フクシ伝説 うちのとーちゃんは三冠王だぞ!

著者 :
  • 集英社
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  • Amazon.co.jp ・本 (164ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784087805857

感想・レビュー・書評

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  • 父・落合博満さんが東洋大学野球部の合宿所を抜け出して、お兄さんに故郷へ連れ戻されるまでの話をもっと読みたいと思いました。

  • 二時間程度で読めるタレント本にして奇書。
    他では絶対に見られない落合博満氏の言動が満載で、研究資料としても秀逸。

  • ここまで開き直れるところが凄いな。

  • 面白いし、落合家の温かさがとても伝わるけど、内容が薄いね。

  • うさんくさいポジティブシンキングの本を読むより、これ一冊読めばOKのはずです。気持ちが軽くなりますし、人を信じてみようという気持ちが奮い立ちます。名著です。

  •  その筋で有名な落合博満・前中日監督の一人息子・福嗣君と落合家の本。
     町の図書館の「個人の伝記」のコーナーにあり、激しく違和感を覚えたのですが、半分ネタ本を読む感覚で借りてみました。

     期待に違わぬ面白さで、第1章から「学校では教えてくれないフクシ史」です(笑)。
     年表形式でフクシ君の人生を振り返るわけですが、

    《2001 14歳 人生初の単身海外旅行
    父・博満さんがロッテ時代に親交のあったレロン・リーさん宅(アメリカ・サクラメント)に約1ヵ月ホームステイ。
    リーさん宅で食べたTボーンステーキの美味さに感銘を受ける。「それまで霜降り肉をよしとする日本の中で育ってきたことが恥ずかしい。本来、肉はこうあるべきだ」と"肉観"が180度変わる。》

     って、これを人生で特筆すべき事項として指摘しているのが素敵すぎる!!!

     週刊プレイボーイでやってたコラム(編集者との対談形式)も読み応えありすぎ!
     片足が壊死しかけてた野良インコに対する信子夫人の大胆な治療の話(#002 フクゴロウさんの動物王国)や、ATMで金を下ろすだけの回(#005 勇気を出して初めての銀行ATM)、はたまた突然マイケルジャクソンへの弔辞が載ってたりとやりたい放題です(笑)。

     他にも面白くて声を出して笑う箇所もたくさんあったのですが、単なるネタ本では終わりません。読み進める内に、僕の中のフクシ君や落合家に対する見方が180度変わっていきました。

     第2章では「フクシ伝説」について本人に本当のところを質問してるんですが、かの有名な「落合家チ○ポ丸出し放尿」事件の真相を知り、昔からテレビのやることは酷かったんだ(そしてその演出に見事に乗せられてたんだ、俺…orz)、と思わされました。

     落合家に人生相談するという第7章では、「付き合って3ヶ月経ち、冷静になって見た彼女がブスだと気づき…」って相談がスゴい!(笑) いや、読んでる方も思いますよ、「相談員に信子夫人がいらっしゃることを知っての狼藉か!」と(失礼!)。
     でも、そんなチンケな発想が浮かんでしまった自分の未熟さを思い知らされました。

    《博満 いいか、これについてはオレが明確な答えを出してやるから、よく聞けよ。
     信子 そうよ、パパ、言ってやれ! 「うちの女房は確かにブスだ」って!!》

     いや、信子夫人、飛ばしすぎ!(笑)

     ただ、この後の回答は冗談抜きで素晴らしかったです。紹介したいですが、これは是非ご自分でご確認いただきたいっ!

     あと衝撃だったのが、フクシ君が高校時代に壮絶ないじめに遭っていて、両膝を金属バットで割られたこともあるという話。いや、それもういじめの範疇を超えた刑事事件です…。
     メディアでは天衣無縫、というより傍若無人で常識の無いガキみたいな扱いをされていました(そのイメージも演出コミなわけですが)。
     しかし、フクシ君は挫折や葛藤・理不尽も味わってきており、その上に今のフクシ君があると知って、改めて「やっぱ大物だわ、フクシ君…」と思わされました。


     世間の尺度からするとちょっと過保護だったり親バカならぬ「家族バカ」な印象も受けますが(失礼!)、それ以上にこれだけ仲の良い家族の姿を見せられると嫌いになれないですよ(いや、元から取り立てて嫌いだったわけでもないんですが)。
     あとがきにある「そもそもボクが週プレでコラムを始めようと思ったのは、ウチの家族に対する世間の偏見を解きたかったからという部分が大きいんだ」という意図に見事にハマってるのかな、俺?(笑)
     でも、予想外に良い本でビックリしました。家族愛をテーマにしたしゃらくさいホームドラマよりはこっちの方が断然グッと来ます!

  • 落合福嗣くんのみならず、落合監督一家を好きになれるかなれないか、を判断する試金石にはもってこいの一冊。
    エッセイーの内容は、福嗣くんのワガママがあふれんばかりですが、それはあえて人を傷つけようとしてのものじゃない(結果的に迷惑をかけてることは間々あるが)。そんな福嗣くんを監督夫妻が愛し、そんな親にたいする福嗣くんの健全な親子愛もよく見える。
    ただ、そんなワガママさを受け付けない人にはどうにもならない一冊であり筆者だろうな、とは思った。個人的には好印象。

  • 久しぶりに超くだらない本を読んでしまった。こういうくだらない本を定期的に衝動買いしてしまうのは何でなんだぜ。

  • フクシ君といえば野球監督の落合博満氏の息子。落合博満氏が好きなので、ついでに読んでみたら面白い! 単なるバカ話だけと思ったが、素晴らしいまでの落合一家の家族愛があった!本当の家族ってこういうものなんだな、と感動します!

  • そーいえば、かあちゃんはとーちゃんから年に5回以上誕生日プレゼントを受け取ってるよね。

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