容しっかり記憶してないんですけど、)
    一話が終わって、えっ短編だったのか!と思わせて繋がってるって、なんかうれしい。

  • 2016/10/16

    ロンダリング=事故物件に一定期間住み、浄化するお仕事。激動の日々に流され、止まり木のようにロンダリングの仕事に就く。そんな仕事を作りたかった、という相場社長の台詞が良かったな。

    切羽詰まった人たちの描き方が上手すぎて、辛かった。康江にたいする夫の冷遇っぷりなんて友人の話を聞いているようで怖くて堪らなくなった。人生、頑張ってるから報われるわけじゃないんだよな。
    表現描写は☆5
    事件については☆2
    読み取りにくい。

  • 「東京ロンダリング」がよかったので、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ !!!! って感じだったけど、ちょっと思ってた感じと違った。期待値高すぎたか?ww
    連作短編って感じ。んで、ん~?と思いながら読んでいくと、ちょっと不穏な空気もアリ・・・。
    若干、ムリくり?w
    でも、最終章にはぐいぐいと惹き込まれたなぁ~w

    りさ子、いいな。こういう人、なんか好きだな♪

  • 原田ひ香で一番好きなのは別にあるけど、東京ロンダリング、好きだった。これね、続編だと知らずに借りたし、続編というもの自体は好きじゃないんだけど、とてもおもしろかった。最後らへんでぐっと迫る感じが前のも今回のもおもしろかった。

  • デビュー作の「東京ロンダリング」の続編。前作がとてもインパクトがあり、それ以降、原田作品を読み続けているので、本書に対する期待は抑えきれなかったが、その期待値が高すぎたのか、やや物足りなかった。一見、短編集のように見えるが、後に、前の話が繋がってくるとか、構成は工夫されているが、個々のエピソードのインパクトや結末に向かっての話の盛り上がりが弱い。そして、前作を読んでいない人にも分かるように書いたというが、前作にも登場した人物の造形が物足りない気がした。もちろん、これはこれで面白い一冊であるし、前作を知らずに本書から読めば、より楽しめると思うのだが。

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