DEATH NOTE アナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件
- 集英社 (2006年8月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (178ページ)
- / ISBN・EAN: 9784087804393
作品紹介・あらすじ
原作大場つぐみ・小畑健、両先生が熱望した奇跡(コラボレーション)。「あなたはLの伝説(ノート)をみる」。
感想・レビュー・書評
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西尾維新好きで原作読んでれば、楽しめるかと
原作読んでるからこそのミスディレクションもあり楽しめたけど、トリックはやっぱり無理があるな -
2014-22
南空なおみってこんなキャラやったんや。
なんか、本編で出番が少なかったんが勿体ないなー。
彼女の活躍も見たかった。 -
本書は漫画ではなく小説なのだけれど、原作が漫画なので、とりあえず漫画のカテゴリーに入れておく。
執筆者の西尾維新さん…名前をよく聞くし、世間の評判も良いようなので読んでみたかった作家さんの1人である。しかし、最初から西尾さんのシリーズものに手を出すのには抵抗があったので、何かないかと思っていたところ、一時期ブームになっていた『DEATH NOTE』を元にした作品を書いているということを知り、ようやく手元にやってきたのが本書である。やってきた、と言っても図書館で借りてきただけなのだけれども。
本の内容は簡単に言えば、FBI捜査官の南空ナオミ(現在は休職中)が世紀の名探偵Lとコンビを組み、Lの手足となってロサンゼルスBB連続殺人事件を解決に導く推理小説である。このロサンゼルスBB連続殺人事件は、Lが初めて「竜崎」と名乗った記念すべき最初の事件でもある。
思っていたよりも文章が軽妙で読みやすく、しかも事件ごとに手をかえ品をかえ仕掛けられたトリックが凝っていて面白かった。また、漫画や映画でLのイメージ(猫背、目の下にあるクマ、膝を抱えて座る、極度の甘党etc...)を刷り込まれている人が読むと、必ずと言って良いほど言葉巧みに騙されてしまう視覚的なトリックまで仕掛けられていて、最後にはあっと驚くこと間違いなしである。
事件の内容自体は常軌を逸しているというか、自分勝手ではた迷惑過ぎるというか、人間(被害者)を人間というよりもただの記号(B・B)とみなして扱っているような感じがして薄ら寒い気がしたけれど、犯人の生い立ちやら持って生まれた能力やらアレやコレやを考えると、仕方がないような気もする。しかしながら、悪はあくまで悪なのである。正義では救えない人達も、たくさんいるだろう。悪で救われる人達も、たくさんいるだろう。それでも、悪を許してはいけない。正義の力を信じなければいけない。Lが言うように、「正義は他の何よりも、力を持ってい」るのである。なぜならば、正義の力とは、強さではなく、「優しさ」なのだから。 -
初めて読んだ西尾作品でした。本気で小説でこんなに笑ったのは初めてでした。言葉遊びがすごくて、高度な作品だとおもいました。このときから西尾さんに惚れました。
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Lと南空ナオミが出会ったロサンゼルスBB連続殺人事件のノベライズ。
最初手に取って一番に思ったのは、「うわぁ、西尾維新だ?!」でした。
意外や意外。
彼の言葉遊びは好きだけど、果たして彼の描くDEATH NOTEワールドって・・・?と半分ハラハラ、半分ドキドキしながら読みました。
結果、見事としか言いようがないくらい綺麗に罠にハマって、しかも所々笑わせてもらったりもして、当たりでした。
L好きの人へは、ものすごくお勧め。
DEATH NOTE好きの人へは、お勧め。
西尾維新好きの人へも、まぁまぁお勧め。(ただし、原作読んでから読むことを激しく薦めます)
そんな感じの本でした。 -
コミックではちらりと触れられていた「ロサンゼルスBB連続殺人事件」ですね。これはコミックの本編読んでから読むべき……物語としては別物、なのだけれど。コミック全部読んでいた私は、「やられたっ!」と思いました。まんまと引っかかっちゃった。
ミッシングリンク、密室、とミステリとしてもなかなかのお約束要素があって楽しめました。でもくどいようだけど、やはり本編読んでからが一番楽しめますよ! -
「デスノート」事件が始まる前の事件で、主人公は南空ナオミという女性のFBI捜査官です。
ロサンゼルスBB連続殺人事件というのは事件の名前で、犯人が残虐な殺人を繰り返していきます。
そこで、FBI捜査官の南空ナオミがLと一緒に事件を解決に導いていく話。
実際Lは名前だけの存在で、顔を見たことがある人はいない。
事件の協力はしてくれるが、その素顔は絶対に明かさないのがLだった。
南空ナオミも頭がいいが、Lほどではない。
最後はLだと名乗る者が出てきたりと意外なことがあったりします。
そこは読んでからのお楽しみだと思います。
この小説は映画化はされてませんが、読んで損はないです。