マスカレード・ナイト

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著者 : 東野圭吾
  • 集英社 (2017年9月15日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (464ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087754384

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マスカレード・ナイトの感想・レビュー・書評

  •  6年ぶりとなる『マスカレード・ホテル』の続編である。2014年に短編集『マスカレード・イブ』が刊行されているが、ホテル・コルテシア東京の山岸尚美と、警視庁捜査一課の新田のコンビが、本格的に復活である。前作『マスカレード・ホテル』は個人的満足度も高かった。このところ、ライトな作品が続いていただけに、本作に対する期待は高い。

     ある事件の犯人が、コルテシア東京での大晦日のカウントダウン・パーティーに現れるとの予告が入った。前作で、ホテルマンに扮し、コルテシア東京で潜入捜査を行った新田は、その実績を買われて、再び潜入捜査をするはめに…。

     このカウントダウン・パーティーというのが、よりによって仮装パーティーなのである。怪しい動きをする客を、片っ端からマークするしかないが、張り詰めた空気はどうしても一般客にも伝わってしまう。捜査員のちょっとしたミスが、苦情を招いたりもする。

     前作で新田の教育係だった尚美は、現在はコンシェルジュを務めていた。潜入捜査の真っ只中にも、面倒なお客様がやって来る。捜査は警視庁に任せるとして、尚美はコンシェルジュとして、どんなリクエストにも応えなければならない。

     無理筋なリクエストに奔走する尚美と、無理筋な捜査に従事する新田たち警視庁。それぞれ無理難題に挑む2人を、並行して描いているのが面白い。行動を共にする機会は少ないが、それぞれのプロ意識と、お互いへの敬意は伝わってくる。新田たちにいい顔をしない氏原も、ホテルマンとしてプロ中のプロであることがわかってきて、興味深い。

     肝心の「予告」の真相は、何とまあ人騒がせな…。利害関係が絡み合った結果、また巻き込まれたコルテシア東京が、気の毒すぎる。尚美のプロ意識が高くて、本当によかったとだけ書いておこう。そもそもの背景が大変デリケートなテーマだけに、やや取って付けたような印象があるが、伏線がきっちり回収されるのはさすがである。

     前作同様に満足したが、東野圭吾ならば当然の安定感と完成度である。この結末では、もう続編は出ないだろうか。新田刑事と尚美は、それぞれ主役級であり、単独でも生きることは、短編集からわかっている。再会したいキャラクターだ。

  • 東野圭吾の新作は高級ホテルを舞台とする
    マスカレード・ホテルシリーズ。前作の「イブ」が2014
    年だから、どうやらこのシリーズのリリーススケジュール
    は3年に1度、ということらしい。もちろん発売日に入手し
    たのだけど、別の本が読み終わらず、ようやく一昨日から
    読書開始。約2日で一気に読み切った。

    大晦日にホテルコルテシア東京で行われる仮装カウントダ
    ウンパーティー、「マスカレード・ナイト」を利用した
    計画犯罪。この情報を察知した警視庁捜査一課は、刑事・
    新田浩介をまたもや同ホテルに潜入させ、いまやコンシェ
    ルジュの位置にまで上り詰めた山岸尚美と共に、犯罪阻止
    に動く、という内容。

    ・・・すばらしい。
    やたらに魅力的なキャラクター陣に加え、伏線の張り方と
    その回収は完璧。怪しい人物は何人も出てくるのだけど、
    僕には最後の最後まで全く犯人の見当が付かなかった。
    東野圭吾の真骨頂とも言える、文句の付けようのないミス
    テリー。ただただ脱帽するしか無い。

    このシリーズが始まってから、コルテシアのモデルとされ
    る水天宮のロイヤルパークホテルにやたら親近感を持つ始
    末。そのくらい大好きなシリーズなので、3年に1度と言わ
    ず、毎年新作を出して欲しい。

    ミステリー好きは必読。とにかく面白いので。

  • さすがの東野圭吾作品で、1日で一気読み。

    このシリーズはホテルの従業員である山岸尚美さんの魅力が光り、その魅力はミステリー部分が翳るほど。

    殺人事件が起きなくても、山岸さんに次々に起こる難問は、それだけで十分な読み物になってしまうほど魅力的に描かれている。

    ホテルマンの話だけでも盛りだくさんなのに、そこへ複雑な殺人事件が絡んでくるのだから面白くないわけがない!

    一点気になるとすればスイトピー。あれは怒りを買わないか??と思ったくらい。受け取り方は人によって色々かもしれないが(^_^;)

    いやしかし、さすがの東野作品。丸1日ドラマを見ているように楽しく過ごさせて頂いた(*^^*)

  • ホテルウーマンと刑事のコラボ再び。『マスカレードホテル』ではお互いの領域に踏み込みながら相互理解を深めていったけど、今作は譲れないところはありつつも、お互いを尊重しあっている感じ。コンシェルジュって凄いと思いつつ、ガチでこんな無茶ぶりされてるのかな、と思うと流石に可哀想になってくる。ご都合主義にならないように伏線を張るのは、当たり前だけどとても大切なこと。その上手さがこのシリーズでは特に良く出ていると感じる。

  • 【状態】
    貸出中(予約0)

    【内容紹介】
    若い女性が殺害された不可解な事件。警視庁に届いた一通の密告状。
    犯人は、コルテシア東京のカウントダウンパーティに姿を現す!? あのホテルウーマンと刑事のコンビ、再び――。

    【キーワード】
    単行本・シリーズ・ミステリー・ホテル


    ++++1

  • 全体としては面白く読めた。すこし展開が間延びした感がしたのと少々犯人に至る過程に無理筋があるのが残念

  • マスカレードシリーズの続編。ホテルに来る人は何かしらの仮面を持っていてその謎に事件も絡めて解き明かす話し。途中から気になって一気読みはさすがの書き方だけど犯人、動機にはもうひと癖欲しかったのでこの評価(^^;

  • 尚美」さんのホテル物語で書いてけばいいんじゃない?
    と、
    思うほどにそっちのほうがおもしろかったな。


    警察がちょっとバカというか、
    無能じゃない?
    仮装というかコスプレパーティーですよね?
    もちろん、
    ホテルで部屋を借りてそこで着替えるのがマナーですが、
    外で着替えてくるなんて想定の範囲内じゃない?
    防犯カメラの意味ぃ~!
    って、
    騒いでたけど想定できてないところが残念すぎてがっかりだったなぁ。
    後半部分に、
    スキの多さを感じて創りこまれてないない感じがしたのが否めない。


    【人間】
    「山岸尚美」さんもですが、
    「新田浩介」も今回はなんだかかわいく書けてる感じがしますね。
    全体的に、
    ピリピリしてないし、
    「新田浩介」もホテルで起こるお客が繰り出してくる無理難題に、
    「山岸尚美」さんがどう解決するのかを楽しみにしすぎてるしな。


    「能勢」さんが活躍しない!
    と、
    新キャラの「氏原裕作」さんは好きなキャラですかぐりん。
    と、
    使い捨てキャラかな?
    「土屋麻穂」さんは次の話しででてくる?
    つか、
    次あるのかな?
    あっち?
    こっち?
    どっち笑


    【観察】
    意外にというか、
    かぐりんを知ってる方にとっては常識なんですが、
    記憶することが苦手です。
    人の顔や名前なんて覚えられません。
    池袋の「BLACK BARTS」さんとか、
    今日も行った「8889」さんの店主さんとかよく顔とか覚えられるなと思う。
    絶対にホテルマンにはなれないかぐりんです。


    人のことをどう観る?観察する?
    職業で違うわな。
    警察。
    ホテルマン。
    占い師。
    そりゃ、
    いろんな観方があるよね。
    と、
    物書き、小説家もどう人を観察するんでしょう?
    なんとなく、
    「東野圭吾」さんってそういうところが苦手なかんじがしたけど、
    このシリーズでそういった側面からのアプローチで書いてますよね?
    麒麟の翼とかでも垣間見れたけど、
    このシリーズで爆発させるのかなって思うからこそ、
    刑事の鑑「加賀恭一郎」に、
    トリックの「湯川学」に、
    あれ?
    「新田浩介」はまだ並べないな。
    いつか、
    「加賀恭一郎」と「湯川学」に並べるようになるといいね。

  • いつも通り読みやすい内容だった。ホテルって色々な理由で利用するんだなーと思った。次回は海外ホテルかな?

  • 2017年09月20日読了。

  • 犯行動機は良く分からなかったけど、やっぱり話の展開が上手いから抜群に面白いね。

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